ウルフのレビュー一覧

  • ダロウェイ夫人

    Posted by ブクログ

    「灯台へ」のような劇的な展開がないのでやや退屈。また(方法論上仕方がないのだろうけれど)書き手の視点が目まぐるしく変わるので、注意していないとわからなくなりがち。当時の英国の世相がリアルに感じられる。

    0
    2017年02月23日
  • ダロウェイ夫人

    Posted by ブクログ

    意識の主体を次々と変えながら視界と心情を語っていくという独特の文体。蝶が舞うように、次々と視点が変わっていくのが斬新で面白い。

    全体として薄暗い閉塞感を感じる。作者が上流階級であることも意識させられるけれど、必ずしもその立場にとらわれていないのは救いだ。

    個人的には、セプティマスとピーターに同情する。

    0
    2011年05月28日