トゥルゲーネフのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
とんでもない話です。
10代半ばかな?今で言うと中学生かな?みたいな男の子が、20代前半くらいの女性に惚れちゃうわけです。
それでまあ、別段エッチなことがあるわけではなくて、精神的に振り回されたりもてあそばれたりするんですが。
実はその娘さんは、男の子のお父さんと不倫の関係でした。どっとはらい。
という話なんです。
それが、男の子目線から、実に繊細と言えば繊細に。
理屈抜きで、とにかくキレイなお姉さんにのぼせちゃってる。
もう、身もだえするほどに恥ずかしくて、自殺したいくらいみっともない。
そんな10代のアホな恋ごころが、恥ずかしくて恥ずかしくてもう、たまりません。
1860年に発表され -
Posted by ブクログ
少年ウラジーミルは隣に引越してきた年上の美しい女性ジナイーダに恋心を抱く。しかし彼女は自身に好意を寄せる何人もの男たちを家に集めては、いいようにあしらい楽しんでいた。そんな彼女の型破りな言動に驚きつつもウラジーミルの想いは募る一方。しかし、ある日を境に彼女の様子が一変する。ツルゲーネフの半自伝的恋愛小説。
恋は盲目というように、好きという気持ちが湧いてしまうと許されない恋だとしても止まらない。辛くても苦しくても、会えるその一瞬に幸せを感じる。そんな切ない恋を経験する者と、目の当たりにする者。好きになった相手だからこそ、微妙な変化には良くも悪くも敏感に気付いてしまう苦さがよく描かれている。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ近代文学の分類になるんだろうけど、子どもと大人の間を揺れ動く主人公の瑞々しい初恋の心理描写は今の時代でも十分読めるものだった。あと情景描写もかなり良い。
タイトルの通りテーマは「初恋」。冒頭で三人の男達が各々の初恋について語るという話になり、主人公が回想(ノートに回想を書く)形式で、初恋の人ジナイーダとの思い出を語ることになる、というもの。
ロマンスものはあんまり好きじゃないけど、主人公がまだ半分子どもで、その恋愛も初々しくて甘酸っぱくてでも苦しくて抗いがたくて…で良かった。それにしても主人公と、主人公の父と、初恋の人の三角関係というのはすごい……というか字面だけみると完全にインモラルにな -
Posted by ブクログ
ネタバレ衝撃的な小説だった。
おじさん3人で初恋について語り合う、ノスタルジーを感じる設定。
主役であるウラジーミルの初恋相手ジナイーダは、美しく気品に溢れ、天真爛漫な女性。モテモテのジナイーダは、男達を魅力し、翻弄する。小悪魔、いや、悪魔的である。
ジナイーダに陶酔し、どんな要求でも喜んで叶える男達と、彼らを手のひらで転がし楽しんでいるジナイーダ。その奇妙な関係は、まるで見てはいけないものを見ているよう。
さらに奇妙なのは、ウラジーミルの父親である。
ジナイーダと密かに交際するのだ。奥さんは健在である。その上、ウラジーミルがジナイーダの虜なのは明白なのにも関わらず。
ジナイーダと父親は一目見た時から