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最新医学でデマを排す。
今、一番信頼できる、
本当に正しい治療法。
京大特定准教授の皮膚科専門医が、アトピー治療のエビデンスレベルとして世界最高のデータを元にしつつ、自身が10000人を診た経験から、本当に正しいと言える治療法をわかりやすく伝える本。
①アトピーの正しい予防法と治し方
②ニセ医学の手口と騙されない方法
の2つを、今言える限りの医学的根拠を持って伝えます。
今や国民病とも言われるアトピー。しかし、アトピーが起こる理由も、正しい対処法も一般に認知されていない。脱ステロイドや脱保湿など、「アトピービジネス」と呼ばれる無根拠な情報や商材に惑わされ、症状を悪化させる人が多い。
特に近年、小学生の10%がアトピーに罹患する中、InstagramなどのSNS上で「自然派」と呼ばれる母親によるアトピー患児への間違った民間療法の強要が行われ、有志の皮膚科医などが「インスタ医療団」として正しい情報を発信するなど社会問題化している。
そこで本書は、最新医学で信頼される100の論文、つまり「世界最高のエビデンス」と、著者がこれまで診た10000人の経験をもとに、「今、一番正しいアトピーの治療法と予防法」をまとめます。
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Posted by ブクログ
アトピー性皮膚炎の治療を続けている患者の立場で読んでみて、とてもよかったです。
今の時点でわかっている、治療に役立つ知識を知ることができました。
標準治療やステロイドについて、しっかり説明してくださっていることも、私にとっては安心につながりました。
そして、民間療法のことについても。
若い頃は、藁をもすがる気持ちで民間療法も頼り、そして撃沈(数ヶ月間、日常生活に支障をきたすレベルで悪化)した経験を持つ身として、「当時の私に読ませたい」と思う内容でした。否定するのではなく、あくまでもわかっていることをベースとして説明してくださっている大塚先生の姿勢に信頼の念を抱きました。
読んでよかったとしみじみ思う一冊でした。
Posted by ブクログ
エビデンスレベルに基づく医療選択を。海外ジャーナルに論文を通している著者が、普段読者をしない層まで分かるように本を書いてくれている
【感想】
私はアトピー持ちなので、読んでみた。「アトピーの治し方」では一冊持たないからだろう、本書の半分以上は医療情報リテラシーにまつわる話で占められる。研究に疎い人や普段本を読まない人にも分かるようにRCTやメタアナリシスを解説している。本書で何度も語るように「医療は患者さんの気持ち・不安に寄り添うことが大事」「医者が正しい情報を押し付けても、解決しない」と語っているように、非常に優しく、丁寧な作りとなっている。巷の売れ行きのビジネス本ぐらい読みやすい作りとなっている本書が、バリバリの研究者・医師によって書かれていることに感動。忙しい中、合間を縫って本書を刊行していただいたことに感謝。
アトピーの治療法として学べたのはシンプルだった。基本的にステロイド処方の標準治療は最もエビデンスレベルが高く、過度に恐れることはない。医師から指示を受けたとおりに薬を使うこと。あとは適切に保湿を行うことだ。かゆみがあっても爪を立ててかくのは避ける。目の周りがかゆくなることがあっても、叩いててはダメ。冷やすことは1つ有効である、などなど。
私はアトピー持ちかける鼻炎アレルギーなのだが、著者曰く、アトピーのの患者は別のアレルギーも引き起こしやすいらしい。これを「アレルギーマーチ」と呼ぶそうだ。
あと、個人的にポイントだったのが医学博士という肩書きだけでは信頼する根拠に値しない、と指摘していたこと。医学博士は、大学によって取る難易度が全く異なるが、どれも一緒くたにして「医学博士」と語られてしまうという。私も、巷の医療本(それも年配の著者でタイトルが過激なもの)では、民間療法の根拠をサポートするように医学博士が使われていることが多く、訝しかった。そのことを、現役の研究者・医師である著者によって指摘をしているのは、素人である私にとって意味があった。
個人的に目立った発見はなかったものの、医療情報リテラシーが低い層にも手に取りやすいコンセプトで手に取りやすい本になっているところが良い。今日もYoutube、web広告の質はかなり酷く、相変わらず皮膚ケアに悩む人を搾取するきらいがある。本書にあるような正しい医療情報選択の知恵が広まることを願うばかりだ。
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