大塚篤司のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
エビデンスレベルに基づく医療選択を。海外ジャーナルに論文を通している著者が、普段読者をしない層まで分かるように本を書いてくれている
【感想】
私はアトピー持ちなので、読んでみた。「アトピーの治し方」では一冊持たないからだろう、本書の半分以上は医療情報リテラシーにまつわる話で占められる。研究に疎い人や普段本を読まない人にも分かるようにRCTやメタアナリシスを解説している。本書で何度も語るように「医療は患者さんの気持ち・不安に寄り添うことが大事」「医者が正しい情報を押し付けても、解決しない」と語っているように、非常に優しく、丁寧な作りとなっている。巷の売れ行きのビジネス本ぐらい読みやすい作りと -
購入済み
最初に読む分には
「マンガでわかる 子どものアトピー性皮膚炎のケア」を最初に読んでしまったので重複する部分がありちょっと物足りなかったです。
最初に読む人や、大人のアトピーの人にはお勧めです。子どものアトピーの場合は「マンガでわかる」の方をお勧めします。 -
Posted by ブクログ
エビデンスで医療を理解するための本。特に感受論が多いアトピー界隈の治療法をきちんと知りたくて。医療に感情論が入り込んで蔓延するのは医者と患者のコミュニケーションの失敗が原因ってあって本当にそう。これは説明が足りない医者も悪いし、理解力がない患者も悪い。啓蒙しか手がないので、自分はしっかり啓蒙されようと思う。
まずアトピーのしくみの説明、ステロイド薬の説明をしっかりしてくれているから、信頼できそうな本だと分かる。簡単だけど要点は抑えてきちんと教えてくれてありがとう。
そして、患者がいかに医者の言うとおりに薬をぬらないかが分かった。そりゃあ治らないさ。きちんと徹底して数か月は薬をべたべたに塗ら -
Posted by ブクログ
ネタバレ僕はアトピーです。
小学生のころアトピーやろうと言われたのが、今でもトラウマ。いまは比較的落ち着いていて、自己肯定感も高まりつつあるけども、皮膚が弱い人はなんかしら悲しい過去を抱えているから、きっとみんないい人なんだと漠然と思っている今日この頃。
本屋でたまたま見つけた本。
今までは何となく皮膚科に月一で通って悪くなったら強めの薬もらってずっと過ごしてきた。このまま一生アトピーでいるのだろうと、諦めていた。
この本に出会えて、始めて真摯にアトピーと向き合えた気がした。
書いてあることは、奇抜な治療法ではなく王道をいこうということ。しかし、フィラグリン、th2サイトカインなど寝耳に水な知識を知れ -
購入済み
世界最高のエビデンスでやさしく
今までアトピーの本を読んだことが無く、タイトルが気になって読んでみました。私は痒みを抑える方法や食事療法が有ればと思いましたが、少し違っていました。でも読んで損は無いと思います。