外尾悦郎のレビュー一覧
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2024年8月にバルセロナを訪れた。その時はガウディに関する知識もなく、サグラダファミリアは有名な世界遺産だから見ておこう、くらいの気持ちだった。石の暗そうな建物を想像していたから、実物のそのデザインや色彩、大きさに予想を悉く覆され、言葉を失った。聖堂の中はまるで高い木に囲まれた森のようで、柱や壁のひとつひとつが美しく、とにかく圧巻だった。
先日「博士ちゃん」を観て外尾氏のこと、サグラダファミリアについて改めて知り、遅ればせながら本書を手に取った。
己の生涯を捧げてつくっているものの完成を見ようとしない慎ましさ、次の世代にその仕事を託す、ガウディの愛と先見性。生前は不遇に見舞われたものの、神の -
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悪魔というのは、人間がイデオロギーを信じきっているとき、どちらかにまっしぐらに突き進もうとしているとき、心に忍び寄ってくるものだと思います___
ガウディの「石の遺言」が心に刺さったなぁ。
正義感や優しさと同居する悪魔。誰しも完璧ではない、ということ。
それにしても。
ガウディが亡くなり、図面や設計図もないなかで、あれだけの歴史的建造物が建築されていることが本当にスゴイ。建築家や彫刻家、職人の方々が、石と向き合い、想像力を働かせ、試行錯誤を繰り返してきたんだろうなぁ。
途方もなさすぎて、それゆえに尊い。
働くとはどういうことか、ということも考えさせられた。 -
Posted by ブクログ
憧れの地バルセロナを訪れ、サグラダ・ファミリアの威容に心打たれ、帰国後すぐに書店でこちらを購入しました。
主任彫刻家の外尾悦郎さんによる丁寧な語り口で、美しいばかりでなく人々の想いと研鑽が詰まった大聖堂を思い出させ、何よりガウディの人となりに思いを馳せながら、ワクワクして読むことができました。外尾さんご自身のご経歴もまた、短くさっぱりと語られていますがエキサイティングで大変面白かったです。
その他、ガウディの建築や彼の生きた時代のことも綴られており、バルセロナを再訪する日が楽しみになりました。
所々に挿入された写真が理解を助けますが、一番は現地に行くことだと思います。 -
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TVで見た芦田愛菜ちゃんの
スペインでの解説が素晴らしく、
本書に辿り着きました。
なんか、ガウディも人間だったんだな、と。
揉まれて悩んで、人に引き上げられ、時には貶められ。
独創的なシルエットが先行して、
生まれながらのすっごい鬼才だったのかな、とか思っていたが、
建造物をいくつか見た時、ちょっとなんだかしんみりしてしまったのはこういうことだったのかと。
奇抜ではあるが、自身の才能に溺れて独創しているという感じではなかったもんな。
ガウディの生涯や建築について学びつつも
所々聖書を読んでいる気持ちになります。
あと外尾さんの文章がうますぎた。
かなり想像も入ってると思うけど、押し付け -
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ネタバレガウディがどんな人物で、サグラダファミリアにいかなる思いを寄せて建設し始めたのか、どのようにその意志が受け継がれ今日まで建設が続いているのか...
数年前にバルセロナで見たサグラダファミリアを思い浮かべながら、ガウディをはじめ、その建設に携わる人々の思いを巡らせました。
とても、素晴らしい本に巡り会えて光栄です。
デザインが特異で芸術的な教会と思っていたことがありましたが、サグラダファミリアの魅力はそのデザイン性だけで語ることができません。
機能と芸術を両立させるところや、職人さんたちを大切にするところなど、外尾さんを通して、ガウディの知らない一面を知ることが出来ました。
ガウディの世間か -
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極めつきのガウディ入門書。ガウディ建築の本質を単刀直入に語る。
著者は1978年25歳の時にサグラダ・ファミリアに彫刻家として入り、以来45年。現在は主任彫刻家としてプロジェクトをとりしきる。ガウディとサグラダ・ファミリアを語らせるなら、彼以上の人はいない。
驚くのは、ガウディの発想の豊かさ、そしてそれを実現するための周到な準備と緻密な計画性。あの奇妙な「逆さ吊り実験」など、だれが考えつくだろう(しかもそれを10年も続けるとは)。直線で構成される双曲線面や放物線面、イエスの塔を中心にした18基の塔、生誕のファサードなど3つのファサード、さらには84の音階を出せる鐘とその音響効果。できあがるのは -
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サグラダファミリアに行く予定ができたため、ガウディに関して学ぶ中で見つけた本。サグラダファミリアに実際関与する方の本ということもあり、とても興味深い。サグラダファミリアへの興味期待を高めてくれる素晴らしい本
メモ
・空の色が違う、石でできているなどから圧倒される言葉に尽くし難い存在。
・光も音も組み合わせた総合芸術
・職人の創造性を最大限発揮させるために図面が無かったのではないか
・直線はないと言われるが、曲面も実は直線で構成されている
構造上負荷が偏りやすい部分に曲面を上手く活用
・彫刻が構造を補強する
・自然は偉大な書物。人は何も創造しない。