あらすじ
患者さんは置き去りで、俺様ファースト!? この病院は、悪意の沼です!
現役大学病院教授が、医局の裏側を赤裸々に書いた、“ほぼほぼ実話!?”の教授選奮闘物語。
古狸が居心地のいい世界に、明るい未来はない。
僕は必ず、新しいカタチの医局を作る!
実績よりも派閥が重要? SNSをやる医師は嫌われる?
教授選に参戦して初めて知った、大学病院のカオスな裏側。
悪意の炎の中で確かに感じる、顔の見えない古参の教授陣の思惑。
最先端であるべき場所で繰り返される、時代遅れの計謀、嫉妬、脚の引っ張り合い……。
「医局というチームで大きな仕事がしたい。そして患者さんに希望を」――その一心で、教授になろうと決めた皮膚科医が、“白い巨塔”の悪意に翻弄されながらも、純粋な医療への情熱を捨てず、教授選に立ち向かう!
1965年に出版された『白い巨塔』の世界は、2023年になった今も残っていた!
魑魅魍魎が跋扈する、時代遅れの忌まわしき世界へようこそ――。
《目次》
暗闇の中で
サイエンスの落とし穴
燃えさかる悪意
黒すぎる巨塔
怪文書のトリック
C大学、お前もか……!?
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ドキドキしながら読み進み、気がついたら最後のページでした。
タイトルにドキリとしましたが、もともとの連載名が「新しい医局のカタチ」であったことを最後に知り、爽やかな気持ちになりました。
自分がどこに向かっていくのか。
誰を信じるか。
道を、どのように歩んでいくか。
大きな示唆を得られるお話でした。
Posted by ブクログ
著者の大塚さんが大学病院の『教授』へ
なるための奮闘記が書かれている。
医師国家資格を取得するだけでも大変なのに、
医師になってからの道も思うようにはいかない
ものなのだと思った。
医師や教授など人の蹴落とし合いが
とてもリアルに書かれていて、
ページをめくる手が止まりませんでした!
支えてくれた奥さんや娘さんも
とても素敵な人なんだと感じました。
医師になってからも
大変な職業なのだと改めて思った、本当に凄い。
Posted by ブクログ
仕事って、入る時と、入った後と、その後の出世と、役職と…変わっていきますよね。専門が強い職業は、初心を忘れずに志高く…高貴なる義務を再確認する内容でした。
Posted by ブクログ
どこの業界も政治力が物を言う。これが大企業だったりすると結果業績がヤバくなって不正や改竄に隠蔽が広がりどんどんシェアと競争力が弱くなるパターンが散見されるけど、病院はどうなんだろ
Posted by ブクログ
教授選って大変なんだなぁと感じた。
話があちらこちらに飛ぶのが少しわかりにくいかった。
出る杭は打たれると言うのは、お医者さんと言う、一般人からみると出る杭の集まりの中でも起きるということに驚いた。
足を引っ張る人は5年後同じ舞台にいない
という言葉が素敵だと思った。