チェスタトンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
日曜日から土曜日まで七つの曜日を名乗る男たちが
取り仕切る秘密結社をめぐる陰謀を描いた小説。
七つの曜日を名乗る男たちの誰が味方で、誰が敵なのか
彼らが計画するテロの行方は、とストーリーは冒険・スパイ
ものの雰囲気を漂わせているのですが、しょっぱなの語りなど
ところどころ観念的な話も出てくるなんともおかしな小説です。
七つの曜日の男たちそれぞれの正体が先に進めば進むほど、
意外というか、想像の上をいかれてしまい思わずにやり
としてしまいました。
後半はゾウや気球を追っての逃避行に最後に語られる
話と
分析したり話の裏を読み取ろうとすると、様々な解釈が
出来そうな小説だと思いました -
Posted by ブクログ
G.K.チェスタトンさんという、イギリスの人ですね。1874-1936という生没年。当時のイギリスでの、ジャーナリスト・評論家・小説家・詩人、というような立場の人だったそうです。
恐らく活動の大半は、政治から文学まで幅広くの評論批評的な、新聞などへの文章だそうですね。
ちなみにコナン・ドイルさんが1859-1930。バーナード・ショーさんが、1856-1950。ジョージ・オーウェルさんが1903-1950。
まあ、なんとなく、コナン・ドイルさんとチェスタトンさんは同時代人、というのが素人には判りやすいです。
チェスタトンさんというと、いちばん有名なのは「ブラウン神父シリーズ」という探偵もの。