神海英雄のレビュー一覧
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途中、天籟高校主催「天籟ウインドフェス」の話や竹風高校天才学生指揮者・伊調鋭一の登場でうっかり忘れそうになったが、各パートリーダーの説得はまだ続いてる…かな?
ファゴット・バスクラリネット・パートリーダーの御器谷忍、クラリネット・パートリーダーの邑楽恵。神峰が二人の心を開けるかどうか、というところ。
神峰が見せる指揮の表現が面白い。
サックス・パートリーダー歌林優菜がラブコメ要員で楽しい!重くなりがちな話が明るくなって良いですね。神峰鈍すぎ…
卑屈御器谷も面白いキャラですね。巻末のもしもシリーズが楽しかった♪
表紙カバー下はカバーイラストの表情違いが隠れています。 -
Posted by ブクログ
とにかくアツい吹奏楽漫画。
人の心が見える神峰翔太と心をつかむサックス奏者の刻坂響。
心が見えても何も出来ないと諦めて生きてきた神峰が、音を幼馴染みの心に届けたい刻坂と出会う。お互いの心を引き上げていく様子は「アツい」としか言いようが無い。
大げさなまでの人の心の表現と画面から出てきそうなほどの演奏シーン。
「体育会系文化部」吹奏楽部だけど、ここまで熱気あふれる作品になるとは思いもよらなかった。このアツさをぜひ持続させていって欲しい。
1巻の後半は神峰が吹奏楽部に入部、指揮者となれるかどうかのテスト開始。パーカッション・パートリーダー打樋、トランペット・パートリーダー音羽と向かい合う。 -
Posted by ブクログ
本作品の、今のところの最大のクライマックスであり頂点。本作を人に勧めたい時は、とりあえず本巻まで読ませるといいと思う。
「音楽をビジュアルで見せる」が拡張し、遂にバトルにまで展開する(勢い余ってか、「いい仕合だった」とか「もっと強くなる」とか言い出す)、天籟ウィンドフェス編。次々展開される新しい心象ステージにのアイデアが素晴らしい。恐らくオンリーワンの演出なのではないか。
掲載順や展開のペースから考えるに、恐らくここが本作の「峠」だったと思う。毎週毎週冷や冷やしながら読んでいた。
しかし、主人公神峰翔太も、本作も見事それを乗り越え、大跳躍を果たした。色々な意味でスリリングだった。
しかし今 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「モテないなら戦え」と言わんばかりに、ラブコメ以外どうあってもバトルを求められる週刊少年ジャンプにおいては、たとえ舞台が吹奏楽部であろうと戦います。
作者は、前作「LIGHT WING」でジャンプ打ち切り漫画史上に残る伝説を打ち立てた鬼才、新海英雄先生。
主人公の神峰翔太は人の心が見えてしまうという特殊能力を持っていますが、それは、「心」という本来目に見えないはずのものを視認できるだけで、他人の考えてることが具体的に全て分かるわけではありません。能力というより共感覚に近いかも。
神峰が戦うのは部活の先輩でも他校のライバルでもなく、目の前にいる人の「心の闇」。目に見える「心」の姿から、その人の