赤瀬川原平のレビュー一覧

  • 新解さんの謎

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    赤瀬川原平のエッセイ『新解さんの謎』を読みました。
    赤瀬川原平の作品は昨年10月に読んだ『老人とカメラ―散歩の愉しみ』以来ですね。

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    辞書の中から立ち現われた謎の男。
    魚が好きで苦労人、女に厳しく、金はない―。
    「新解さん」とは、はたして何者か?
    三省堂「新明解国語辞典」の不思議な世界に踏み込んで、抱腹絶倒。
    でもちょっと真面目な言葉のジャングル探検記。
    紙をめぐる高邁深遠かつ不要不急の考察「紙がみの消息」を併録。

    たとえば──[ばか]人をののしる時に最も普通に使うが、公の席で使うと刺激が強過ぎることが有る。
    [実社会]複雑で、虚偽と欺瞞とが充満し、毎日が試練の連続であると言え

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    2024年03月26日
  • 新解さんの謎

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    ネタバレ

    国語辞典のちょっと変わったところをツッコむお話でした。初めて読むタイプで、ジャンルはよく分からなかったです。
    新明解国語辞典第4版が特にピックアップされていて、辞典なのに言葉の意味の説明がなんか著者の気持ちが込もっていたり、独特な具体例が書いてあったり、本当にこんな辞典が存在するのかと驚きながら読んでいました。
    辞典から滲み出る人間らしさの言い換えとして出てくる「新解さんの解底に棲んでいる新解魚のようなものが見えてくる」という表現はすごい面白くて印象に残っています。
    新しい見方、世界が広がるよい本でした。

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    2023年11月21日
  • 新解さんの謎

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    ネタバレ

    辞書にも個性があって、辞書を作る人の見ている世界がじんわりと染み出てくるのだな、と思うといとおしく思えてきた。三浦しをん「舟を編む」の世界ですね。

    新明解国語辞典はミスを恐れず、日本語を明解にするためにどんどん解説サービスをする。辞書の読者(?)は実感をもって日本語を理解することができる。

    今は辞書を引かずに言葉の意味をネットで検索する時代だけれど、新解さんのような一本筋の通った辞書を使って自分の言葉を形成していくと、ほかの人とは違う自分なりの言語世界ができるかもしれない。

    用例で、金周りに困っている内容が多かったり、自分の好きな食べ物の解説にはすなおに「美味い」と言ってみたり、チャーミ

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    2023年04月09日
  • 新解さんの謎

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    「新解さんの謎」と「紙がみの消息」からなる。「新解さんの謎」は面白すぎ。思わず笑ってしまい、人前では読まない方がいいです。息子の辞典は七版なので、ここで述べられたら面白さは半減しちゃってて残念。四版くらいが面白いのかな?「紙がみの消息」は、平凡な私にはなかなか赤瀬川さんの感覚についていけなかった。

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    2023年02月05日
  • 新解さんの謎

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    ゆる言語学ラジオで紹介されていたのをきっかけに気になってしまったコチラ。
    赤瀬川原平さんのお名前は存じあげていたものの、詳しくは知らなくて、読売新聞で人生案内の回答してなかったかな…って思ってたけど調べたら出てこなかった。たぶん誰かと間違えてるんだろうな。

    さてコチラの本。
    大きく前編と後編に分かれていて、前編はタイトル通り新解さん…三省堂から出ている新明解国語辞典の内容、おもしろい用例などに独自の視点で愛あるツッコミを入れていく、というもの。
    これがまた本当に面白い。
    ゆる言語学ラジオでも紹介されていて、わりと詳細にこの辞典の出来上がった背景などを知っていたので、何も知らずに読むよりはかな

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    2023年01月15日
  • 少年とオブジェ

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    『トマソン』で有名な赤瀬川原平の初期のエッセイにシュルレアリスティックなイラスト付きで。

    大分に疎開した小学校時代の赤瀬川少年は、おねしょが治らず修学旅行にも行けなかった。おねしょによって、少年のネル場所だけ、畳が変形してしまうほどに。

    赤瀬川原平だから、愉快なエッセイに違いないと決め込んで読み始めたら、妙に純文学的なひねくった言い回しに、面白い方向に行きかけたままテーマを忘れて拡散するように終わってしまう。電子書籍でせいぜい10ページというエッセイなのに、おねしょの話くらいしか頭に残らないという不思議な本である。

    それもそのはず、赤瀬川原平名義ではなく、小説家としてのペンネーム尾辻克彦

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    2022年11月09日
  • 新解さんの謎

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    前半は新明解国語辞典についてのやりとりで、後半は紙についてのエッセイで、2作を1作にまとめたものである。
    1996年頃のの本であるため、古さを感じるが、前半部分は純粋に楽しめると思う。
    後半部分は、そういう時代もあったんだなぁと1996年頃の空気感を楽しむことができる人には面白いと思う。

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    2022年01月06日
  • 新解さんの謎

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    言葉の説明や用例ももちろん面白いんだけど、ツッコミが絶妙。辞書のあちこちに新解さんの影が見え隠れする。
    「新明解国語辞典」は昔持ってたと思うんだけど、こんな辞書だったとは!どうやら大人になって、新解さんが見える人になったらしい。

    後半は紙に関するエッセイ。書かれたのが20年以上前だから、あまりにも時代が違ってて、却って面白い。

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    2019年11月08日
  • 新解さんの謎

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    前に読んだ夏石鈴子の『新解さんの読み方』よりも面白かったのは書きぶりの差か。
    用例を読むと確かに面白いが、この辞書が辞書として適当なのかは少し疑問。

    後半の『紙がみの消息』は現代との違いが面白い。
    今、まだ手書きでがんばっている作家なんているのか?

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    2018年09月28日
  • 新解さんの謎

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    3部で編成。その第1部が、本書タイトルの「新解さんの謎」。新明解国語辞典の中でも、第4版は秀逸。その具体的な事例が満載。新明解国語辞典第4版、手に入れましょう!

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    2017年09月08日
  • 新解さんの謎

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    ネタバレ

    辞書の編集者に対する考察
    辞書が出来上がるまでの出版社の編集者の心情、その背景を推測している。
    だれもが深く考えていなかった、ある意味、何もないところから最大の想像力を働かせる「トマソン」的な発想。

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    2017年03月20日
  • ごちそう探検隊

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    食べ物をテーマにしたユーモア・エッセイ集です。

    やっぱり、土屋賢治のユーモア・エッセイにどこか似ていますが、論理をねじ曲げてこんがらがっているような土屋の本に対して、感性の赴くままにはるか遠くまで飛び出していってしまうような印象があります。

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    2014年09月11日
  • 新解さんの謎

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    辞書について考えられる本でした。
    軽く読めて主人公の新解さんにたいしてのつっこみが面白かったです。
    ぼくも辞書が読みたくなりました。

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    2016年07月28日
  • 「墓活」論

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    実は出ていた新刊本。
    数年に一度ふらつく民俗系の書棚にあった。
    鎌倉の寺に墓地を得るまでの話は、
    それまでに読んでいたものとかぶってるところが多いな。
    でもこれから誰もが考えるであろう問題について、
    ひと足先に実体験をまとめたエッセイは
    必要な人にはちょうどいいかもしれない。
    あとがきを読んだら、やっぱり癌を患って治療していたようです。
    大事にならずにすんでいるようですが、
    まだまだゲンペさんには元気で新しい本を書いていてほしいなー。

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    2012年06月01日
  • 「墓活」論

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    雑誌連載をまとめたエッセイ集。筆者の見聞が多く盛り込んであり、文章も平易でいい。だが「論」というタイトルは、どう考えてもミスリードだろう。

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    2012年05月15日
  • 「墓活」論

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    年寄りが集まるとどうしても話題は病気と墓に行きつくのは良く経験しているところである。あの赤瀬川サンにしてもいよいよそこへ行きついたということのようだ。(そう言えば後書きで胃がんの摘出手術をしたとある。どうりで最近はめっきりと年老いた感があるはずだ)

    もともとは赤瀬川家も鹿児島の出身で父の世代に東京へ出てきて、父母が両方亡くなったのを機に東京郊外の霊園に墓を何となく決めて買ったらしいのだが、そこは電車を何度も乗り換え、おまけにバスで更に奥地へ行くような場所。先祖に申し訳ないと言いつつ、遠くて行く気がしないし近くに何も楽しみもないので、墓参りに行く気分になるような場所は無いかと探す活動、即ちそれ

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    2012年03月14日
  • 「墓活」論

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    赤瀬川原平さんによるご両親のお墓建立体験記、そして死生観を綴った本。
    今までのエッセイとは違って面白おかしい本ではなかった。しかし静かで優しい雰囲気の漂う著作であった。お墓についてこれまで考えた事がない人がきっかけとして最初に読むには良い本ではないかと思う。
    こういう主題の本は縁起が悪い等と言わず、是非あまり必要が無いと思われる時に読んでおいて欲しい。きっといざという時に役に立つ。

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    2012年04月06日
  • じろじろ日記

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    路上観察で培った(?)じろじろ観で社会のいろんなものをじろじろながめたエッセイ集。世の中をじろじろ観察してみよう。

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    2011年06月03日
  • 少年とオブジェ

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    赤瀬川原平さんの子ども時代の思い出が、物の思い出と共につづられているエッセイ。

    戦後くらいの話を1970年代の『今』にふりかえって懐かしんでいるのだが、読んでいる私がいるのは2010年。もはや『今』がすでに懐かしい。私が産まれた頃である。さらにその前となると、思い出話というよりも、おとぎ話を聞いているような感覚か。

    古本ならではの面白さ。

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    2010年11月03日
  • 新解さんの謎

    Posted by 読むコレ

    購入済み

    確かに後半は新明解と関係ないw

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    2013年12月24日