ランディ・パウシュのレビュー一覧
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ネタバレ>大切なのは、完璧な答えではない――限られた中で最善の努力をすることだ。最後の講義でもこの本でも、僕はそのとおり努力した。ランディ・パウシュ
ずいぶん長い間「積読」にしておいたことを後悔する素晴らしさ。パウシュ教授は、幼いランディの頃から目の前に立ち塞がるレンガの壁を、それまでしてきた準備と一瞬の閃きで乗り越えてきた。どのエピソードも素晴らしいが、私はスター・トレック、カーク船長のリーダーシップという章が好きだ。カーク船長を演じたシャトナーがパウシュ教授の研究室を訪れ、カーク船長の写真を送ってくれた。そこにはこうサインしてあった。「勝ち目のないないシナリオがあるはずがない」と
「レンガの壁 -
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46歳で癌によって余命半年を宣告された大学教授である筆者が愛する子供たちと次世代を担う若者のために行った「最終講義」を書籍化したものです。そのテーマは「夢の叶え方」何度読んでも心動かされます。
僕が本書を取るきっかけとなったのはNHKで深夜帯に放送されていた 筆者の「最後の授業」の映像でありました。筆者の名はランディ・パウシュ。全米屈指の名門、カーネギーメロン大学の教授にしてコンピュータサイエンスの世界的権威。愛する妻と3人の子供に恵まれ、それはそれは順風満帆な日々を送っておりました。
そんなある日、46歳を迎えた彼にとって衝撃的な事実が襲うのです。それはこの講義直前に、癌の転移が発覚し、 -
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ネタバレ・人生をどう生きるか
「最初のペンギンになる」
→経験とは、求めていたものを手に入れることができなかった時に、手に入るもの。
そして、経験は自身が提供できるものの中で
、たいてい最も価値がある。
相手の視点に立って発想する
「ありがとうを伝える」
忠誠心は双方向
ひたむきに取り組む
人にしてもらったことを人にしてあげる
お願いごとには一工夫
→批評の処理が終わってからクッキーは食べてくださいなど
準備を怠らない
謝る時は心から
誠実であれ
思いやりを示す
→自身に返ってくることもある
自分の常識にとらわれない
決して諦めない
とにかく頼んでみる
全ての瞬間を楽しむ
→もちろんと返答が返ってくる -
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勝ち目のないシナリオがあるはずはない。
今日ここできみと一緒に生きているのが最高だって思っていることを、きみにも知っていてもらいたい。
今日、いまこのときは、なんてすばらしいんだろう。僕がどんなに楽しんでいるか、わかってほしいんだよ。
かっこよくあるよりまじめであれ。かっこいいのは一時的だが、まじめさは長つづきする。まじめは本質から生まれ、かっこよさは表面的なもの。
不満を言ってもしょうがない。
他人の考えを気にしすぎない。何も言われてない間は、その人が自分をどう思ってるかなんて、考えなくていいじゃないか。目の前のことをとにかくやったほうがいい。
何を言ったかではなく、何をやったかに -
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"膵臓癌と告知されたカーネギーメロン大学の教授が行った最後の授業のエッセンスが本書。ランディ・パウシュさんがその人だ。お子さんが3人いる。癌は転移をしており、余命はわずかと言われている人の、コメントには重みがある。
ランディさんは、いつも明るくポジティブだ。誰もが好きになるような人に違いない。
心に残ったものをいくつか記録しておきたい。
子供のころの夢を次々と実現していくエピソードは痛快。
無重力を体験したいという夢も、あきらめることなくあらゆる発想力を使って実現するところなど最高。
フットボールのグレアム監督の教えも印象に残った。基本を学ぶこと。また、頭のフェイント(間接的に学ぶ -
購入済み
む~ん
個人的感想ですが、さほど感動はしませんでした。なるほど、そのような生き方・考え方もあるよねという程度です。もしかすれば、キリスト教文化圏と仏教文化圏の差とも感じます。
ただ、死すべき人である我々は、常に余命を宣告されていると考えることで「人生をどう生きるか」を考えるようにしなければと考えると、何故か宗教に近くなるように思うのは私だけでしょうか。 -
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以前、がん検診でガンの疑いありと言われたことがあり、その当時はそれだけでも毎日気分が落ち込んだり戻ったりの繰り返しだった。
作者も強そうなメンタルの持ち主に見えるが、相当精神的に辛かったに違いない。やるべき事を見つけ、取り組んできたからこそ前向きに死と向き合えた部分があったのだろう。
以下、印象に残った文章。
夢をかなえる道のりに障害が立ちはだかったとき 、僕はいつも自分にこう言い聞かせてきた 。レンガの壁がそこにあるのには 、理由がある 。僕の行く手を阻むためにあるのではない 。その壁の向こうにある 「何か 」をどれほど真剣に望んでいるか 、証明するチャンスを与えているのだ 。
彼が -
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学生、これから社会に出たり、結婚する人に読んで欲しい本。
日本ではランディのような10代の青年を受け入れられるか? となると、突出した才能よりも先に、彼が後年になってから強く主張するチームワークを重んじてその才能を開花させるチャンスが少ないと思う。なんたって鼻持ちならない生意気な青年に思ってしまうから。しかも20代はワーカーホリックの様な生活。
壁を乗り越えていくランディからのアドバイス。研究者、教育者としての円熟がある。
太く、短く。 ガンによる余命は苦痛でもあり、残酷でもあるが、死を見つめ、自分の存在をも残していく貴重なときであり、
この時を実に見事に太く使ったのがランディだ。