岡田斗司夫FREEexのレビュー一覧
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主に、風立ちぬの逸話と宮崎駿氏のアニメーターとしての人格と個人について知ることができた。
また宮崎氏の着眼点に圧倒され、日本のアニメ界の巨匠と言われる所以を改めて掴むことのできる新書だった。
風立ちぬは個人的に世界観が好きなので何回も観ているのだが、ピラミッドのある世界とない世界の意味がわからなかった。
貧富の差はどの世界にも付きものだが、ピラミッドのある世界を選べば人々の苦しみが生まれ、ない世界を選べば芸術や感性が消える。
そのどちらかを選択するというのは難しい。
宮崎氏は、ピラミッドのある世界で自らの価値をいかにして発揮すべきかを知っている天才なのだと思う。一方で、ない世界ではそれがわ -
Posted by ブクログ
正直あまり面白いと思わなかったジブリ映画「風立ちぬ」を岡田斗司夫さんは最高傑作だと断じる。その理由が詳しく書いてある本。アニメの技術的な話やスタジオジブリのお家事情なども解説してあって非常に面白い。その中でも興味深いのは、宮崎駿が作るアニメには1カットも無駄な描写がなく全てに意味があるということ。「主人公の堀越二郎は美しいもののみに関心があり、綺麗な女性が登場する場合は必ずチラッと見る描写がある」といったことも分かって観ないと気づかない。そのように映画の中の仕掛けが詳しく書いてあって非常に面白い本だった。
岡田斗司夫さんの他のアニメの解説本があれば是非読んでみたい。 -
Posted by ブクログ
【洗脳】
先日、こどもの土曜参観があり授業は道徳でした。
この本を読んだこともあり、興味深く授業を参観させていただきました。
道徳の授業は予想通り物語で教える方法でした。ストーリーを簡潔にいいますと、あなたは「自分の夢」と「友達との約束」のどちらを取りますかという内容でした。
生徒にいろいろな意見を言わせたあと、最終的にこれには正解はない、人それぞれの意見があっていいという結論でした。
うん??ちょっとまったー (・・・とは言ってませんが)
道徳とは法律では規定できない事柄を、物語形式でこういう場合はこのように考えるのですよと植え付ける(洗脳)ものだと思っていました。ところが、授業では -
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【何故読みたいか?】
お金について知りたいから
岡田斗司夫さんの本だから
お金は社会に必要か?
お金に振り回されたくないから
【一読】
面白かった。
(誰もが思っているであろう)素朴な疑問を岡田斗司夫さんが提示している。
経済学者には当たり前すぎて問題にもしないかもしれないが、一般庶民にはとても重要なこと。
たとえば、
・ビジネスをするのに借金は必余か?→(レストラン経営とかの小規模)まずは親戚などから借りるって考えるのが普通。銀行から借りる理由がない。
・社長が何億も収入を得ているのは異常。
【読んで考えたこと】
サラリーマン社長には、尊敬がない。だから、年俸で自分の権威を示しているので