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傑作青春スポーツ小説が改訂新装版で登場!
スポーツ青春小説の第一人者・川西蘭が満を持して放った長編自転車小説の傑作が、改訂新装版で登場!
競売で手に入れた元郵便配達用の自転車をこよなく愛する鳴滝村の中学生・溝口洋。春休みの一日、雲見峠でロードバイクの集団に出会い、その速さに圧倒された瞬間から、洋の青春のギヤは回り始めた。
初めての自転車レースに出場し、名門・南雲デンキ自転車部ジュニアクラブの練習に通い始めた洋。そこで自転車に青春をかける仲間たちとの出会い、反目、初めての熾烈な競争、そして別れを経験する。
夏休み、気ままな自転車乗りに戻った洋は、清姫峠で天才的なヒルクライマー・田村岳と出会った。岳の父の経営する自転車店でバイトしつつ、いつしか友情と自転車への思いを深めていく。そして夏の終わり、洋は岳とともに伝説の激坂「メデューサの一瞥」「天狗の蹴落とし」に挑戦する。
自転車のように、時に加速し減速し、壁にぶつかり、でも着実に前進していく少年たち。峠の先に待つ未来を夢見る少年たちの輝くような一瞬一瞬を描いたこの作品は、スポーツ小説の枠を遠く超えて、読む者の心をとらえて離さない。溝口洋の青春の第一章、今スタート!
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Posted by ブクログ
自転車ロードレースに挑む少年の話。ピュアフル文庫から2007年に刊行された作品が版元を変えて再版されたもの。
再版にあたって加筆修正されたと書かれるのは一般的で、この作品も例外ではない。
ただ、それが明らかに分かる例は決して多くないが、この作品では読んで分かる修正が何箇所もある。
最も大きいのはピュアフル版が二部構成だったのに対し、小学館版にはそうした分かれ方はしていない。
また、ピュアフル版のセカンドウィンド2で唐突に出てきた登場人物の人間関係が違和感なく挿入され、整合を取る形になっている。
それ以外にも細々とした描写や言葉遣いに修正が加えられている印象を受ける。
改めて読んでも、自転車ロードレースと出会った少年がクラブチームの練習に参加し、そこの生存競争の雰囲気に馴染めず、また地元で自転車に乗り始めるまでが気持ちよく描かれている。
この作品をきっかけに自転車に乗ってみたいと思わせるものがあるように感じる。
Posted by ブクログ
自転車に乗ることが好きな中学3年生の主人公が
ロードバイクと出会い、「ロードレース」という競技に目覚めるストーリー。
現時点で、3作目まで刊行されているようですが、
1作目は、所謂"出会い"や"目覚め"のパートが描かれていると思います。
主人公がロードバイクの楽しさにのめり込む姿や
「自転車が楽しい」から「早く走りたい」「強くなりたい」と上を目指すべく姿に
ぐいっと引き込まれる一方、
展開の早さについていけない主人公の戸惑いに共感したり、
読みながら、リアルタイムに状況を感じることが出来る本だと思います。
周りに出てくる登場人物も、
最初のインスピレーションの期待を裏切らないキャラクターで
面白く読むことが出来ます。
私自身も、小学生の時からずっと1つのスポーツ(正確には武道ですが。。)を、
そこそこ気合を入れて続けていましたが
本作品含む、スポーツ小説に出てくるような大人びた感じはなかったのですが、、
外から見るとこんな風に見えるんでしょうかね。笑
中学生なのに、考え方がやけに大人だな、
ふけてるな、やさぐれてるな(これは言い過ぎかな。笑)
…と思ってしまいます。
自転車に乗って、さーーーっと走りたい。と思う1冊。
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