神舘和典のレビュー一覧

  • うんちの行方(新潮新書)
    「うんち」というタブー視されているものを徹底的に読み解いた一冊。目の前から流しておしまいではなく、この流すという工程に至った歴史や流しておしまいにしない循環システム等も紹介されていて、より関心が湧きました。今度下水道処理施設に見学に行きたいと思いました。
  • うんちの行方(新潮新書)
    体内でどのように排泄物が作られるか、という内容ではなく、体外に出たあとの排泄物の行方について書かれた本。
    現在の事情について丁寧に書かれているだけでなく、歴史的な経緯もしっかり書かれており、非常によい本だと思います。

    現代は、「死」と「排泄物」を生活から遠ざけてしまった、という類の記述がありますが...続きを読む
  • うんちの行方(新潮新書)
    久しぶりに一気読みしました。
    「くだらないことの話」のトーンで実は大真面目。
    下水道の話や、歴史の話、要するに全部うんちの話です。

    インフラが大きく変化する時、世の中はどう動いていったのかという点で、非常に勉強になりました。

    「ボットン便所+農業利用」
    で完全に成り立っていた社会を
    「水洗便所+...続きを読む
  • うんちの行方(新潮新書)
    面白かったです。とってもゆるい感じで書いてあって、すらすら読み進められます。2人の共同の著書ですが、片方の方が自分と同じ練馬区出身で親近感が沸きました。確かに幼少の頃はバキュームカーがそこら中を走っていた気がします。最新の下水処理の話から、災害時の話までためになる話満載です。
  • うんちの行方(新潮新書)
    トイレで用を足した後のその後のことやその歴史について知れてとても面白かったです。
    電車での処理方法も知れてよかった。
  • うんちの行方(新潮新書)
    これはめちゃくちゃ面白い。確かにテレビなどでは決して扱われることのない題材である。当たり前だ。それゆえに一般的には見えないものとして意図的ではないにせよ隠されてしまっているわけだ。下水処理に微生物が使われていること、マンションの下水処理が単なる確率論だけで保たれていること、貧困問題環境問題差別問題に...続きを読む
  • うんちの行方(新潮新書)
    読んでて怖くなった。便は感染症を起こして人を殺す。それは知っていた。けれどトイレが発展してきた日本ではもう無縁のような物だと思っていた。日本の首都圏は下水が合流式で雨水が多いと溢れてしまう可能性があると言うこと。まだ恐怖は身近にあると実感させられた。
  • 「メール好感度」を格段に上げる技術
    仕事としてメールを出す場合には、好感度をあげるのではなく、従うべき方式があると思います。
    個人でメールを使う場合には、実像と違いすぎるメールは、幻滅をもたらします。
    何がしたいかで、どういうメールをだすべきかが決まるのであって、好感度をあげればいいわけではないと思います。

    メールでは、すごくいい感...続きを読む
  • うんちの行方(新潮新書)
    川に落とした弥生時代。肥溜めに溜めた江戸時代。令和の今、日本の水洗トイレ率は90%超。水を流せば目の前から消してくれる。排水システムは整備された。浄化も進み海に流れるのは澄んだ水。汚泥の山にはトマトの葉。列車のトイレも進化してる。停車中でも我慢は不要。向かう先はバイオのタンク。それでも山ではマナーが...続きを読む
  • うんちの行方(新潮新書)
    確かにここまでちゃんとうんちの行方について考えた事がなかった。うんちひとつでここまでいけるのかと感心するし、すごく読みやすい。
    大人になる前に一度は読んでおくと、当たり前のことの尊さと当たり前が奪われた時の怖さを学ぶことができるようになると思う。
  • うんちの行方(新潮新書)
    臭そうなタイトルだが、中身は大真面目。うんち周辺の歴史や衛生、下水環境、トイレの技術の進化、排泄の仕方など奥が深くて面白い。毎日の糞便に興味を持とう。それは生活の一部であり、生きる上での大きなテーマだ。

    先ずはうんちの構成成分。大便の7、8割は水分。残りのうち、半分は腸内細菌でもう半分が繊維質を始...続きを読む
  • ―新書で入門―ジャズの鉄板50枚+α
    分かりやすかった。
    一つのアルバムに対しての説明の量も
    くどくならずに適度だった。
    何枚も「聴いてみよう!」という気に
    なりました。
    20年以上、初心者状態が続いていますが、
    抜けられる、かも、しれません笑
  • うんちの行方(新潮新書)
    臭いものの蓋もたまには開けようっていう本。

    下水道施設の見学に行きたくなったので役割は充分果たしているし、新書なので仕方ないんだろうけど、下水道の仕組みをもう少し詳細に知りたかった。

    p. 181『思えば、近代化とは「ウンチ」と「死」を忌むべきものとして人々の目の前から掻き消すことだった。』
    ...続きを読む
  • うんちの行方(新潮新書)
    現代から遡り弥生頃のトイレ事情までさっくり軽い口調で語られている。
    ちょっと前まで、電車や屋形船でも垂れ流していたなんて衝撃的だった。
    某稲作ゲームで、自分らの屎尿を肥料として使えることが話題になったが、あれは鎌倉〜江戸あたりに渡来した文明による知識なのだな。
    人口増加や安い液肥が普及したため、屎尿...続きを読む
  • うんちの行方(新潮新書)
    いやー、これは凄い。知りたいことはもっとあるし、恐らくボツになったネタも沢山あると思う。続編にも期待したい。
  • うんちの行方(新潮新書)
    子供の頃は土が祖先のうんちだと思ってた。うんちとかトイレ問題は大事だよね。
    富士山登山は無理だな。トイレの汚い国も無理だ。すみません。
  • うんちの行方(新潮新書)
    切り口の斬新さがすごいと思いました。タワマンで一気にトイレを流したら?など素朴な疑問も解決しました。
  • うんちの行方(新潮新書)
    一番興味を持って読めたのは鉄道の黄害。便器の中を覗くと砂利やら枕木が見えて少々怖い気がした記憶は、私もあるからです。しかし、そのため保線作業の人は大変な思いをしていたのですね!
  • 墓と葬式の見積りをとってみた
    青山霊園、駅前の集合墓地から生前葬、宇宙葬までいろいろな墓、葬式の携帯とそのコストの紹介。普通は調べないのでためになる。調べる家庭での著者の思いとかもあるのは興味深い。演技なんか担がず、なんでも事前にちゃんと調べたほうがいいということが改めてわかる。
  • 音楽ライターが、書けなかった話
    音楽ライターによる裏話。下世話的ではなくて、会った経験からのそのミュージシャンの人柄に触れているのが面白い。ニューヨークだけに偏っていたのが、少々残念。