外尾悦郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
新婚旅行でサグラダ・ファミリアへ行くため、その歴史やコンテキストをインプットしておくために読んだ。著者は日本人の彫刻家で、サグラダ・ファミリアの建築に携わった張本人。
一般的な知識というよりは、彼から見たサグラダ・ファミリアそしてガウディ、脈々と受け継いできた言葉や想い。
それらを我々のような未来の観光客に渡す事で導いてくれる素晴らしい本だった。
ただでさえ、遠目に見るだけでため息が出るほどの建造物だったが、この本で知識のベースを得ていたからより観光を楽しむことができた。
バルセロナへ行く人は必読。観光ブックよりも先に、ガウディの伝言をぜひ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレこの本やバルセロナ旅行、ガウディ展によって、少しずつガウディの生涯や建築の特徴、考え方が分かるようになった。
生涯独身で家族の面倒をよくみた苦労人。酷評されたり評価されたり世間の声に悩むことも多く、一時期は過剰な断食で静かに死のうとしていた時期もあったよう。最後はサグラダファミリアに魂を捧げ、路面電車に轢かれて亡くなった。
建築の特徴としては、木や植物や動物の構造を建物に当てはめたこと。特に印象に残ったのは、葉っぱは雨水を溜めないで自然に落ちていく構造になっていて、それを屋根の形状に反映させたということ。体が弱かった子供時代に自然を観察したことが繋がってくる。あと有名なのは逆さ吊りアーチを反対にした構造で、このアイデアとそれを正しいと感じる建築のセンスが唯一無二なんだろうなぁと感じた。
機能とデザインを一緒に両立させる考え方やサグラダファミリアそのものを音楽とする考え方はまだまだわからない部分もあったけど、面白かった! -
Posted by ブクログ
ネタバレサグラダファミリアで彫刻家として35年働いた外尾悦郎さんが書いたエッセイ本
サグラダファミリアの構造や時に資金難、社会情勢などにより破壊、突然のガウディの死がありながらも、現代まで思いを繋ぎ、再現していったのか等知れて、サグラダファミリアに対しての見方がより変わった。
書いたのが2006年で当時53歳くらいで現在は引退されている。
当時、まだまだ出来上がりには遠かったようだが、メインタワーである「イエス・キリストの塔」が、アントニ・ガウディの没後100年にあたる今年とうとう完成予定だ。
聖堂全体が完成するのは、2034年頃になる見込みで完全完成まではあと少しかかるけれど、携わられた方々の思いが形になりこうして見れるのは奇跡だと思うと同時にガウディに対する愛情と思いを感じる。
いつかバルセロナに行って彼らの思いを感じてみたい…