朝日新聞経済部のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
安倍政権下において、上場大企業向け特例減税→配当増を見越して外国人投資家等の買い増し→株価上昇→株式運用している年金基金(GPIF)も運用益増、財源問題が今のところ表面化しない、という構図が出来ているよう。
自分も含め多くの有権者はそこまで考えず、株価が上がってるのならなんとなく景気が良いのだろう、ぐらいの感覚かもしれない。
ポピュリズム政治の象徴とも巷で言われている小池氏が都知事に当選したのも、物事の真贋や本質を見極めるべき有権者のリテラシー低下も一因かもしれない。
本来富の再分配の機能を果たすべき税金が、格差拡大を助長しているというのは皮肉な話である。
この本に書かれているように特に贈与税や所得税などはテクニック次第で節税が可能なため、知識のある富裕層がより有利であるということだろう。
とすると一律消費税で徴収するというのが最もシンプルなやり方になるのだが、最も「払っている感」の高い消費税を上げるとなると有権者の反発は必至で、支持率が下がるというジレンマが見える。 -
Posted by ブクログ
タイトルに惹かれて購入。
ちょうど原発やエネルギー問題について知りたかったので。
原発問題に関しては、
「危険だから縮小orなくすべき」という主張と、「火力に比べて安いし、CO2排出も小さいから今後も続けるべき」というような主張があることくらいしか知らなかった私。
『原子力ムラ』は、実際の村(原発立地自治体あたり)がそんなふうに揶揄されているのかと思ってたくらい←
本書ではまず、安いとされる原子力発電が、実際は施設保守や事故時の賠償積立に多大なコストをかけていることを指摘。
電気料金に含まれる原発促進税や、電力会社間の不思議なお金の流れについても言及。
電気料金算出のための「総括原価方式」では、
燃料の輸入コストの高低に伴う燃料調整費は有名ですが、その他どんぶり勘定にも近い自己資本比率をもとにした事業報酬や、動いてない原発に対する維持・管理費までも含まれているよう。
こうしたものを含めて「原価」としており、政府に認可されさえすれば必ず収益をとれる構造になっていることが説明されています。
これではコストカットのための企業努力をする必要のない体質になってしまう、と主張。
その後は、電力会社のみならず、企業グループや経産省や政府の間の、原発や廃炉をめぐる思惑が説明されています。
著者が現役新聞記者なので、このあたりの調査の緻密さには舌を巻きます。
最後に、原発を乗り越えるための近年のHEMSなどの動きが紹介されています。
著者が新聞記者であるためか、新書を読んでいるというよりは、新聞記事を読んでいるようで、文章としての読みやすさは少し弱いかもしれません…。
しかし、原発政策を批判するにも肯定するにも、まずは正しい知識を持つことが必要なので、その入り口の本としては強く推薦できるかなと思います。
電力会社は地域独占企業ゆえに、我々は電気料金に対して結果の数字しか気にしていません。
しかしその内訳に何が含まれているのかを知ることは重要と感じました。
この本を読み終えて少しひっかかるところは、著者は「守られてきた電力会社の体質」と「原発政策」に対して強く否定的な立場であることが明らかなので、
CO2削減や、燃料枯渇の問題といった観点からの原発擁護の姿勢は1mmもない点。 -
Posted by ブクログ
ここ書いてあることが
すべて真実かどうかはわからない。
NHKの報道の話もホントはどうなのかな?と。
いまは、マスコミというもの全体への
信用度すら低くなってる。
ノルマ達成目標、
どこの会社にでもあることなんだろうな、と思った。
上からの圧力、社風、
日本の縮図なのかも。
老後の蓄えのために保険料を払って
生活が、かつかつな80代。
1人のお年寄りによってたかって契約を結ばせる社員。
周りに相談する人もいない、
一人暮らしの人や認知症のお年寄り、
そこをターゲットにしていたなんて。
なんだかなぁ、、
会社には逆らえないんだろう、そして
それが日常化してしまってるのか。
自分の中にも
もう当たり前のようにやっていること
組織の中では疑問を投げかけること自体がNGなこと
ある、と思う。
人ごとではない。