玄秀盛のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
堀田力さんと、玄秀盛さんの対談。
玄さんのことはこれまでまったく知らなかった。「駆け込み寺」の名前は聞いたことはあったけれど。
内容としては、人助け、ボランティアについて書かれている。まったく学術的ではないけど、フランクな文体そのままで、めちゃくちゃいいことばかり書かれている。
根本的に、このお二人はともにかなりヘビーな人生を送っていて、人生の深みが内容に表れていました。
特に玄さん、見た目はいかついけど、めちゃくちゃいいひと。どんな考え方なのか、詳しく知りたいのでほかの本も読んでみたくなりました。
みんながそれぞれの得意分野で他人に貢献できるとええなあ。 -
Posted by ブクログ
今、新宿の歌舞伎町の『駆け込み寺』でボランティア活動に邁進する玄秀盛氏がその半生を赤裸々に綴った自叙伝です。壮絶な人生と、病気を機にすべてを棄てて 新しい人生に挑む彼の姿に衝撃を覚えました。
新宿・歌舞伎町。僕はこの街のことを何回もブログのほうでも今までに幾度となく書いておりますが、この本を読んで改めてそう思うことがあるのです。それは、歌舞伎町という街には、魔物が棲んでいる、と。
この本は地元に帰ってきたころ、正直タイトルに『歌舞伎町』と書かれてあるから手に取っただけだったのですが、何回読んでも、この本のことをうまく伝えられる自信はありません。
著者の玄秀盛氏は大阪の西成で在日韓 -
Posted by ブクログ
ネタバレあまりおススメできない人生の歩み方だが、生きる覚悟を決めるという意味では読んでも無駄ではない。
誰にも救いの手がない人のための駆け込み寺という慈善事業は評価するが、かつて貸金業で借金のカタに夫を現場で働かせ、さらには妻を風俗業働かせて返済させた、それを約束事を守ると言うのならば、なぜ、この人は自己破産したのだろうか? 自分の事業を危うくさせ、いざとなったら借金を帳消しにしてしまう、という経営能力の無さを露呈している。
そもそも、子供時代に生きるために必要だったので、盗みやカツアゲをしたとあるが、それを悔いていない人間が何を偉そうに語るなと思ってしまう。
星2にしようと思ったが、それなりに -
Posted by ブクログ
EXILEのATUSHIさん推薦・・・というのが目にとまり
興味を持った本です
暴力や虐待、金銭トラブルなどを持つ人たちを救済するために
「新宿救護センター」を設立した著者のたくさんの思いが詰まっています
自らが虐待を受け、置き去りにされ
身も心も凍らせて生きてきた彼が
見てきたもの、感じたこと、思うこと・・・
その人生哲学は、よくある成功法則の本を読むよりも
ストレートに心にはいってきます
子どもを愛さない親なんていない
これは世間一般の建前であって
実際はたくさんの子どもが虐待を受け
置き去りにされています
きれいごとや建前をいくら並べても
生きていく力にはなりません
この本