加藤文元のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
紀元前のユークリッド「原論」やアルキメデスからフェルマーや現代の研究者までの数学の歴史について記したもの。簡潔にまとめられているが、素人には内容が難しい。特に近代の数学の理論は理解できなかった。印象的な記述を記す。
「ユークリッド「原論」」
「アルキメデス」
「フィボナッチ数列(ウサギの繁殖行動)
1,1,2,3,5,8,13,21,34,55..
隣り合うフィボナッチ数の比
Φ=1+1/ 1+1/ 1+1/1+...=1+1/Φ
=1+√5/2
=1.618033989...(黄金比)」
「オイラーのゼータ関数
1/1※2 +1/2※2 +1/3※2 +1/4 -
Posted by ブクログ
「古代ギリシャ世界から始まり、中世アラビア世界を経由して、その後ヨーロッパ世界に流入」(p.i)する「西洋数学」の流れ、そして「古代中国に起源を発し、近世以降の日本に和算という独特の数学の伝統をもたらした」(同)「東洋数学」の流れについて概説し、その2つが統合されていきつつある「現代の数学」について述べられている。
数学の門外漢が読むと、ほとんど理解不能な部分もあったが、そのエッセンスというか、ある枠組みが取っ払われてもう1つの枠組みが構築されていく様子が、まるでミステリーのどんでん返しのような感じがして、面白いと思った。
まず数学には「『計算する』という数学の形式的側面と、図形を『見る