トロツキーのレビュー一覧

  • 永続革命論

    Posted by ブクログ

    本当にロシアでの革命を理解した男です。
    レーニンは勿論ロシアにおける革命家ですが、マルクス主義に固執しすぎるところがありました。トロツキーの理論を「歴史を飛び越している」と非難しました。
    しかし十月革命以後、レーニンはトロツキーを認めました。レーニンはトロツキーを「一番のボルシェビストである。」と評価しました。
    レーニンはブルジョワ民主主義革命が起きた後、プロレタリアート革命が起きる、とする二段階革命論にいつまでも固執していましたが、トロツキーは「ブルジョワ革命が起きた国はフランスやイギリスのような先進資本主義国家だけ。ロシアは後進国だ。ブルジョワは地主は国家権力と結びつき革命を起こすような階

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    2009年10月04日
  • レーニン

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    ネタバレ

    少しレーニンのことを知らないと
    読むことはつらいかもしれません。

    あくまでも彼は搾取される立場のものを
    見据えて、たたかい続けました。
    今でこそ、黒歴史と批判されますが、
    この本を読んで、彼の人柄を見る限りは
    そうは感じませんでしたね。

    著者は、彼に見初められた人。
    だけれども、この巨大な星が堕ちてからは
    それなりの手腕のあるトロツキーですら
    以前の栄華を取り戻すことはできなかったようです。

    それよりも気になったのは、
    ある有名作家のくだりですね。
    本の世界では超有名なお方ですが
    人としては最悪の人間ですね。
    何しにきたんだか。

    その後のソ連はいろいろと
    大変だったみたいですね。

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    2014年04月27日
  • レーニン

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    ネタバレ

    その名の通り、トロッキーがレーニンについて書いた話。傍にいた人だからこそ分かるレーニンのその時々の感情などの描写は興味深い。ただ、傍にいたからこそ盲目的な記述も多く見られる。

    ソビエトはまず理論があり、そして国ができた。理論通りに動かすためには強力な指導者が必要で、強力な指導者は周囲の批判を受け付けない。「今はこうだけど、いつかは理想の世界がやってくるはず」これがソ連の前提だった。

    この理論には感情が入っていないことも問題である。指導者は大衆を非理性的だとバカにして見下しており、理性を抑えてこそ、ソビエトが完成すると考えていた。ただし理性を抑えられたのでは帝政の頃と変わらない。

    ロシアで

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    2011年06月23日
  • 永続革命論

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    今の時代こそ、すごく難しいけれども
    読んでほしい本ですね。
    資本主義というものが当たり前にあるけれども
    その結果を見ていくと…という別の視点や
    著者がその当時、どれだけ時代を先行し
    見据えていたかのすばらしさ。

    ただし、かなりこの本は強烈です。
    批判に終始していますし。
    その結果は…暗殺されます。
    スターリンにとっても彼はあまりにも
    脅威過ぎたわけです。
    おそらく、自分の論の不備を論破されてしまうから。

    別の本の彼とは、また違っています。

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    2016年01月30日
  • レーニン

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    民衆を小馬鹿にした態度はどうにかならないものか?
    革命とか吠える人達は大体こんなものだろうけど、結局長くは続かないことは歴史が証明している。
    まぁ見下される立場の当方の遠吠えですが、こういう人達に共鳴する気持ちはよく分かりませんな。

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    2014年01月19日
  • ニーチェからスターリンへ~トロツキー人物論集【1900-1939】~

    Posted by ブクログ

    トロツキーがニーチェを評論?と読んだ本。ニーチェ論は思想そのものよりも、成り立った社会環境をマルクス主義的に分析するもので、読んでいてその切り口が懐かしいな、と、、、、。他に収録されている「国家社会主義とはなにか」の論評の的確さには瞠目。この時代、マルクス主義は武器だったのだと思う。残念なのは、資本主義を克服して出現するはずの社会について、マルクス・エンゲルスの時代からレーニン、トロツキーが活躍するあたりで、もう少しきちんと設計しておけば、今頃、世の中はもう少しは良くなっていたかもしれないなあ、ということ。みな革命だけで手一杯だったのだろうけれど。

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    2012年05月17日