定本 我々はいかに「石」にかじりついてきたか ―日本フリークライミング小史―

定本 我々はいかに「石」にかじりついてきたか ―日本フリークライミング小史―

1,584円 (税込)

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裏山から世界へ、そしてついにオリンピックまで!
日本のクライミングは少し変わった若者たちの登りたいという想いから始まった。
クライミングに興味を持ったあなたにぜひ知ってもらいたい、ゆるくて苛烈なニッポンフリークライミング史。

「フリークライミング」の日本での源流は70年代に住宅街の裏山から自然発生したものだった。
いい年して石にかじりつき続けた若者たちは世界のクライミングに追いつこうと、小川山や城ヶ崎を経てアメリカ・ヨセミテ、ヨーロッパと世界へ羽ばたく。
くだらなくてワクワクするような若者たちの青春と交差する壮大な日本「フリークライミング」の流れを描く唯一の歴史書。

本書は2004年に刊行された『我々はいかに「石」にかじりついてきたか』(東京新聞出版局)を復刻。
日本のクライミングが世界で認められ始めたばかりの刊行当時から、この18年間で新たに刻まれた歴史も振り返る章を加筆し、現代の日本のクライミングを知る一冊に。

付録には季刊誌『ROCKCLIMBIN』に連載された「紀元前のフリークライミング」を掲載し、クライミングへの理解を深めることができる。

■内容
1 フリークライミング事始め
ごく自然発生的なフリークライミングの始まりと、そのナレソメ
有史前のボルダリング
“ハードフリー“降臨
それで結局、何をする?
ルーモア・ハズ・イット

2 フリークライマー誕生
フリークライマー誕生
愛と青春の旅立ち
カリフォルニアの日は翳る
太陽の季節
クライミング・ジャーナル創刊

3 グローイング・アップ・80’s
どこにいったい壁がある?
私、一本指懸垂、できます
タイム・イズ・オン・マイ・サイド
外タレさまざま
フリークライミングという場所
郵便物はタープの下へ
ソリッド・ステート・サバイバー

4 時代は変わる
フリークライミングからスポーツクライミングへ
平山裕示登場/再びアメリカへ
石灰岸壁のアスリートたち
コンペディションの趨勢
それを喜ばない人もいるってことだ
大航海時代
クライミング・ジャーナル休刊

5 私は「クライマー」です
哀愁のヨーロッパ
人口壁時代の幕開け
『岩と雪』休刊
クライミングの光と影
ヤキがまわるのはいつか?
ブーマー達の荒野
世界はどこにある
再び山へ

6 終章――再版に向けての少し長いあとがき
7 付録 紀元前のフリークライミング

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定本 我々はいかに「石」にかじりついてきたか ―日本フリークライミング小史― のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    2004年に発売された本の復刻版。
    当時の文章はそのままに、補足という形で追加記入がありました。
    読みたくてもなかなか手に入らない本だったので、復刻されたことに感謝です。

    博識(?)でユーモアのある文章、いかにもクライマーらしい感じが読んでて心地よかったです。
    発売から20年経っているため、少しギ

    0
    2023年05月19日

    Posted by ブクログ

    全クライマーは読むべき一冊だと思う。

    自分が今取り組んでいるクライミングがどのような歴史を経て現在の形になったのか。それが全て書かれているように思われる。
    それらを学ぶことで、壁を登るというただ単純な行為が更に面白くなる、深みを増す。


    書き方が話し口調で読みづらいところもあり、また内輪ネタとい

    0
    2023年12月31日

    Posted by ブクログ

    クライミングをやる側として読んでみたかった一冊。
    今の日本のクライミングシーンとはだいぶ違う、登攀黎明期が書かれており興味深い。
    海外のクライミングの移り変わりも同時に書かれていて日本との比較もまた面白い。
    平たく言ってしまうとクライミングの歴史を主観を交えて語られており、「だからなんやねん」ではあ

    0
    2023年07月16日

    Posted by ブクログ

    クライミングの歴史書とも言える当作、復刻したので読んでみました。トポ以外の菊地さんの本は初めてかも。

    タイトルそのまま、クライミングの誕生から、どうクライミング業界が醸成されてきたのか、を数々の記録や著作、(主に)著者の体験から解説した本。文字通り石にかじりつくようなクライマー人生が赤裸々に綴られ

    0
    2023年04月06日

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