川西蘭のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
自転車ロードレースに挑む少年の話。ピュアフル文庫から2007年に刊行された作品が版元を変えて再版されたもの。
再版にあたって加筆修正されたと書かれるのは一般的で、この作品も例外ではない。
ただ、それが明らかに分かる例は決して多くないが、この作品では読んで分かる修正が何箇所もある。
最も大きいのはピュアフル版が二部構成だったのに対し、小学館版にはそうした分かれ方はしていない。
また、ピュアフル版のセカンドウィンド2で唐突に出てきた登場人物の人間関係が違和感なく挿入され、整合を取る形になっている。
それ以外にも細々とした描写や言葉遣いに修正が加えられている印象を受ける。
改めて読んでも、自 -
Posted by ブクログ
自転車に乗ることが好きな中学3年生の主人公が
ロードバイクと出会い、「ロードレース」という競技に目覚めるストーリー。
現時点で、3作目まで刊行されているようですが、
1作目は、所謂"出会い"や"目覚め"のパートが描かれていると思います。
主人公がロードバイクの楽しさにのめり込む姿や
「自転車が楽しい」から「早く走りたい」「強くなりたい」と上を目指すべく姿に
ぐいっと引き込まれる一方、
展開の早さについていけない主人公の戸惑いに共感したり、
読みながら、リアルタイムに状況を感じることが出来る本だと思います。
周りに出てくる登場人物も、
最初のインスピ -
Posted by ブクログ
ネタバレロードレース物。
子供の頃から自転車好きな主人公が実業団のジュニアチームにスカウトされチームに入る。
1巻では大きく分けて2章に分かれており、1章ではジュニアチームに入り、仲間たちと切磋琢磨しつつ楽しんでいるが、最終的にはやめることになる。辞める理由というのが、正直よく分からない。実家から遠いため通うのが大変ということだが、スカウトまでされるのだから何でもやりようがあるかと。。
2章では、チームを辞めた後に自転車屋の息子と仲良くなり一緒に山登りに挑戦するストーリー。あれっ自転車嫌になって辞めたんじゃなかったのってくらいすんなりまたふっかつしている。
全体的にはロードレースの学生物としてはすいす