外尾悦郎のレビュー一覧

  • ガウディの伝言
    面白かった点
    (アントニオ・ガウディ)
    ガウディとはどのような人物か
    ガウディが生きた当時のスペインの様子、雰囲気
    ガウディのキーパーソン
    サグラダ・ファミリアがどのような思いで築き上げられてきたのか

    (外尾悦郎さん)
    サグラダ・ファミリアにて日本人である外尾さんが石を彫ることになった経緯
    パリで...続きを読む
  • ガウディの伝言
    「ガウディ=サグラダファミリアの設計士」以外の知識がない状態で、日本人がその建設の重要な役割を担っていることを知って興味を持ち本書を取った。

    ガウディ生前の記録が限られる中で著者が読み解くサグラダファミリア、ガウディの想いが明快な日本語で綴られ、天才建築家の天才たる所以に理解が深まる。(禅における...続きを読む
  • ガウディの伝言
    935

    実際にサクラダファミリアの彫刻に携わった日本人彫刻家のガウディ本。サクラダファミリアが重力を表現してるのは知ってたけど、「天国に引っ張られてる聖堂」っていう表現が好きだった。デザインは徹底的に自然模倣したり、植物の形状とかを参考にしてるらしい。自然を尊敬してるからちっぽけな1人の人間でもあ...続きを読む
  • ガウディの伝言
    サグラダファミリアを見に行く前に読んだ。
    芸術的な外観で、細かな装飾もすごい。ガウディの思いも汲みとって、大勢の人の熱意と技術で作られているのだと伝わる。
    見た目がすごくインパクトがあるからそこに目が行きがちだけど、もちろん内部もサグラダファミリアにしかない空間ができていて、緻密に考えられて作られて...続きを読む
  • ガウディの伝言
    10年振りの再読。
    ガウディと彼の作品(サクラダ・ファミリア等)を専任彫刻家である著者が毎日コツコツと手を動かして読み解いた発見を、一般の読者に解り易く解説してくれている。全体として解りやすいが、テーマ自体がとても深いので、読めば読むほどその果実を得ることができそうな著作。一度目よりも二度目、三度目...続きを読む
  • ガウディの伝言
    外尾さんのガウディに対する理解、愛情、そしてサグラダファミリアを完成に導く決意と思いが詰まった心に迫る一冊。
    外尾さんが自ら語らずともその苦労や苦悩が必然的に伝わって来て目頭が何度も熱くなります。
    だからこそガウディの事、サグラダファミリア建設に関わる人たちの思い、人として生きていく上での幸せや苦し...続きを読む
  • ガウディの伝言
    これはもう8年くらい前の話。
    スペイン旅行の前に読んだ本。

    ガウディの未だ未完成の作品(教会)サグラダ・ファミリアを見に行くための予習だった。
    日本人が携わっているってことだけでもすごいこと。
    でもきっと、この方だからこそできないことなんだろうなぁ…それくらい彼自身のサグラダ・ファミリアに対する想...続きを読む
  • ガウディの伝言
    もしスペインを訪れるなら、サグラダファミリア聖堂を見てみようと思うなら、必ず読んでおくべき本。

    読みながら奈良の法隆寺や古刹を作った職人達のことが思われてならなかった。こういう建築は信仰を抜きには語れないのだと思う。それが良いとか悪いとかいうことではなく、人を衝き動かすものが物欲や名誉欲だけではな...続きを読む
  • ガウディの伝言
    最後の方に行けば行くほど面白かった。p.258がすごく胸熱で鳥肌がたった。確かにこれは物作りをしたくなる本だ!!!でも、読めば読むほど、ガウディは人間離れしてるし、建築家や彫刻家は人間なのに私には想像もつかないようなものを作り出していて、ガウディも含め物作りをしている人たちと私がいかに実力が離れてい...続きを読む
  • ガウディの伝言
    幸福の定義は人それぞれだけど、外尾さんの幸福論がわたしはとても好きだと思いました。
    ガウディは死に方も含め、とっても幸せだったと思う。
    そして外尾さんもまた幸福だろうなと勝手に思ってしまいました。

    いつか、ガウディが聞きたかった音色が響くことを願います。そして、たぶん毎日変わりゆく音色を聴いている...続きを読む
  • ガウディの伝言
    素晴らしい本である。バルセロナ旅行の準備として購入した。サグラダファミリアの建築に直に携わっている外尾さんだから語れる深い話が全編にわたっている。本を読むだけで感動させられる。本物のガウディの建築物を目の前にしたらどんな感情が湧くのだろうか。ゆっくりとバルセロナを観て廻りたい。
  • ガウディの伝言
    読み終えた今、兎にも角にも拍手喝采を送りたい。
    日本人でガウディについて語るのにこれ以上相応しい人がいるだろうか。いるわけがない。
    筆者は1978年以来、彫刻家としてサグラダ・ファミリア建設に携わってきた、正真正銘作り手の一人なのだ。

    本書はガウディやサグラダ・ファミリアについてその時代背景も含め...続きを読む
  • ガウディの伝言
    サグラダファミリアの彫刻責任者である外尾氏のノンフィクション。

    これを読んでから行ったので、サグラダファミリアの見方が違ったと思う。外尾氏はガウディの思い描いたものとは違うと感じてる受難の塔を遠回しに非難してるっぽいけど、実際に見たら、シンプルにキリストの受難を描いているもの逆に伝わってきたなと思...続きを読む
  • ガウディの伝言
    新書は内容薄っぺらいものが多いですが、これは当たり。
    製作者本人からの言葉は重いし、貴重。
    内容もガウディの人柄やバルセロナの歴史についての記述もあり、これから教会をみにいくひと必読の書。
  • ガウディの伝言
    ガウディはずっと気になる存在で、断片的に彼についての情報は得てきたけれど、この本を読んで、彼の人となり、サグラダファミリアへの想いを全体としてつかむことができた。

    デザイン、機能、象徴と、彼の作品には全てが考慮されている。今読んでも全く遜色がないし、それどころか今の時代のものづくりにも十分に学ぶと...続きを読む
  • ガウディの伝言
    言葉にならない感動。エピローグは嗚咽を堪えて読んだ。大きなものに生きる。自分を無にして。宗教を小馬鹿にする人がいるが、宗教が時代を越えた人間をつくるのだ。日本語として美しい本でもあった。

    ・モノをつくる人間をダメにする確実な方法は、全体を考えさせず、細かい作業をひたすら義務としてやらせること。
    ...続きを読む
  • ガウディの伝言
    子供の頃テレビでサグラダファミリアを見たとき、この建築物が何なのかもわからないのに『いつかこれを見に行きたい』と思うぐらい衝撃を受けた。

    それから十数年後実物のサグラダファミリアを見上げたとき、あの時以上の衝撃を受けた。 そしてこの本を読んだ。『完成したらまた行こう』と決心した。
  • ガウディの伝言
    サグラダ・ファミリア専任彫刻家の日本人が書くガウディ伝。
    機能とデザインを同時に解決しちゃう天才性。最初は「よく分かんねー教会だなー」くらいの印象しかなかったが、すべてが計算ずくの構想で建設されている。スゲー。

    基準値7.5mでほぼ全体のプロポーションが決められ、逆さ吊り実験や科学の知識により自然...続きを読む
  • ガウディの伝言
    バルセロナに住むことになったので、サグラダファミリアの彫刻を担当したという外尾さんのこの本を読んだ。

    サグラダファミリアだけでなく、数々のガウディ建築に触れながらガウディがいかにしてこうしたデザインを生み出し、作り上げてきたかがよく分かる。

    自然、特に植物から造形を学び、機能とデザインと象徴を一...続きを読む
  • ガウディの伝言
     サグラダ・ファミリアの建築が100年以上続けられているということは建築に疎い自分でも知っていることでしたが、この建築がどのような背景で造られ始めたのか、どのような建築家がかかわっているのかといったことはほとんど知りませんでした。この本は自らもその建築に携わっている日本人である外尾悦郎さんによって書...続きを読む