山岡淳一郎のレビュー一覧

  • 生きのびるマンション 〈二つの老い〉をこえて

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    マンションの終わり方って考えたことなかった!また、修繕積立金をむしり取ろうとする業者たちのことも知らなかった。分譲マンションに抱いた憧れは粉々です。

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    2022年12月01日
  • 生きのびるマンション 〈二つの老い〉をこえて

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    ネタバレ

    レビュー済みの商品 · 2020年9月20日

    生きのびるマンション <二つの老い>をこえて
    山岡淳一郎氏による著作。
    2019年8月22日 第1刷発行。

    著者は1959年愛媛県生まれ。ノンフィクション作家。
    愛媛県立松山東高等学校卒業、早稲田大学中退。
    雑誌編集者をへて、ライター集団「S&Bプランニング」で政治、社会、経済、スポーツなどについて執筆
    「人と時代」「公と私」を共通テーマに政治・経済・医療・近現代史、建築など分野をこえて執筆。
    時事番組の司会、コメンテーターも務める。
    一般社団法人デモクラシータイムス同人。

    著者の過去の執筆を見ていると、確かに幅広い。
    分譲マンション

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    2021年12月10日
  • ドキュメント 感染症利権 ──医療を蝕む闇の構造

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    ほとんどの疾病は個人的な出来事だが感染症だけは社会的な事件であることを新型コロナウイルスは再認識させてくれた。そこには政治や経済も大きく関わってくる。また、グローバリズムの中で外国から持ち込まれる感染症への対応の難しさもクローズアップされた。

    日本における最初のグローバリズムといえば幕末の開国と明治維新だ。幕末の開国は感染症に対する開国でもあった。コレラが長崎から上陸し幕末明治に大流行、西南戦争では戦死者よりも病死者が多いほどだった。そこから公衆衛生という思想が生まれる。ここで活躍するのが日本の衛生行政を確立した後藤新平、そして世界的細菌学者となった北里柴三郎というヒーローが生まれる。この頃

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    2021年02月26日
  • 木下サーカス四代記―年間120万人を魅了する百年企業の光芒

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    そういえば、サーカスといえば「木下大サーカス」を連想するが、木下以外のサーカスは思い浮かばない。それもそのはず。かつて、日本では多くのサーカスの興行集団が存在したが、ほとんどが経営難のため撤退、今では木下サーカス株式会社のみが生き残っているのだ。その木下は2002年にて創業100周年を迎え、現在でも好調な観客動員と経営を維持している。

    木下サーカスは、日露戦争直前の1902年に創業される。創業者木下唯助以降、代々、木下一族がトップをつとめ、今では4代目。戦争による混乱期や10億円もの負債を抱えた時期、3代目の突然の危篤状態などの危機を乗り越え、現在では営業や福利厚生面に力を注ぎ、大卒生も採用

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    2020年01月25日
  • ゴッドドクター 徳田虎雄

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    本書は、去年、86歳で亡くなった徳洲会、創業者、
    徳田虎雄の波瀾万丈の人生を描いた傑作。

    「生命だけは平等だ」という、理念で、過疎地の医療、24時間対応、患者様からの贈り物は一切受け取らないという決まりは患者目線で分かり易い。



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    2024年08月12日
  • ドキュメント 感染症利権 ──医療を蝕む闇の構造

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    新型コロナウイルス感染症の混乱の振り返りに始まり、医療学閥問題の端緒、人体実験を行った731部隊の暴挙と関わった医師が処罰されなかった事実、結核とハンセン病の差別の実態、医療に巣食う利権と癒着の実態を丁寧に鳥瞰して現在医療の問題点をあぶり出し、情報を一部権力者や専門家に握られるのではなく透明にして自ら考えるようにすべきとします。リテラシー向上のためにも勉強する意欲は維持しなければならないですね~

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    2023年11月23日
  • コロナ戦記 医療現場と政治の700日

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    いまだ何が正しくて、何が隠されているのかわからない現状。医療現場も医療行政も手探りで必死に対応してもらっていることを再確認。
    ワクチン開発も失敗。コロナ前から誤った方向に進んでいた医療行政。正しい判断ができなかった医療機関。そして私たち。反省が活かされる社会になりますように。

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    2022年01月30日
  • ドキュメント 感染症利権 ──医療を蝕む闇の構造

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    パンデミックで可視化された、不都合を生じうる利権の問題が歴史の道程においてどのように生じたか。

    国や体制や時に個々人の感情というものは、感染症という共通の敵を前にして対立や泥仕合を生んできた。

    現代的な利権という語句の金銭要素よりはむしろ、日本や諸外国における感染症事例において我々の共同体社会が不和を起こした結果救うべきものを救えなくなった、というものさしで測れない問題を改めて認識しなおすべきなのだろう。

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    2021年11月19日
  • ドキュメント 感染症利権 ──医療を蝕む闇の構造

    購入済み

    利権か

    731、ハンセンに紙面が咲かれている気がした。利権というのならその部分を掘ってほしかった。それでも興味深い

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    2021年08月15日
  • ドキュメント 感染症利権 ──医療を蝕む闇の構造

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    2020年7月の時点での新型コロナの問題点を取り上げているが、2021年4月の段階でも解決できている点は非常に少ない.本書では原因として旧厚生省と文部省の根の深い争いを指摘しているが、彼らが自分たちの組織を第一に考え、国民のことはおざなりにしている姿勢は以前から改善していない.さらに731部隊の総括もないままにうやむやにしている現実を見ると、彼らの良心はどこにあったのか、寂しい限りだ.幸い我が国では新型コロナのワクチンが開発できなかったので、それに纏わる利権の問題は発生していないが、このような時勢でも鵜の目鷹の目で暴利をむさぼろうとする輩は出てくるに違いない.官僚機構の不効率な実態を厳しく指摘

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    2021年04月13日
  • ドキュメント 感染症利権 ──医療を蝕む闇の構造

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    新型コロナが蔓延する中、こんなところにも公的機関の縦割りが影響する。
    大学病院を管轄する文部省と感染症対策を施す厚労省。縦割りが無ければ感染拡大を少しでも抑えれていたかもしれない。
    そして、戦争時の日本軍に人体実験をしていたウイルス研究部隊の存在は恐ろしい。

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    2021年03月27日
  • ことばを写す 鬼海弘雄対話集

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    ネタバレ

    きかい ひろおと読むのね。
    好きだわ、この人の写真。
    モノクロームで外国が多いけど子ども、風景、
    他の写真も観たくなった。
    対談相手の山田太一目当てで読んだけど、思わぬ拾いもの。

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    2020年03月15日
  • 木下サーカス四代記―年間120万人を魅了する百年企業の光芒

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    岡山市表町商店街の南端に「千日前」という一画がある。ほんの20年前までには此処は6館ほどの映画館が林立する映画館街だった。60年前は、正月前後などは人混みでごった返す盛況だったと先輩から聞いている。更に遡ること100年前、映画の街はサーカスに続いてこの街で産声を上げ、戦災をくぐり抜け岡山の興行ならびに大衆文化をリードし続けた。

    今、私たち映画ファンが娯楽を楽しんでいられるのも、先人たちが健康な興行を始めたお陰だと忘れないように本書を紐解いた。因みに、本書では言及していないが、千日前商店街の大看板は昨年秋に撤去された。現在の木下サーカス本部があるビルの目の前に、新しい市民会館の建設が始まってい

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    2020年02月10日
  • ゴッドドクター 徳田虎雄

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    徳田の生涯が目まぐるしくて、なんというか忙しくて休む暇もない大変な人生だなーと思った。自分はのんびりやなので、読んでいると疲れてしまう気さえする。
    命だけは平等だたいう理想論と権力に固執する俗物さがまた多面的で面白かった。徳田の中では両者は分かち難く結びついているのだろう。
    島で生まれた人ならではのコンプレックスに裏打ちされた負けん気のようなものはとてもよくわかる。自分もそう田舎のバカ高校の出身なので。その辺はすごく共感した。
    著者の徳田に対する公平な視線も気持ちいい。類書は著者が徳田シンパみたいになってしまっているのでしんどい。徳田の横暴さが部下への暴力行為として発露してしまうような部分を笑

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    2020年02月06日
  • ことばを写す 鬼海弘雄対話集

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    ネタバレ

     タイトルを見て即買い。
     内容も実に示唆に富んで面白い一冊だった。 対談相手もトップバッターが山田太一、締めが池澤夏樹。それだけでも読みたいと思えた本だった。

     鬼海氏の作品は「PERSONA」が雑誌などで取り上げられ、その一部を目にしている程度。写真集を通してじっくり眺めたことはなかった。近々拝見しようと思う。
     その「PERSOAN」も印象的なキャプションが付いているのが面白いなと思っていたが(写真そのものは、あまり好きたタイプじゃないけど)、その妙味がどのように培われて来たか、氏の思考、指向を知るには絶好の対談集。
     タイトルにもあるように、鬼海氏が本書で写し取っているのは「ことば」

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    2019年10月15日
  • 生きのびるマンション 〈二つの老い〉をこえて

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    20190907- 0917私もマンション住まいなので、他人ごとではなく読んでいる。場所柄マンション住まいの人が多いので、カバーをつけて読んだほうが良いかなあ。

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    2019年09月17日
  • 木下サーカス四代記―年間120万人を魅了する百年企業の光芒

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    木下サーカスを支える
    四代にわたる人たちを縦糸に
    明治から始まり
    大正、昭和、戦前、戦中、戦後の
    その時々の日本の史実を横糸に
    紡がれた
    興味深いノンフィクション

    「サーカス」という
    「言葉」に惹かれて
    読み始めたのですが
    これが 実に面白い

    著者の山岡さんの
    それぞれ方への聞き取り取材が
    遺憾なく発揮されているので
    その臨場感たるや
    ぐっと 胸に迫ってくるところが
    何度も出てきます

    巻末の「木下サーカス 四代記」の年譜が
    また秀逸です

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    2019年08月01日
  • 木下サーカス四代記―年間120万人を魅了する百年企業の光芒

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    本書は、その木下サーカスの創業期から現在に至るまでの歴史をとりまとめたノンフィクションです。

    木下サーカスは1902年に中国・大連で旗揚げされ、今日まで約100年以上の歴史を有し、今でも年間120万人を動員するなど、根強い人気を誇ってます。

    しかしながら、その間、決して順風満帆だったわけではありません。

    数々の困難を歴代の経営者をはじめ、多くのスタッフが困難に向き合い、乗り越え、今日に至ります。

    困難を乗り越えるにあたり、さまざまな苦労話がありますが、共通しているのは、「お客さまに感動をお届けする」
    という、ぶれない熱い想いです。

    これは環境や分野が違っても、共通する大事なポイントだ

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    2019年03月18日
  • 長生きしても報われない社会 ──在宅医療・介護の真実

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    良くお調べで。

    但し、杉並区の静岡県との契約に関しては甘い。
    行くのに400キロ、ケアする人達事も有る。

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    2018年01月24日
  • 開成高校野球部の「弱くても勝つ」方法 限られた条件で最大の効果を出す非常識な考え方

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     王道のセオリーでも自分では無理だと思ったら、違う道を考えるといった、マイナスからプラスへ移行することによる考えには恐れ入った。

     弱い組織だからできることであるので、コンプレックスとうまくやり取りすることが、強くなれる方法であることがわかった。

     でも一番大事なのは、「準備」だということを訴えてる感じであった。

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    2016年04月21日