山口仲美のレビュー一覧

  • 日本語が消滅する

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    日本語が消滅する?そんなわけがないじゃないかと思った人は少なくないだろう。私も書店で見かけた際にそう感じた。本書には、実際に消滅してしまった言語がどうして消滅したのかや、消滅の危機から保護しようという動きなどが図も交えながら書かれている。しかし、消滅してしまった言語の辿った経緯や日本の現状を照らし合わせると、危機は間近に迫っているのかもしれないと感じられ、母語・母国語である日本語を一層大切にせねばと思った。雑誌への連載を元にしているからか、同じ内容の記述が繰り返されているのが少々気になった。

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    2025年09月16日
  • 犬は「びよ」と鳴いていた~日本語は擬音語・擬態語が面白い~

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    言葉に関する書籍の中でも何度か名前を見たことがある、そんな本です。文庫化したみたいで、オノマトペ関連の本を探していたら見つけたので買いました。
    この本はオノマトペの今昔を教えてくれる本です。どこかの本でオノマトペは過去と現在ではあまり変化がないと読んだ気がしたのだけど、この本ではその認識を大きく覆されました。
    オノマトペで表記される鳴き声の違いは、それを聞いていた当時の人の聞こえ方によるものなのだと思うけれど、特に興味深いと思ったのは、本書のタイトルにもなっている犬の鳴き声。
    「びよ」と「わん」が使い分けられていたらしい時代もあるとかで、「びよ」と聞こえていた時代は、死肉を貪り、野犬として徘徊

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    2024年08月24日
  • 犬は「びよ」と鳴いていた~日本語は擬音語・擬態語が面白い~

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    擬音語や擬態語が時代と共にどのように変化してきたかって言われてみればあまり意識したことがなかったかもしれない。だから現代の基準で考えたらそうは聞こえないんじゃないかと言いたくなるような言葉を沢山知ることができて新鮮だった。文章も堅すぎず読みやすい。
    今と全然違う言葉で表現されていたり逆に今とほぼ同じ使い方をされている擬音語や擬態語を実際の例とともに紹介している。例文として使われている古典にはきちんと現代語訳がついてるので言語学や古典の知識がなくても楽しめる内容になっている。
    動物の鳴き声を活かした文章や短歌が結構な数紹介されていて、昔から日本人はダジャレが好きだったんだなって少し微笑ましい気持

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    2024年05月05日
  • すらすら読める枕草子

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    ⁡十二単が可愛い、という理由だけで
    もともと平安時代が好きだった。
    小さい頃から、文系街道まっしぐら。
    算数も数学も、大の苦手。
    絵本や本、書くことが大好き。


    『枕草子』は日本最古の随筆。
    あの時代にすでに“エッセイ”的なものが
    存在していたことが
    当時のわたしには衝撃的だった。


    最初は単なる“日本で一番古い文章”くらいにしか思ってなかったし、内容を習ったあとも
    「随筆?!この時代にエッセイ書いてたなんて!」
    ということだけで
    こんなにも繊細な文章だったなんてまったく気づいてなかった。


    人が破り捨てた文を拾って読んだり
    影に潜んで聞き耳を立てたり
    とにかく好奇心旺盛。

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    2024年01月28日
  • 大学教授がガンになってわかったこと

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    大学教授の山口氏が、大腸ガンと膵臓ガンになってわかったことを詳しく、そして比較して書いている。
    特に病院や担当医を自分で調べて決めることが詳しく書いてある。ガン治療には病院選び、名医選びが大切だと感じた。

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    2015年01月24日