外尾悦郎のレビュー一覧
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5月、長年憧れていたサグラダ・ファミリアを訪れた。実際にその壮大な姿を目にし、ガウディの他の建築にも触れて、心から感動した。その後に読んだのが外尾悦郎氏の『ガウディの伝言』である。
本書を読んで最も印象に残ったのは、ガウディのものづくりに対する姿勢だった。幼い頃、病弱で自由に遊べなかった彼は、自然をじっくり観察し、その中にある法則や構造を建築に取り入れた。その結果、140年以上経った今もなお揺るがない建築を生み出した。
また、ガウディは設計図や規則で職人を縛るのではなく、建築の理念や幾何学を共有し、一人ひとりが考えながら仕事を進められる環境を大切にした。その精神は世代を超えて受け継がれ、職人た -
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福岡出身の主任彫刻家ということで興味を持ち購入。
「小さな仕事を毎日コツコツと積み重ねてきた結果、いつの間にか、とんでもないところまで来ていたという気がします。」著者の誠実さ、真摯に向き合ってきた姿勢に心打たれる。
「地中海地方独特の鮮烈すぎるほどの空の青さ。その中にくっきりと浮かび上がる巨大なシルエット」に圧倒される。
「サグラダ・ファミリアは信者たちにとって「石の聖書」」らしい、今そこにいるみんなが息をのんで静かに佇んでいた。
「ガウディは本当に人間を幸せにするものをつくろうとしていたと思います。そしてまた、人間がつくり得る最高のものを神に捧げようとしていました。建築や彫刻などの造形だけ -
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【書名と著者】
ガウディの伝言 (光文社新書)
外尾悦郎
【目的】
職場の上司に勧められてなんとなく。したらば、たまたまガウディの没後100周年に差し掛かるタイミング。ぜひとも6/10までに、なんとなく読むかと思い手に取った。
【読後感】
世界に差別と病気と格差を広めたキリスト教徒は個人的には嫌い。
今までに2度眺めたサグラダファミリア、妙に有機的で気持ち悪いと思っていた。だがしかし、自然から着想を得た象徴と設計を統合する考えに基づくものと思うと、見方によっては合理的で正しいのだと認識できた。
【印象に残ったポイント】
・人間万事塞翁が馬
ガウディは体が弱くてぼっちだったから、自然を観察 -
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サグラダファミリアに行く前の飛行機で読み終えた。
サグラダファミリアの工事のニュースをテレビで観ているときは、「なんでこんなにずっと工事しているんだろう?」程度にしか思っていなかったが、この作品を読んで完成までに時間がかかっている理由や時間をかける意味がよくわかった。
ガウディが建築を単なる美しいデザインというだけでなく、構造的に美しいことや自然やキリスト教などに向けたメッセージ性を込めて1つ1つ創り上げていることにすごく感動した。また、ガウディがなくなり設計図がない今でも、外尾さんをはじめとする彫刻家たちがガウディならこう考えるという意志を受け継いでいることが、時代を超えてサグラダファミリア -
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胸がいっぱい……!最高の読書体験でした。
「ガウディ展」の予習にと読み始めましたが、グイグイ引き込まれ読み耽ってしまいました。
最初のファサード「生誕の門」が完成したサグラダ・ファミリア。
その隠された象徴や歴史、ガウディの思考、彫刻家の外尾さんがこれまで聖堂建築に携わるなかで得た知見や考察、感じたことなどについて綴られています。
読みながら天才ガウディの思考やその思いに触れ、近づいていくような不思議な体験。壮大な旅を終えたような心地いい疲労感と興奮に包まれています。
あまりにも壮大すぎて現実感がないのが、「サグラダ・ファミリアを楽器にする構想」。比喩ではなく。
当時の科学技術でこんなこ -
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2006年に出版されたものだが、帯に超ロングセラーとある通り、サグラダ・ファミリアの人気とともに増刷され、2025年8月で16刷!
ガウディの一生と著者である外尾悦郎さんがサグラダ・ファミリアで石工として働くようになった経緯や彫刻家としてどのように考えて彫ってきたのかなどが書かれている。
ガウディとグエルの出会いはこの時代のスペインでなければあり得ず、神様の采配としか思えない。それは外尾さんがガウディの直弟子からガウディの話を聞けるタイミングで働き始めたという事もそうだと思える。
とても読みやすくて、また、大事な事が書いてあり、どうか完成まで見届けられますようにと思った。読んでよかった〜!
ス -
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サグラダ・ファミリアの彫刻家、外尾悦郎さんのエッセイ本。
2006年に書かれていて、今年2026年なので20年前に書かれていたんですね。
ガウディ死後100年の今年、イエスの塔の完成ということもあり、4月にバルセロナに行って、実際にサグラダ・ファミリア、グエル公園、カサパトリョなど見てきました。
ガウディ建築、素晴らしい!
死ぬ前には絶対行くべき場所です。
ガイドブック含め、「博士ちゃん」の番組、さらに外尾さんのコメント通りのガウディの世界を楽しんできました。
現地のガイドの方も外尾さん含め本書の事を知っていて、ガイドさんからも色々教えていただきました。
本書によって、それがまた思い出 -
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新婚旅行でサグラダ・ファミリアへ行くため、その歴史やコンテキストをインプットしておくために読んだ。著者は日本人の彫刻家で、サグラダ・ファミリアの建築に携わった張本人。
一般的な知識というよりは、彼から見たサグラダ・ファミリアそしてガウディ、脈々と受け継いできた言葉や想い。
それらを我々のような未来の観光客に渡す事で導いてくれる素晴らしい本だった。
ただでさえ、遠目に見るだけでため息が出るほどの建造物だったが、この本で知識のベースを得ていたからより観光を楽しむことができた。
バルセロナへ行く人は必読。観光ブックよりも先に、ガウディの伝言をぜひ。 -
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ネタバレこの本やバルセロナ旅行、ガウディ展によって、少しずつガウディの生涯や建築の特徴、考え方が分かるようになった。
生涯独身で家族の面倒をよくみた苦労人。酷評されたり評価されたり世間の声に悩むことも多く、一時期は過剰な断食で静かに死のうとしていた時期もあったよう。最後はサグラダファミリアに魂を捧げ、路面電車に轢かれて亡くなった。
建築の特徴としては、木や植物や動物の構造を建物に当てはめたこと。特に印象に残ったのは、葉っぱは雨水を溜めないで自然に落ちていく構造になっていて、それを屋根の形状に反映させたということ。体が弱かった子供時代に自然を観察したことが繋がってくる。あと有名なのは逆さ吊りアーチを