あらすじ
下級貴族の令嬢・フィリーネは、この国の第一王子・リーンハルトに突然求婚される。社交界入りもしていないフィリーネは戸惑うばかりだったが、「貴女がいい」と真摯に請われ、その申し出を受けることに。慣れない王宮での暮らしのなか、フィリーネとリーンハルトの距離は近づきそうで遠いまま…。なんと、リーンハルトには大きな秘密があったのだ…。亡くなった婚約者を愛し続ける王子と、その婚約者と瓜二つの令嬢との契約関係が始まる――。
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義妹の付き添いで赴いたパーティーで偶然第一王子・リーンハルトと出会ったフィリーネ。
「死神」と恐れられるリーンハルトに求婚され、婚約者となったが、
彼は死別したフィリーネそっくりの元婚約者が忘れられず…!!!
父と継母から疎まれ、義妹からは嫉妬される針のむしろだった日々から一転、
豊かな王宮での暮らしに戸惑いながらも楽しみを少しずつ見つけていくフィリーネが本当に健気!
まだ自分の悲しみで手いっぱいでフィリーネの気持ちはお構いなしな様子のリーンハルトですが、
自分のことを「リーン」と呼ばせたり、不用意な発言を後悔したりまんざらでもなさそうな…???
「死神」という異名が怖すぎるのですが、
きっと何か深いワケがあるに違いないと思わせる孤独と繊細さが垣間見えます。
クールだけれど味方になってくれそうな侍女のアリア、一言も二言も多いリーンの友人たちなど
周囲のキャラも濃くて楽しい一作。
2人がゆっくり距離を縮めていく様を一緒に見守りましょう!
感情タグBEST3
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優しい2人♡
いつも思うけど、フィリーネもリーンもお互いを思いやっている感じが伝わるし、上品で優しい♡
クリスティーナの代わりではなく、少しずつフィリーネ本人に惹かれている感じがして読んでるこっちも嬉しくなる。
お互いの気持ちに気付き始めた様子、、でも伝えられない…切ないです
クリスティーナとフィリーネの違いがハッキリと分かりだしてきたリーン様だけど、、フィリーネが最愛の人になるのはまだまだ先なのかしら
健気なフィリーネ
虐げられてた令嬢フィリーネではあるが、決して弱く無く、前向きな素敵なキャラクターだから、はやく幸せになって欲しいと思う
思い出の場所
フィリーネの舞踏会デビューのシーンはほぼ省略されていますが、国王夫妻に挨拶はできたようです。後日、東屋にいると雨が降ってきて、またもや彼女は濡れてしまいました。それを見たリーンハルトは少し驚いています。クリスティーナの死に関係があるのでしょうね。数日して父から手紙が来て、彼女と亡き母との思い出の場所である離れが取り壊されることを知りました。彼女の様子がおかしいことに気づいたリーンハルトが訪ねてきて理由を問うと、彼女の思い出の場所がなくなってしまうと告げ、思わず涙しました。本当に少しずつではありますが、リーンハルトも彼女のよさに気づき始めているのでは?
匿名
フィリーネが健気すぎて…
リーン様はフィリーネがクリスティーナ様に似ていたから婚約者にしたんだろうけど、二人の距離も変わってきててもなんだか頑なでフィリーネが不憫です