赤瀬川原平のレビュー一覧

  • 自分の謎
    子どもの哲学•大人の絵本『自分の謎』
    自分が自分のことを考える!

    人のことは、よく見たり、
    色々な感情を持ったりするけど、
    自分のことって、
    見てない!し、
    どちらかと言うと、見たくない方が大きい。
    私には思ってもいない見方が、
    新鮮で、考えさせられました!


  • 新解さんの謎
    国語辞典のちょっと変わったところをツッコむお話でした。初めて読むタイプで、ジャンルはよく分からなかったです。
    新明解国語辞典第4版が特にピックアップされていて、辞典なのに言葉の意味の説明がなんか著者の気持ちが込もっていたり、独特な具体例が書いてあったり、本当にこんな辞典が存在するのかと驚きながら読ん...続きを読む
  • 自分の謎
    絵付きエッセイのようなもの

    こどもの疑問的というか哲学的というか
    文学のような科学のような芸術のような
    氏らなではの世界観
  • 新解さんの謎
    辞書にも個性があって、辞書を作る人の見ている世界がじんわりと染み出てくるのだな、と思うといとおしく思えてきた。三浦しをん「舟を編む」の世界ですね。

    新明解国語辞典はミスを恐れず、日本語を明解にするためにどんどん解説サービスをする。辞書の読者(?)は実感をもって日本語を理解することができる。

    今は...続きを読む
  • 四角形の歴史
     表紙にもなっている、コーヒーカップと雨の日の窓(兼風景画)の絵のページが好きだな。絵自体もいいし、章の切れ目になっていて、雨の音が聞こえてくるような余韻がいい。ヨシタケさんの解説によれば、こういう間の取り方が絵本としてとても上手いらしい。
     四角形はどこから生まれたのだろう。この本は、その問いに対...続きを読む
  • ふしぎなお金
    すぐ読めた。10分くらい
    悪貨は良貨を駆逐するっていうのは確かにと思った

    お金について改めて考えさせられた
  • 新解さんの謎
    「新解さんの謎」と「紙がみの消息」からなる。「新解さんの謎」は面白すぎ。思わず笑ってしまい、人前では読まない方がいいです。息子の辞典は七版なので、ここで述べられたら面白さは半減しちゃってて残念。四版くらいが面白いのかな?「紙がみの消息」は、平凡な私にはなかなか赤瀬川さんの感覚についていけなかった。
  • 新解さんの謎
    ゆる言語学ラジオで紹介されていたのをきっかけに気になってしまったコチラ。
    赤瀬川原平さんのお名前は存じあげていたものの、詳しくは知らなくて、読売新聞で人生案内の回答してなかったかな…って思ってたけど調べたら出てこなかった。たぶん誰かと間違えてるんだろうな。

    さてコチラの本。
    大きく前編と後編に分か...続きを読む
  • 少年とオブジェ
    『トマソン』で有名な赤瀬川原平の初期のエッセイにシュルレアリスティックなイラスト付きで。

    大分に疎開した小学校時代の赤瀬川少年は、おねしょが治らず修学旅行にも行けなかった。おねしょによって、少年のネル場所だけ、畳が変形してしまうほどに。

    赤瀬川原平だから、愉快なエッセイに違いないと決め込んで読み...続きを読む
  • 四角形の歴史
    まとめ
     自然界には四角形がほぼ無い。四角形に近い形であっても曲がっているものが多い。四角形は生活の整理整頓から直線が生まれ,その重なりが四角形として生まれた。
    現在自分達の身の回りにある物,大きいものから小さいものまでが四角形である。家やビル,携帯や教科書。 つまり生活の基盤となる物の形が四角形な...続きを読む
  • 老人力 全一冊
    タイトルで手に取ってしまった。
    駐輪禁止の立札の前に止めるたくさんの子供連れを見て、
    正直、日本に未来はないなと思っている。
    老後に関しては不安しかなく、早く老衰したいとさえ思ってしまうようになった。
    赤瀬川源平という名前は知っていたけど、
    現代芸術なるものが好みに合わないので素通りしていた。
    でも...続きを読む
  • 自分の謎
    著者と表紙と題名と薄さに惹かれてたまたま手にした文庫です。本当に薄くてウエハースのようにすぐ口の中で消えてしまいますが、でも忘れていた大切なものが身体の中に入ったような気がしました。いや、もともと身体の奥にあった感覚が蘇った感じかな…それは「自分が自分である不思議さ」。子どもの頃、その不思議に心揺れ...続きを読む
  • 四角形の歴史
    お札もノートもスマホも、気づけばどれも四角形。身の回りに存在するこれら「人間が使うのに合理的な形」のものは、けれど赤瀬川さんがおっしゃるように、自然界には存在しない形だ。

    人間はどのようにして四角形を生み出したのか、四角形というフレームがあることで、世界はどんなふうに見えるのか。素朴なイラストとシ...続きを読む
  • 新解さんの謎
    前半は新明解国語辞典についてのやりとりで、後半は紙についてのエッセイで、2作を1作にまとめたものである。
    1996年頃のの本であるため、古さを感じるが、前半部分は純粋に楽しめると思う。
    後半部分は、そういう時代もあったんだなぁと1996年頃の空気感を楽しむことができる人には面白いと思う。
  • 老人力 全一冊
    「物忘れはをするのは力だ」というところから始まった「老人力」について、様々なテーマごとに老人力にまつわるエピソードを綴る。

    寡聞にして知らなかったのだが、1990年代の終わり頃に「老人力」ブームが有ったそうな。発症者は著者の赤瀬川原平、発見者が南伸坊。おう、よく読んでた人らじゃないか。というのも、...続きを読む
  • 新解さんの謎
    言葉の説明や用例ももちろん面白いんだけど、ツッコミが絶妙。辞書のあちこちに新解さんの影が見え隠れする。
    「新明解国語辞典」は昔持ってたと思うんだけど、こんな辞書だったとは!どうやら大人になって、新解さんが見える人になったらしい。

    後半は紙に関するエッセイ。書かれたのが20年以上前だから、あまりにも...続きを読む
  • 老人力 全一冊
    最初の1/4くらいは、すごく面白いんだけど、だんだん失速してきて、最後の方は老人力関係ない単なるエッセイになってしまった。
    老人力っていう発想自体面白くて、人生で初めて老人力付けたいって思ってしまった。

    老人力のエピソードとして、
    分裂病の人が診察を受けてて、最初はたいそう暴れたけど、話を聞いてた...続きを読む
  • 新解さんの謎
    前に読んだ夏石鈴子の『新解さんの読み方』よりも面白かったのは書きぶりの差か。
    用例を読むと確かに面白いが、この辞書が辞書として適当なのかは少し疑問。

    後半の『紙がみの消息』は現代との違いが面白い。
    今、まだ手書きでがんばっている作家なんているのか?
  • 新解さんの謎
    3部で編成。その第1部が、本書タイトルの「新解さんの謎」。新明解国語辞典の中でも、第4版は秀逸。その具体的な事例が満載。新明解国語辞典第4版、手に入れましょう!
  • 優柔不断術
    日本人の優柔不断さをじっくり見つめ、その効能をめぐっての考察を綴ったユーモア・エッセイです。

    著者自身の子どもの頃の夜尿症や「千円札事件」で逮捕されたときの体験についての一見とりとめのない考察をたどっていくうちに、しだいに自分が優柔不断であることに安心できるような気持ちになっていくような気がします...続きを読む