オースティンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ジェイン・オースティンの『ノーサンガー・アビー』です
またしても光文社古典新訳文庫がとっても読みやすい訳で出してくれたので、感謝しかない
光文社には足を向けて寝れない
光文社どこにあるか知らんけど
『分別と多感』と『エマ』もよろしくお願いします
はいね、ちょっとドキドキしました
え?もしかしてこれなんかバッドエンドなんちゃう?って
もうキャサリンが世間知らずすぎてね
本ばっか読んでるからこんなことなんねん(お前が言うな)
だがしかーし!
大丈夫でした
そりゃあそう
そりゃあそうよ
オースティンだもの
こんなんもうネタバレでもなんでもないもの
オースティンの物語はハッピーエンドと決まってるもの
だがしかーし!
オースティン史上最もイライラした物語とも言えよう
いやオースティンはイライラさせるの上手いのよ
だけど本作は破格のイライラで迫ってきます
キャサリンがね
ほんともうアホか!って言うね
なんでそんな簡単に信じちゃうかな〜って
なんでそんな見当違いなとこ行っちゃうかな〜って
本ばっか読んでるからこんなことなんねん(さっきも言った)
でもね
ちょっと分かる
本ばっか読んでるとそういうことなるよね〜
なんか想像力良すぎて深みにハマるやつねw -
Posted by ブクログ
「もう、いいか」とちょっと思いました
ちょっとね
「もう、後は古典だけ読んでればいいか」と、ほんとにちょっと思いました
ミステリーとかも含めてな
「古典と余生」っていう題名で論文書いちゃおうかと思いました
だって間違いないもの
ジェイン・オースティン間違いないもの
はい、イギリスが生んだ恋愛小説の名手ジェイン・オースティンの『説得』です
実はこのあと『高慢と偏見殺人事件』という妖しげなパスティーシュが控えているのでね
読んでみましたよ
ざっくりあらすじ
8年前に母親代わりと慕うラッセル夫人の『説得』により、海軍軍人ウェントワース大佐との婚約を破棄してしまった准男爵家の次女アンが、ひょんなことから彼と再会して…
いや、分かっとんねん!
こちとらジェイン・オースティンの物語がハッピーエンドしかないのは分かっとんねん!
じれったいわー
あーもうじれったいわー
玉置浩二だわー
もう延々玉置浩二いやじれったいのよ
さっさとくっつきなさいよ!ってイライラしっぱなし
なにを読まされてんねん!っていうね
ほんともう最高か!っていうね
しかしものの数十ページでアンの父親と姉と妹が嫌な奴って全身に染み渡らせるオースティンの筆力がエグいw -
Posted by ブクログ
1. 文体の魅力:初々しさと、新しき「メタ的なユーモア」
主人公キャサリンの純粋さや無垢さがそのまま滲み出ているような文体で、非常に読みやすく、すんなりと物語に引き込まれた。
特に後半にかけて、筆者(語り手)自身がユーモアを交えながら、主人公の心情や物語の展開について作中で直接言及(介入)してくるような仕掛けが印象的。当時の文学の枠組みの中で、非常に斬新でモダンな試みだったのではないかと感じた。
2. 「空想と現実の境界」というテーマの面白さ
当時流行していた「ゴシック小説」が大好きなキャサリンが、そのダークで劇的な世界観をそのまま現実の日常生活に持ち込んでしまう、という構造をコミカルに風刺している点がユニーク。
「空想と現実の境界線をしっかり持つべきだ」という教訓・テーマ性としても、非常に興味深く読めた。
3. 多層的な読書の愉しみ(風刺の先にあるもの)
風刺というメインテーマに留まらず、登場人物それぞれの「性格の出方」が実に生き生きと描かれている点が何より面白い。
「この人は本当は裏でどう思っているんだろう?」と、行間の心理を想像しながら読む愉しさがあった。
同時に、当時のイギリスにおける階級制度、結婚観、家柄へのこだわり、社会の空気感や風俗・文化といったものが、物語を通じて立体的に知ることができる知的満足感も高かった。 -
Posted by ブクログ
ゴシック小説に夢中のキャサリン。気になる男性ヘンリーの実家に訪問する機会を手に入れたと思ったら、そこはなんと「ノーサンガー・アビー(僧院)」だった。まさにゴシック小説の舞台!ヘンリーにもノーサンガー・アビーにも興奮するキャサリン。彼女が夢見るゴシック小説的展開は訪れるのか⁉︎そしてヘンリーとの恋の行方は⁉︎ってな話。
私は本当に恋愛小説には全く興味がないんだけど、ジェーンオースティンだけは別。「分別と多感」は楽しく読んだし、「高慢と偏見」は大好き。それもこれもオースティンの文章から漂う観察眼の鋭さとユーモアのせい。今回も楽しく、時には声に出して笑いながら読んだ。この作品には作者が顔を出して説明を始めるところがあるんだけど、それももう自分の大好物で楽しかった。と同時に、人間関係のいろいろは時代や国が違っても共通してるところがあるんだなとか、人間ってダメなところあるよなとか、人間について考えさせられながら読んだ。難しいってわけじゃないんだけど、考えちゃう。オースティンの観察眼の凄さだと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ自分の話を誇張して話すナルシストなジョンみたいな人はどの時代にもいるね〜。
最初から最後までジョンは嫌な奴。でも彼がいなかったらこの物語は成り立たない。
厳格で冷静なティルニー将軍はキャサリンみたいな物事を多角的に見ず一喜一憂する人が苦手そうなのに、彼女に優しいのは何故なんだろう。
↑の謎は終盤に明らかになる。将軍も単純な人だ.....
妄想癖のあるキャサリンの暴走っぷりがノーサンガー・アビーに到着してから炸裂するのが面白い。オースティンもキャサリンを描くのが楽しかったのではないか。キャサリン、憎めなくて可愛い。
偏見にとらわれずに人、物事を多角的に見ることが大切だと改めて思った。
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Posted by ブクログ
ネタバレこの作品で初めてオースティンを知ったが、面白い!
最近恋愛小説を体が受け付けなくなっていたのだが、『説得』は精神的に成熟した大人の恋愛が描かれており、主人公が情動的で不合理な行動をとるようなこともなかったので、いらいらせず読むことができた。
物語の序盤では「盛りを過ぎた」と表現されていた主人公アンが、物語が進むに連れてどんどん輝きを取り戻していく様は読んでいて幸せな気持ちになった。というか、アンができた人間すぎる!(父と姉以外の)登場人物皆がアンに好意を持つのも頷ける。
他方で、メアリの自己中心っぷりには驚かされた。邪悪な人間ではないのだと思うが、彼女の我儘によってアンとウェントワース大佐の仲が拗れやしないかとヒヤヒヤさせられた。
物語の鍵である「善意に基づく警告に耳を傾けるのが正しかったのか、危険を冒してでも、自分の心が命じるままに従うべきだったのか?」(「解説」p510.ℓ9-10)という問いについては、今の自分の境遇(独身、20代後半)がアンに近いため、自分ごととして身に迫ってきた。私はまだ若輩者だが、「経験」の偉大さは徐々に感じ始めており、特に善意と良識のある年長者の意見を聞くことは、より困難の少ない人生を歩むためには不可欠なのではないかと思っている。他方で、若い時分に情熱のまま人生の舵を切るという選択は、たとえ一時的にであれ、前者の選択では決して得られないような燃えるような幸福、陶酔をもたらすのかもしれない、とも思う。要は、長期的な幸福をとるか、長期的な幸福を捨てる覚悟をした上で、一瞬の爆発的な幸福に身を委ねるか、ということか。
現代においては、この問いにぶち当たった時、アンがとり得た二つの選択とは別の、第3の選択肢を選ぶことが可能であろう。それは、周囲の警告に耳を傾けた上で、彼らの危惧する危険(ex.経済的不安)を(女性)自らの力で取り払うというものである。自立的な生活能力を身につけることで、情熱的な恋と長期的な幸福の両方を獲得できるだろうと考えるのは、早計だろうか。