山岡淳一郎のレビュー一覧

  • ことばを写す 鬼海弘雄対話集

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    ネタバレ

     タイトルを見て即買い。
     内容も実に示唆に富んで面白い一冊だった。 対談相手もトップバッターが山田太一、締めが池澤夏樹。それだけでも読みたいと思えた本だった。

     鬼海氏の作品は「PERSONA」が雑誌などで取り上げられ、その一部を目にしている程度。写真集を通してじっくり眺めたことはなかった。近々拝見しようと思う。
     その「PERSOAN」も印象的なキャプションが付いているのが面白いなと思っていたが(写真そのものは、あまり好きたタイプじゃないけど)、その妙味がどのように培われて来たか、氏の思考、指向を知るには絶好の対談集。
     タイトルにもあるように、鬼海氏が本書で写し取っているのは「ことば」だ。「ことば」のメッセージ性や、アートに対する姿勢、思想を、カメラを使わずに人との会話の中で切り取っていくような、実にスリリングな対話の応酬だった。

     期待していた山田太一、池澤夏樹ら鬼海さんと世代の近い人たちとの対談よりも(それはそれで含蓄に富んで面白かったが)、道尾秀介、堀江敏幸ら若手との会話が良かったなあ。世代が違っても、生き生きと会話が弾むのは素晴らしい。

     写真とは、フィクションとは、アートとは・・・ 様々なテーマを「ことば」の達人たちと縦横無尽に語りつくす。そして浮かび上がらせるのは、氏がモチーフとする「人間」そのものだ。

    「人間っておもしろいもので、よしっ見てやろうと居直るとその場所にいられるんですよ。一方的にいじめられても、鎌首をもたげて見ていたら、呼吸しやすくなる。」

     ほんと、人間って面白い。その面白さを映し出せるか否かは、撮る(見る)側の感性、心のフィルター、心のフィルムの質や感度も大事なんだな。
     被写体(対談相手)の良さをどこまで引き出せるかは、こちらの感性のセンサーの解像度に関わる。
     己の感性を高めないとね!!

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    2019年10月15日
  • 生きのびるマンション 〈二つの老い〉をこえて

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    20190907- 0917私もマンション住まいなので、他人ごとではなく読んでいる。場所柄マンション住まいの人が多いので、カバーをつけて読んだほうが良いかなあ。

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    2019年09月17日
  • 木下サーカス四代記―年間120万人を魅了する百年企業の光芒

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    木下サーカスを支える
    四代にわたる人たちを縦糸に
    明治から始まり
    大正、昭和、戦前、戦中、戦後の
    その時々の日本の史実を横糸に
    紡がれた
    興味深いノンフィクション

    「サーカス」という
    「言葉」に惹かれて
    読み始めたのですが
    これが 実に面白い

    著者の山岡さんの
    それぞれ方への聞き取り取材が
    遺憾なく発揮されているので
    その臨場感たるや
    ぐっと 胸に迫ってくるところが
    何度も出てきます

    巻末の「木下サーカス 四代記」の年譜が
    また秀逸です

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    2019年08月01日
  • 木下サーカス四代記―年間120万人を魅了する百年企業の光芒

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    本書は、その木下サーカスの創業期から現在に至るまでの歴史をとりまとめたノンフィクションです。

    木下サーカスは1902年に中国・大連で旗揚げされ、今日まで約100年以上の歴史を有し、今でも年間120万人を動員するなど、根強い人気を誇ってます。

    しかしながら、その間、決して順風満帆だったわけではありません。

    数々の困難を歴代の経営者をはじめ、多くのスタッフが困難に向き合い、乗り越え、今日に至ります。

    困難を乗り越えるにあたり、さまざまな苦労話がありますが、共通しているのは、「お客さまに感動をお届けする」
    という、ぶれない熱い想いです。

    これは環境や分野が違っても、共通する大事なポイントだと思います。

    そういう意味で、仕事を進めるうえでも、多くのヒントを与えてくれました。

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    2019年03月18日
  • 長生きしても報われない社会 ──在宅医療・介護の真実

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    良くお調べで。

    但し、杉並区の静岡県との契約に関しては甘い。
    行くのに400キロ、ケアする人達事も有る。

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    2018年01月24日
  • 開成高校野球部の「弱くても勝つ」方法 限られた条件で最大の効果を出す非常識な考え方

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     王道のセオリーでも自分では無理だと思ったら、違う道を考えるといった、マイナスからプラスへ移行することによる考えには恐れ入った。

     弱い組織だからできることであるので、コンプレックスとうまくやり取りすることが、強くなれる方法であることがわかった。

     でも一番大事なのは、「準備」だということを訴えてる感じであった。

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    2016年04月21日
  • 逆境を越えて 宅急便の父 小倉昌男伝

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    ヤマト運輸を一躍有名にして、かつ仕事の為なら喧嘩も厭わない。そんなイメージの経営者にスポットを当てた一冊。これを読むまでは、あまり良いイメージを持っていなかった経営者像でしたが、本書を読んでみてその印象も変わりました。

    一般に「成功者」と言われる人たちは、その華やかな部分に目が行きがちですが、その裏では知りえない様々な苦労も。

    この書籍は、そんな表裏を隠さず書かれた内容で、読んで損はない感想です。また、著者の書き方の上手さも忘れてはならないです。

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    2015年07月18日
  • 深海8000mに挑んだ町工場--無人探査機「江戸っ子1号」プロジェクト

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    釣りをしていると、海の底はどうなっているのか、魚はいるのかが気になる。それを8000mの海溝で実際に取り組み、深海魚の撮影に成功する話。下町の町工場が深海無人探査に挑む。科学の話というより、下町中小企業の取り組みについて。それぞれの企業の思惑が垣間見え、単なる成功物語ではなく、企業が集まっておこなうプロジェクトマネジメントの物語としておもしろかった。

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    2015年01月18日
  • 深海8000mに挑んだ町工場--無人探査機「江戸っ子1号」プロジェクト

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    東京の町工場の人たちによる、深海無人探査機開発のお話。

    とはいえ、町工場の人たちだけでは決して開発は成功しませんでした。
    それでも、町工場の人たちは、開発の中心であり続けたとは思います。

    この本で紹介されたプロジェクトの成功もさることながら、プロジェクト遂行の過程で生まれた、様々な技術・製品も素晴らしいと思います。
    町工場の底力を感じた一冊でした。

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    2014年11月08日
  • 深海8000mに挑んだ町工場--無人探査機「江戸っ子1号」プロジェクト

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     最近話題になった、深海調査PJの本。技術的な話は少ないが、全体概要の把握がしやすく、面白く読めた。
     せっかくのルポなので、もっと技術的な詳細(ガラスの研磨がどのくらいすごい技術なのか、トランスポンダの発信信号の特徴はなんなのか?等)があれば良い。専門家じゃない読者のために、わかりやすく説明すればいい。

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    2014年10月29日
  • 国民皆保険が危ない

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    第4章の、幕末から昭和36年の「国民皆保険」に至る歴史は、誰でも一度は目を通すべきだと思った。

    文献一覧が無いので、マイナス☆一つ

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    2013年10月05日
  • 国民皆保険が危ない

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    国民が安心してくらせるための
    皆保険だけれど
    その保険料が払えなくて
    追い詰められている人がいる。
    怪我をしても保険証がないから
    病院に行かないという子どものエピソードが印象的でした。

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    2012年04月04日
  • 風と土のカルテ 色平哲郎の軌跡

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    色平哲郎先生が面白いほどわかる本。

    って言いたいところですが。
    こんな一冊に収まりきるほどの
    人物ではないみたいです。

    風の人、土の人。
    僕もきっと、色平先生と同じように、
    風の人だなと思う。
    風は、土に馴染まなければいけない。
    でも、馴染み過ぎて、
    風が土になってはダメなんだ。
    風は、外からちゃんと
    種を運んでこなくてはならない。
    それで、風土が、生まれる。

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    2012年03月12日
  • 国民皆保険が危ない

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    国民皆保険制度のことを知る上で有用な一冊。
    現状に即した制度説明やデータの提示がされており、わかりやすい。
    また、少量ながら各国の医療制度との比較にもページを割いており、日本の医療制度を客観的に考える助けとなる。

    他国の医療制度については、2010年に財務省・財務総合研究所から医療制度の国際比較レポートが公表されているため、そちらも参考にされたい。

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    2011年10月02日
  • ルポ 副反応疑い死 ──ワクチン政策と薬害を問いなおす

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    ネタバレ

     2022年9月4日時点で、副反応報告は約3万5千件。その内、重篤なケースが約7800件、死亡例は1854件。躁接種回数が約3億1500万回で、厚労省は副反応疑い死を「極めてまれ」ととらえているが・・・。山岡淳一郎「ルポ 副反応疑い死」、2022.12発行。本の内容は、ワクチンを接種して大部分の人は軽い副反応だが、一部の人は重篤な副反応が生じるということだと思います。私にはその内容の説明が難しくて、ほとんど理解できませんでした。

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    2023年02月20日
  • ルポ 副反応疑い死 ──ワクチン政策と薬害を問いなおす

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    いまだにワクチンを推奨している政府には諦めと残念な気持ちしか無い。
    ワクチン被害を究明し、このような馬鹿げた騒動を起こし、いまだには反省しない日本に未来は無いと感じた。

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    2023年02月14日
  • ルポ 副反応疑い死 ──ワクチン政策と薬害を問いなおす

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    この問題は、~派で語り始めると論点がぶれてしまう。その点、本著者は誠実に問題と相対している。未曽有の疫災に対し、驚愕の有効性をもって登場したワクチンが、相当の抑止力として作用したことは、以降の経過を見ても明らか。一方で、ほぼ確定的な因果関係のある副反応で苦しめられる方がいるのも、また疑いない事実。国の政策として推進したのでもあるし、救済措置に真摯に向き合うべきことは言わずもがな。

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    2023年01月24日
  • コロナ戦記 医療現場と政治の700日

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    なかったことにならないように記録したもの。
    現在進行形だけど、すでに2年前のことを忘れている部分も多いから、こういう記録は大事。

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    2022年05月18日
  • 生きのびるマンション 〈二つの老い〉をこえて

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    マンションに係る諸問題について、いろいろなトラブル事案について取り上げられている。大規模修繕や管理組合など、マンションに住んでいる身として他人事ではないと認識させらせた。

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    2020年02月25日
  • 生きのびるマンション 〈二つの老い〉をこえて

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    自宅のマンションが築35年ほどになり、修繕はキチンとされているもののいつまで住めるのか不安があった。
    もっと、積極的に良くしていけばまだまだ住めそうだと思えてきた。管理組合にもっと関与しよう。
    それにしてもタワマンは思ったより問題が多そうだ、これから先どうなっていくのか、もっと行政が考えるべきだ。

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    2020年02月14日