大芦治のレビュー一覧

  • 心理学をつくった実験30

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    著者の大芦先生が序章で記している通り、心理学研究の歴史的発展の流れに一致させて重要な結果を残した実験を示してくれている。しかも、それぞれの実験内容についてオリジナルの論文かオリジナルに近い著書を大芦先生が全て確認して本書を執筆したという、データやソースを信用できる本だと思います。

    心理学者たちが人間が何を考えどのように証明してきたのか、門外漢の私は楽しく読めました。心理学初心者の方はこの本はおすすめできます

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    2024年11月18日
  • 心理学をつくった実験30

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    心理学の実験30と言わずに、もっと教えてほしい。人の心を客観的に判断するのは難しいが、それを知れるきっかけとできる!ミルグラムの実験は恐ろしいけど、人は権威に従うなー、というのがよくわかる。

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    2023年05月02日
  • 無気力なのにはワケがある 心理学が導く克服のヒント

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    無気力になるのはどういう時か。自分でコントロールできる場合とできない場合、どちらが無気力に陥りやすいのか。
    その答えにも、性格や立場によって結果は違う。
    動物実験で複数のパターンを実験し、無気力な状態はどうやって起こるのかを検証する。
    また、鬱になりやすい人の考え方、鬱になりにくい人の考え方にも決定的な違いがあった。
    失敗をしたときにはどういう考え方をすれば、その事に折り合いをつけて先に進めるかなど。
    すぐに憂鬱になってしまったり、なんとなく最近無気力だな~と考えている人におすすめです。

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    2013年11月27日
  • 心理学をつくった実験30

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    昔の人って結構残酷な実験するんだなあ、と
    犬に電気ショック与えまくったり、嘘の命令で人に残酷な事をさせたり
    そのおかげで今の心理学が成り立っているんだろうけど、、、

    心理学的なところも為になったけど、そこから哲学的なところまで手を伸ばすところが凄く面白かった
    人間が2dである視覚を3dで認識できる理由なんてのは、深めるともっと面白くなりそう
    実験自体はどこかで聞いた事があるものが多かったけど、この本ではより深い所まで踏み込んでいて良かった
    ピアジェの発達段階のやつとかはよく見るけど、確かに研究者の問いでいくらでも答え方は変わりそう

    最後のあとがきも哀愁が漂っていて良かった、、、

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    2024年07月09日
  • 心理学をつくった実験30

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    心理学を初めて学ぶ大学1年生にとってはいい教材である。新書でもあり1000円以下なのでテキストに持って来いである。実験の基本線は押さえているが、その後の反証が書かれていない。例えばマシュマロ実験について、実際は親の養育態度が関連していることも書かれていないし、ワトソンの実験でも白いものを怖がる一般化はできなかったということなど、有名な実験ゆえに、例外があることまでは書かれていない。つまりフォロー実験が終えていないという欠点がある。しかし逆に、フォロー実験の結果を教員が教えるという余地があるということを含んでいるテキストである。
     認知心理学が半分を占めていて、さらに発達心理学を含む教育心理学が

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    2023年09月13日
  • 心理学をつくった実験30

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    過去に行われた実験について、なぜ行われたか?結果からわかることは?ということが書かれてます。
    子供の学習や心の形成に関する実験が紹介されており、教育にも関連してて興味深かったです。

    実験はやはり面白いですね。

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    2023年07月17日
  • 無気力なのにはワケがある 心理学が導く克服のヒント

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    タイトルだけ見ると、やる気を出すためのハウツー本に思えなくもないが、いざ読んでみるとサブタイトルどおりちゃんと心理学の本。しかも臨床の方ではなく、実験心理学の方。新書でコンパクトにまとまっているので、心理学を勉強している人には知識の確認にも役立つと思う。私もそうさせていただきました。

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    2022年09月22日
  • 無気力なのにはワケがある 心理学が導く克服のヒント

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    本の大部分が「心理学の実験の内容•結果•解釈の詳細な説明→そこから得られる教訓、示唆」で構成されています。
    紹介される実験の数がかなり多いので、そこでついていけなくなる読者が結構いるのではないかと推測します(私もそうです)。
    多くの読者は、実験の詳細な理解ではなく、そこから得られる示唆、教訓を得ることを読書の目的にしていると思うので、実験説明パートは読み流していいと思います。

    個人的には最後の「第7章 無気力にならないために」だけでも読む価値があると思いました(だからこそ実験パートで離脱しないでほしい!)。
    幼少期の経験が重要としつつも、大人になった読者に向けても無気力にならないための方法が

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    2022年01月29日
  • 無気力なのにはワケがある 心理学が導く克服のヒント

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    学習性無力感の研究成果を概観する本。

    タイトルにはないが、現代のうつ病の増大についても言及。「自己評価の増大」「共通認識の衰退※1」 がその原因とする説を紹介している。

    無気力者の脳に起きている生理的な現象を解説する章は、精神論になりがちなうつ病について、それが病気なのだということを思い出させる。

    ※1 信仰や共通の価値観・イデオロギーの没落ともいえる

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    2013年10月14日
  • 無気力なのにはワケがある 心理学が導く克服のヒント

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    自己の内発的動機づけが弱い場合に、ヘイトクライムや移民の排斥思考が、増幅していくのだろうな。

    安穏と既存の自己の立場を不変と考え、予測不能の事態を許容する気概を持っていない生活者にとっては、脅威だろう。

    愛が足りないってことかな。優しさ、強さ、そして配慮も。競争だけが、遂行目的だけが生き甲斐になってしまいそうだ。

    カーストの維持にだけは、向かいうるのかな。そりゃ、無気力にもなるわさ。ああ、これも自己家畜化の一種か。自縄自爆、南無。

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    2024年05月28日
  • 心理学をつくった実験30

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    高橋昌一郎・新書ブログから。心理学といえば、大学時代に何となく面白そうだから選択したところ、思っていたのと違っててガッカリ、っていう思い出が…。さすがに今、そんなゲーム的イメージは持ってないんだけど、じゃあどんな学問かと問われると、言葉を濁すしかない。そんな自分なので、歴史的実験のあれこれを、系統立てて説明してくれる本書はうってつけ。既知のものも結構あり、全体を通して難解なイメージも持たずに読み進められたのも良かった。

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    2024年01月18日
  • 心理学をつくった実験30

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    教科書というか、学術書というか、考えながら読んでいたので個人的に非常に読破に時間がかかった
    自分は別に心理学の勉強もなにもしてない一般素人ではあるが、大変興味深く読まさせていただいた
    今では出来ない実験も沢山あるし、正直その実験のあとその人の人生どうなったのかな、とか思うところはある
    学力伸びた、とかプラスの方向に行った人は良かったのかな、とは思いますが…
    特に興味を引かれたのは、認知の誤り部分の健常な人ほと認知が不正確なのではなかろうか、といった話と動機づけと無気力の、報酬がない方がやる気を維持していたという話
    色々活かせそうだなぁと思いつつも未だに解明されない分野なんだと思った
    あとは、た

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    2023年07月03日
  • 無気力なのにはワケがある 心理学が導く克服のヒント

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    ネタバレ

    ・人間というのは意外に暗示に弱い
    ・アメリカなどの先進国でうつ病が増加している理由は、「自己評価の増大」と「共通の認識の衰退」にある。
    ・かつては食べてゆければよいとされていた職業においても、やりがい、名声、退職後の保証までなければ満足できなくなっている
    ・服装の選び方ひとつでも自分の評価に繋がっている。
    共通の認識とは、挫折したときに精神的な支えになるなにか例→家族、神、社会への信頼感
    ・ちょっとしたボランティア活動、慈善団体への寄付
    ・失敗したときにどうなるかを考えてみて、その被害が大したことなかったら楽観主義でいけばよい

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    2022年08月26日
  • 無気力なのにはワケがある 心理学が導く克服のヒント

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    [雑感]
    ■タイトルどおり無気力の原因について書かれており,
     その対策(第7章 )についてはおざなり感を感じた。
    ■既知のことばかりではあったが,全体としては悪くない。

    [備忘録]
    ■無気力にならないために重要なのは,状況を自分で
     コントロールできていると思えていることだと言えよう。
     (p58)
    ■予測不能であるということは,コントロール不可能である
     ことと同様に学習性無力感を引き起こす主要因になり得る。
     (p66)
    ■コントロール不可能な原因をどう考えるかには個人差があり,
     それを一番深刻な方向(内的,持続的,全体的)に帰属
     させやすい人が,学習性無力感になりやすいというわけ

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    2014年10月02日
  • 無気力なのにはワケがある 心理学が導く克服のヒント

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    学習性無気力…実験心理学…
    心理を科学的に考えるってこういうことなのかと思った。実験で裏付けされたこと、根拠があるとされたことってちょっとしかないんだな
    よく分からんかった

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    2014年06月23日