元プロウインドサーファー飯島夏樹さんが、肝臓ガンで余命宣告を受ける・・
この本は、その後の彼と家族の様子を綴り、やがて天に彼が召されるまでを描いたノンフィクションだ。
前に読んだ小説「象の背中」の時にも、自分が家族を残して死ぬことを想像してみた。
我が家には、まだまだ小さな幼子がいるので、
...続きを読む到底それは信じられない。
しかし「象の背中」はあくまでもフィクションの小説・・つくられた話ゆえ、主人公が悟りの境地に至っていた。
ガンでの余命宣告。
もしも自分がこの立場だったら、もっとジタバタするにちがいない。
飯島氏のように悲しい現実を正面から受け止め切れそうにもない。
飯島さんの公認ブログには、彼の家族のその後の日々が描かれている。
当人がいなくなっても、家族は日常をこうやって送っていくんだよなあ・・。
ちなみに、この本はまもなく「大沢たかお」主演で映画化されるようだ。
彼の死がテレビや映画で取り上げられる背景には、当然ながらビジネスの利権がからんでいるわけだ。
その点はいいのか悪いのか判断しかねるが、こうして彼の人生が何らかの映像作品になり、人々に
語り継がれるということは、彼の肉親や旧知の人間にとってはいいことなのかもしれない。