渡辺明のレビュー一覧

  • 増補 頭脳勝負 ──将棋の世界

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    『将棋の渡辺くん』でも知られる渡辺明棋士の本。対局中に何を考えているのか、どのような駆け引きがあるのか、棋士の仕事は何か(対局だけではない)、さまざまな研究方法のメリットとデメリットなどが、論理的に述べられている。

    自戦記が3本掲載されているが、これも対局中に考えていたこと、後悔したこと(著者も言うように、本当は対局中には後悔してはいけないのだが…)などが率直に書かれていて、面白い。

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    2024年10月08日
  • 将棋・ひと目の手筋

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    初級者〜中級者の入口くらいの棋力の人向け。
    そのレベルの人にとって名著かと。ここに載っている手筋は見たらパッと手が思い浮かぶくらいになるまで何度も繰り返し解きたい。

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    2021年09月27日
  • 勝負心

    購入済み

    棋士の頭の中

    文章自体が読みやすく、内容もとても充実していました。
    渡辺三冠の人となり、棋士としての考えや心がけを知ることができました。
    過去の対局で考えていたこと、勉強方法など、棋士の頭の中を覗けたようで買って良かったと思いました。

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    2020年07月10日
  • ボナンザVS勝負脳 ――最強将棋ソフトは人間を超えるか

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    著者二人の違いがおもしろい。
    特に保木邦仁氏の学者ぶりがおもしろいというか、ものを見るセンスが自分と似てるかも。ドラマ「ガリレオ」の主人公にも似てる気が…

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    2018年10月10日
  • 勝負心

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    意外なほどに渡辺前竜王の殊勝な内面が垣間見えて良かった。
    羽生がいなければ記録の面ではもっとすごいものが残せたはずなんだけど自分を高めてくれる存在と考えるところがやはり非凡。

    竜王も失冠し、年齢も30になりこれからますます深みを増して行くだろう。

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    2014年01月31日
  • 勝負心

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    羽生論と言ってもいいほど分量が割かれてる。渡辺竜王の考え方も参考になり、素晴らしく面白い読みものであった。

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    2013年11月23日
  • ひと目の詰み筋 初級編

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    詰む将棋もあるが、まずはこれでなんてづめまでが自信があるかをチェックして、自信のない手数から始めればいいと思う。

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    2013年11月11日
  • ひと目の詰み筋 初級編

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    驚愕の問題数。しかしながらサクサク解いて悪い気分はしません。初級者は勿論、有段者もトレーニング用にいいのではないかと思います。

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    2012年05月19日
  • ボナンザVS勝負脳 ――最強将棋ソフトは人間を超えるか

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    初めてプロ棋士と平手で対戦したコンピュータ将棋ソフト「ボナンザ」開発者の保木氏と、対戦した渡辺竜王それぞれの思い。対談もあるが、これはかみあってない。あまり将棋に詳しくない開発者の割り切り開発手法がすばらしい。美しくはないが数学的なアプローチとしては正しい選択だろう。大局観のようなものがないのだそうだが、これも、流れを評価する手法が生まれれば対応可能なのでは?(難しいのかな?)将棋を指さない自分にとっては、面白い内容だった。

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    2009年10月07日
  • 天才の考え方 藤井聡太とは何者か?

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    中学生棋士である加藤一二三と渡辺明の考え方や将棋感を綴った一冊。

    2人の対談も含めて勉強になった。

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    2025年02月23日
  • 宗桂~飛翔の譜~ (1)【電子限定特典付き】

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    安永四年(1775年)、江戸時代、実在した将棋指しの物語。

    幕府公認の『将棋御三家』。その筆頭本家当主・九代目 大橋宗桂を巡る将棋ドラマ。

    ・桔梗屋
    ・浦見
    ・お香
    ・家治
    ・鬼外

    徳川家治や平賀源内、田沼意次など、実在の人物がいろいろ登場します。
    目隠し将棋というのもあるんですね。

    渡辺明棋王の監修なんですね。
    紙面に登場する棋譜や、各人物の将棋レベルの設定など、いろいろ考えられていますね。

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    2023年04月30日
  • 天才の考え方 藤井聡太とは何者か?

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    加藤一二三と渡辺明のインタビュー、対談。
    どちらもデビューが中学生の天才棋士。

    インタビューも個性がでていて面白い。
    渡辺明は論理的に分析している。
    加藤一二三は達観した哲学者のよう。

    インタビューの言葉に垣間見れる、厳しい世界。
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    一四歳でプロになるような人間は、初段、二段、三段と進んでいく間には一手を指すのに三分以上考えるようなことはまずない。プロになるだけの資質があるならそれができる。逆にいえば、子どもの頃から一手一手、長く考えているようでは、プロにはなれないということだ。
    (加藤一二三)
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    プロ棋士になれるような子は、将棋を覚えた直後からその片鱗を見せるものだ。そ

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    2021年02月21日
  • 天才の考え方 藤井聡太とは何者か?

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    加藤一二三さんと渡辺明さんが、それぞれの将棋観や昨今の将棋界のトレンドを語る内容。
    ひふみんは引退した今も将棋に対する並々ならぬ愛情や情熱、誇りが文章から溢れだしている。将棋の奥深さや魅力を感じる。
    渡辺明さんは文章に無駄がなくて、誰にでも分かりやすく言語化している。こちらは冷静に将棋を研究して向き合っているタイプなんだなと。
    藤井聡太さんを含めいろんなタイプの天才が将棋界の物語を作ってきたことがわかりとても楽しかった。

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    2020年09月27日
  • ボナンザVS勝負脳 ――最強将棋ソフトは人間を超えるか

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    ボナンザのストーリーはもちろん面白い。それとは別に著者が語っている科学的思考についての考えも面白い。科学的思考を取り入れるだけで人に騙されにくくなる。
    役に立つということは既存の価値であり、役に立つかわからないところにイノベーションがある。

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    2020年04月11日
  • 勝負心

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    渡辺竜王(当時)による本。
    2013年初版発行。

    羽生九段をとても意識してること、競馬が好きらしく、羽生と福永騎手の話がよく出てきて面白かった。

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    2019年05月22日
  • ボナンザVS勝負脳 ――最強将棋ソフトは人間を超えるか

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    2014.11記。
    今読むと、その後のAIの進展に唖然としますね・・・

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    「ウォー・ゲーム」というアメリカ映画があった。東西冷戦の時代、ハッカーの高校生がひょんなことから米国防総省のホストコンピュータに侵入し、米軍は「ソ連が臨戦体制に入った」と大騒ぎになる。実際にはただの高校生の悪戯と判明するのだが、恐ろしいことに、コンピュータはこの過程で先制攻撃をしなければソ連ミサイルによって破壊される、ということを「学習」し、独自に再計算、発射準備を始める・・・といったストーリーだった。

    この映画のクライマックスで、主人公の少年はホストコンピュータに「三目並べ(いわゆる○×ゲーム)」を教えミサイ

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    2019年01月05日
  • ボナンザVS勝負脳 ――最強将棋ソフトは人間を超えるか

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    将棋会若手の第一人者渡辺竜王(史上最年少九段)VS将棋ソフト・ボナンザは、史上初の公式コンピュータ対プロ棋士対局として、新聞などのメディアにも取り上げられたのでご存知の方も多いだろう。 本書では、この当事者二人のそれぞれの将棋に対する考え方や、対話が掲載されている。保木氏は将棋を数学的に考え、渡辺竜王は対人ゲームとして位置づける。この対照的な考え方の違いが両人の発言の端々から見受けられて面白い。

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    2018年10月23日
  • 勝負心

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    羽生さん以外の棋士の本を読むと羽生さんの凄さが分かる。渡辺さんは羽生世代以上と比べると(いい意味でも悪い意味でもなく)ドライな感じがする。ふと本の袖を見たら同じことが書いてあった。趣味:競馬というところは、(変な言い方だけれど)人間味を感じる。上の世代を考えると、そこまで将棋以外のことで打ち込むことがあるという人はなかったような印象。

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    2018年07月29日
  • 勝負心

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    現在の将棋界で、羽生さんに並び立つ存在であり、やがては羽生さんに取って代わる可能性もある渡辺竜王による勝負論。

    昔は盤外での駆け引きも将棋の一つという考え方がありましたが、渡辺さんはこれを全面否定し、将棋の実力が全てと言い切ります。実力をつけるために、全力で普段からの研究を怠らないこと。現代の将棋では特に、序盤の研究を怠れば、まったく勝負にならずに負けてしまうそうです。現実的な考え方が、ビジネスなど一般社会人にも参考になります。

    渡辺さんは今、30代。既に次の世代が台頭してくる年齢になってきましたが、これからも羽生さんのように長くトップ棋士であり続けて頂きたい。これまでは天賦の才で勝ち続け

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    2016年01月26日
  • 勝負心

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    渡辺竜王の羽生さんデレがみられると言うことで。
    一章丸々割いての羽生さん絶賛はなかなか。

    なんとなくふてぶてしいイメージを持ってしまっていたけど、当然ながら他の棋士や将棋の持つ歴史にも配慮を持つ青年だったのね。

    感想書いてたら竜王失冠してしまいましたか……。
    でもこれからも当然応援したいです。

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    2013年11月30日