菊地敏之のレビュー一覧

  • 定本 我々はいかに「石」にかじりついてきたか ―日本フリークライミング小史―

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    2004年に発売された本の復刻版。
    当時の文章はそのままに、補足という形で追加記入がありました。
    読みたくてもなかなか手に入らない本だったので、復刻されたことに感謝です。

    博識(?)でユーモアのある文章、いかにもクライマーらしい感じが読んでて心地よかったです。
    発売から20年経っているため、少しギャップを感じますが(昔の人がそのまた昔の話をしている感じ)、今楽しんでいるクライミングがこうして繋がってきたのかと思うと感慨深いです。
    クライミングの姿勢や考え方を改めて見直す良い機会を得られました。

    私もワンゲルの先輩に背格好が同じという理由でいきなりリードのビレイをやらされ、登れる所までとリー

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    2023年05月19日
  • 定本 我々はいかに「石」にかじりついてきたか ―日本フリークライミング小史―

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    全クライマーは読むべき一冊だと思う。

    自分が今取り組んでいるクライミングがどのような歴史を経て現在の形になったのか。それが全て書かれているように思われる。
    それらを学ぶことで、壁を登るというただ単純な行為が更に面白くなる、深みを増す。


    書き方が話し口調で読みづらいところもあり、また内輪ネタというか知らない人からすると全く訳のわからない話も多かったのでそこだけは残念だった。

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    2023年12月31日
  • 定本 我々はいかに「石」にかじりついてきたか ―日本フリークライミング小史―

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    クライミングをやる側として読んでみたかった一冊。
    今の日本のクライミングシーンとはだいぶ違う、登攀黎明期が書かれており興味深い。
    海外のクライミングの移り変わりも同時に書かれていて日本との比較もまた面白い。
    平たく言ってしまうとクライミングの歴史を主観を交えて語られており、「だからなんやねん」ではあるが知っていて取り付くのと、知識なく取り付くのでは岩に対する面白みが違うのではないか、と感じた。
    生きていく上で役には立たないけれど、とてもとても良い一冊。

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    2023年07月16日
  • 定本 我々はいかに「石」にかじりついてきたか ―日本フリークライミング小史―

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    クライミングの歴史書とも言える当作、復刻したので読んでみました。トポ以外の菊地さんの本は初めてかも。

    タイトルそのまま、クライミングの誕生から、どうクライミング業界が醸成されてきたのか、を数々の記録や著作、(主に)著者の体験から解説した本。文字通り石にかじりつくようなクライマー人生が赤裸々に綴られています。

    クライマーというのはほんとに特殊な人種で、専門用語が悠久にまかり通ること。久しぶりに会った仲間に「今何やってるの?」「赤矢印」とか、クライマー以外が聞いたらなんのこっちゃだよな。

    さすがに2年半もクライミングやってると少なくとも国内のクライミングエリアは大体わかるし、それがどういう歴

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    2023年04月06日
  • ハイグレード登山技術 : アルプス3000m峰から冬山まで

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    アルプス3000m峰から冬山までと題して、岩場での確保技術や雪上技術などから、救助技術まで幅広く学べる一冊。

    確かに、どの時点でロープを出すか、メンバーや状況を見ながら判断するには、経験値を積み上げていく必要がある。

    個人的には、どこかの講習会等でさび付いてしまったロープワークのリフレッシュをしたいがなかなか時間もとれないし、どうしたものか・・・・

    雪山に登りたくなってしまった・・・・これから登山を始めようという人やツアーに参加している登山客の方々にもしっかりと読んで欲しい一冊です。

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    2011年06月26日
  • 我々はいかに「石」にかじりついてきたか 日本フリークライミング小史

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    名(迷)著。

    日本におけるフリークライミングの発展と
    その時のクライマ達の生の姿を
    著者の恐ろしいまでの主観に基づいて
    綴られた40年の歴史。

    「ガメラ」こと菊池氏の毒舌が冴え渡る。
    次から次へと、身近なクライマをこき下ろす
    素晴らしい文章力は、さすが中根穂高氏と並び、
    「日本三大嫌われ者クライマ」
    の異名を持つだけの事はある。

    RCC?のグレード表記について、

    「VI級=お前にも登れる。VI級+=お前には登れない。俺だけが登れる。VII級−=俺にも登れないけど檜谷さんならたぶん登れる。」

    と評したり、
    アルパインに転向した山野井泰史氏について、

    「アメリカに働きながら滞在し、おか

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    2009年10月04日
  • 最新クライミング技術

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    フリーからアルパインまで基本技術を網羅したクライマー必読の書でしょう。
    「昔からそうなんだ」と理由を聞かれてもこう答える人が多いこの世界で理路整然とわかりやすく原理から説明してくれるこの本は独自の勉強法やいい加減な指導者のもとで山を習ってきた人には目から鱗の指導書になる事でしょう。
    ただ、若干回りくどい説明があり読みにくさを感じる事もあるかもしれません。

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    2009年10月04日
  • クライマーズ コンディショニング ブック

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    ボルダリングの技術書ではなく、コンディションを保つための本。
    かなり学術的な内容になっていて説得力はあるものの実際に試しづらい部分的も多い。怪我に対する症状の説明や対処法、予防、ストレッチは細かく書かれているので参考になる。

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    2023年06月12日
  • 最新アルパインクライミング

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    『最新クライミング技術』の出版から4年を経ての続編との位置づけ。
    クラックやナチュラルプロテクション、単独登攀などに関する技術が良くわかる。

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    2011年06月26日
  • 最新クライミング技術

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    クライミングの道具から、使い方、登山に対する考え方などまで広く網羅した一冊。
    インドアジムが増えており、フリークライミングが再びブームとなっているが、フリーをこれから始める人にもお薦めの一冊です。

    昔習った方法が今では使われなくなっているなどもあり、経験者も一読の価値があります。

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    2010年12月19日
  • 最新クライミング技術

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    <購入>2004年11月頃 <感想>クライミング技術は日々変化していると思う。新しい技術が、古い技術よりも安全なのかは分からない。その時々の流行の技術という部分もある。後になって、100年前の技術のほうが、合理的で安全だなんてことを、言い出すこともある。登山を良く知った人が、より登山を楽しむために、この技術が使えるといっている本。それなら、その技術を試してみることもいいだろう。自分の登山にあった技術を模索するための本。

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    2009年10月04日