マイケル・ダントニオのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレリーマンショック後に大不況となったアメリカを舞台に展開している。
様々な地域におけるその土地土地の本来の文化と通じながら、人と人との間の距離(企業とお客様の距離)を縮めていくような事業を行っている人々の活動を取材し、それらの行動や信念などを解説している。
企業とお客様の距離について距離を縮めるにはどうしたら良いか?を悩む自分にとって、この著書の中で出てくる様々な人々の行動や信念は、事業を行うための当たり前の心構えを再認識できたり、新たな視点の発見につなげることができた。
実体験を基に記述された内容は一読の価値があると思います。 -
Posted by ブクログ
男性的な行動は現代社会の課題解決に役立たない。
成功へのカギ(女性的リーダー像)
つながり、、人脈を築き保っていく能力
謙虚、、、よく聞いて学び、手柄を分かち合おうとする姿勢
率直、、、包み隠さず誠実に話をしようという意志
忍耐、、、解決策がすぐに見つかるとはかぎらないという認識
共感、、、他者への深い理解につながる気配り
信頼、、、信頼される実績と人柄
寛容、、、全ての人や考えを受け止めるあり方
柔軟性、、、必要に応じて変化、順応する力
弱さ、、、自分は完璧ではなく失敗もあると認める勇気
調和、、、調和の取れた目的意識
米国では16歳人口の免許保有率が、1988年の44%から2008年には30%に低下している。同じ現象は欧州全域でも起きている。
景気が悪化して失業率が上がるとボランティアは増加する。
アイスランド新憲法前文
我々アイスランドの人民は、機会均等な社会を築く事を望んでいる。多様な出自の人が集まる我が国の社会には、奥行きと深みがあり、我々は先祖から受け継いできたこの国とその歴史、自然、言語、文化に対して責任を負う。アイスランドは、自由、平等、民主主義、人権を土台とする開かれた主権国家である。政府は福祉の増進、文化の振興、さらには国民、国土、生物圏の多様性の尊重に努める。我々は現在及び将来の世代の調和、安全、幸福を増進したい。他国との和平に尽くし、地球と全ての人類を尊重する所存である。以上の理由から、全国民が従うべき最高法規としてここに新憲法を制定する。
雇用、教育、健康などで見た女性の幸福度が、国民全体の幸福度を映し出す。
長期的な変革を実現するには、リーダーは目標や理念への忠誠を、自身の栄達よりも優先しなくてはならない。
弱さこそが変革をうまく推進するうえで最も大切な武器となる。 -
Posted by ブクログ
アメリカの一部の人々の消費スタイルが変化しつつあることについて。消費行動の転換=スペンド・シフト。
具体的には、消費を通して地域に貢献する、知識を蓄え共有する、環境に優しいものを選ぶなど。自分だけのための消費ではないことで、より満足度が高まっていく。不況に直面したことで、価値判断が変わったのではないか。
これらを前半はアメリカの各都市の事例、後半は企業側の姿勢に寄り添って書かれている。一冊丸々が事例集と言ってもいい。
この本の著者が得た収穫は、下記にまとまっていた。
1.借金から貯蓄への流れが生まれている
2.消費者という概念を捨てて顧客ととらえるべきである
3.企業は個人の集まりである
4.世代間の溝が埋まりつつある
5.消費者の厳しい目が市場に変革を迫っている
6.これからのビジネスモデルを支えるのは寛容の精神である
7.消費から創造へと社会の軸足が変化している
8.大きな問題を解決するには小さな発想が求められる
9.アメリカは理念にもとづくイノベーションの新興市場である
10.何もかもうまくいくはずである
個人的には、身の回り品でもそうだよなあ、としっくりくるところもある。ただ、このスペンド・シフトが、特に日本で全ての人に起きているか、これから起こるかは厳しいかもしれない。
アメリカには、大きな地域と人口がある。それでも、このスペンド・シフトが起きているのは一部の人で、しかもある人は地域のために貢献しつつ、環境にはダメージを与える行動をとっていることもあるのではないか。一部の行動変化をひとくくりの概念にしてポジティブな面だけを見るのは危険かも。
それが日本であった場合、どんなにこういった考え方を持つ人が増えても、大多数はユニクロのセール品が売り切れた時に罵声を浴びせる人ではないだろうか。僕自身も、ある面では誰かのためになる消費をして、ある面では独りよがりな消費をするのではないか…。などと、あまりにも希望が語られるために、マイナスなことも思ってしまった。