加藤文元のレビュー一覧

  • 数学する精神 増補版 正しさの創造、美しさの発見

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    もっと読みやすいかと思っていたが、意外と飛ばしているところがあった。素早く2週間で書いたというだけあって、数学好きにはいいのかもしれない。

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    2021年02月14日
  • ガロア 天才数学者の生涯

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    偉大な数学者ガロアの物語。数学者というと、静かな書斎で一人黙々と計算をしているイメージがありますが、彼は違いますね。波乱万丈の生涯でありました。数学を学んでわずか数年の若者が、それまでの数学にない新しい概念を生み出せたことにビックリします。ガロアは、レ・ミゼラブルと同時代の人なんですね。

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    2020年07月12日
  • 物語 数学の歴史 正しさへの挑戦

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    紀元前のユークリッド「原論」やアルキメデスからフェルマーや現代の研究者までの数学の歴史について記したもの。簡潔にまとめられているが、素人には内容が難しい。特に近代の数学の理論は理解できなかった。印象的な記述を記す。
    「ユークリッド「原論」」
    「アルキメデス」
    「フィボナッチ数列(ウサギの繁殖行動)
     1,1,2,3,5,8,13,21,34,55..
     隣り合うフィボナッチ数の比
     Φ=1+1/ 1+1/ 1+1/1+...=1+1/Φ
      =1+√5/2
      =1.618033989...(黄金比)」
    「オイラーのゼータ関数
     1/1※2 +1/2※2 +1/3※2 +1/4

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    2018年11月26日
  • 物語 数学の歴史 正しさへの挑戦

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     「古代ギリシャ世界から始まり、中世アラビア世界を経由して、その後ヨーロッパ世界に流入」(p.i)する「西洋数学」の流れ、そして「古代中国に起源を発し、近世以降の日本に和算という独特の数学の伝統をもたらした」(同)「東洋数学」の流れについて概説し、その2つが統合されていきつつある「現代の数学」について述べられている。
     数学の門外漢が読むと、ほとんど理解不能な部分もあったが、そのエッセンスというか、ある枠組みが取っ払われてもう1つの枠組みが構築されていく様子が、まるでミステリーのどんでん返しのような感じがして、面白いと思った。
     まず数学には「『計算する』という数学の形式的側面と、図形を『見る

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    2015年01月27日
  • 物語 数学の歴史 正しさへの挑戦

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    19世紀以降の数学については理論の名前だけ挙げて「難しいから詳細を知りたい人は自分で調べてね」というスタンス。
    西洋数学と東洋数学という対比もお題目として挙げただけで尻切れトンボ。
    現代数学につながる大まかな流れはわかるにはわかったが構成については疑問を感じずにいられなかった。

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    2011年04月16日