倉狩聡のレビュー一覧

  • かにみそ
    蟹が人間を食べる話。

    かなりグロい話かと思いきや、

    蟹の人柄(なにそれww)が良くて

    何だか可愛くて普通に読み進められた。

    最後・・・切ない!



    個人的には書下ろし併録の中編 

    「百合の火葬」

    の方が好き。

    こちらは植物である百合の花が人間を惑わす話。



    どちらも素晴らしい話だ...続きを読む
  • かにみそ
    かにみそ面白いです‼‼  蟹の話し方は大人みたいだけど(自分的にば)蟹との会話を読んでいるとなんだかほっこりしますε-(´∀`*)ホッまるで自分が5歳児と会話をしているような、、、百合の火葬という話も収録されており満足感倍増!!!オススメですのでぜひ!!!  面白い小説を探している方やお金に余裕のあ...続きを読む
  • かにみそ
    とても面白かったです。
    切なくなるホラーでした。
    体の大きさを自在に変えて、人を食べる、喋る蟹と主人公の日々「かにみそ」。
    蟹めっちゃいいやつで、無気力な主人公がどんどん「生きよう」という方向へ変わっていくのが蟹のおかげというのが切なくて…
    蟹との別れが悲しかったです。蟹が「体が必要としてるものって...続きを読む
  • かにみそ
    「かにみそ」「百合の火葬」の二篇。
    カニや百合の花が人を襲うという、モンスターパニック映画じみた設定。しかし、モモンスターパニック自体ではなく、モンスターを通じた心の交流を描いている内容に驚いた。

    「かにみそ」では、友達(カニ)と悪事に興じるうちに、感受性に乏しい主人公が共感能力を取り戻し、悪友と...続きを読む
  • いぬの日
    犬たちは本当にこんなことを感じたり考えたりしているのではないかと、うちの子との関係も改めて考えさせられた。
    暴走するヒメちゃん、家族を恨む気持ちはわかるけど、もうそれ以上怒りに身を任せないで!と祈るような気持ちになる。犬と飼い主との関係、ペットショップの問題、殺処分の現状など、いろいろな問題提起をし...続きを読む
  • かにみそ
    人喰い蟹と、無気力青年のハートフルストーリー♡

    人喰い蟹になったキッカケは主人公が衝動的に殺人を犯してしまった死体の処理から。。
    証拠隠滅。とかではなく、、「蟹、これ食べるかな?」と、ただ思った事がキッカケ。。
    それをキッカケに、蟹は人間狩りを始める。
    ただ食欲を満たすために。。

    主人公に全く共...続きを読む
  • かにみそ
    角川ホラー・カニとフリーター(ニート?パラサイトシングル?)の友情奇譚・カニの行動にヒヤヒヤする場面もあるが、総じてカニの愛情に満ちた言動で癒される・最後が切ない・泣けるホラーが理解できる
    書き下ろしの「百合の火葬」は親子の関係を綴ったもの・怖いというより、不思議な感覚に引き込まれる
  • かにみそ
    泣けるホラー、なるほど。と最後に思えた。
    カニのちょっと生意気な、しかし優しい、ツンデレな所もかわいい。
    食べることはやっぱり大切だ。

  • いぬの日
    古来、人間のパートナーになるべく繁殖されて来たペット達。 一方で利のみを求めて異常繁殖され、物扱いされ、無視され、虐待され、放棄され、花を積むが如く簡単に奪われる命。 愛を求めて全てを破滅に導くスピッツのヒメと、愛を守る為に自分の命を捧げるボーダコリーのミコト。 現実の世界では、ペット達は、物言わず...続きを読む
  • かにみそ
    これもホラー特集。ホラー小説優秀賞を取ったからというより、どこかの書評で勧められていたから入手したものか。中編2作から成るけど、表題作が特に秀逸。カニとの不思議な友情も面白いし、あまりスプラッタを感じさせない描写も良い。最後のほろ苦い別れも含め、読まされる作品でした。これだけだったら満点でも良かった...続きを読む
  • かにみそ
    泣けるホラーと謳われているけれど、ホラーというか、むしろ怖いどころかなんだろうなぁ、どっか青春小説とかまたは恋愛小説を読んでいるみたいな雰囲気があって、個人的にはそっちの方のが印象として強かった。もちろん冷静に考えれば、人食い蟹(今思ったけど、これカニバリズムとかけてるのかな?)だなんて、めちゃくち...続きを読む
  • かにみそ
    『泣けるホラー』という触れ込みと、
    タイトル&表紙の絵とのギャップが良かった。
    私は泣くまでには至らなかったけど、
    切ない気持ちになりました。
    オチは想像通りだけど、それを含めても、
    面白かったと思う。
  • かにみそ
    匂い系と聞いて。確かに妖しい関係ではあるけど、蟹は“蟹”であり、時折少女に比喩されているからか、男同士のあれこれを想像する余地もなかった。お互いが食べられても良いなんて究極の何かであるのは確かなのだが。
    ちょっと残念なのは色々と説明不足で雰囲気で押し進めているような。サイコパスも人の子でしたか…
  • かにみそ
    自分を誰よりわかってくれる大切な存在が、許されない性を持っているとき、どうするのか――せつなく苦いホラーです。
  • かにみそ
    表題作、無邪気な蟹がどんどん怪物化してゆく不気味さがとてもよい。イノセントさが他者にとっての脅威になってゆくというのが、すごく皮肉で好き。そしてラスト、ずっと不気味だった蟹のイノセンスが涙を誘う。別に悪意があったわけではなくて、心のままに無邪気に生きたというだけだった。そしてそれが心底邪悪な行動だっ...続きを読む
  • かにみそ
    「かにみそ」
    なるほど、かにみそってここからね。


    第20回日本ホラー小説大賞の優秀賞を受賞した「かにみそ」。読者賞「ウラミズ」と競り合っての受賞とのことで、更に選考委員に貴志祐介、宮部みゆき、高橋克彦、荒俣宏、って荒俣宏!?荒俣宏ってホラー小説書いてるの?とかて、でもってユニークな題名でどうやっ...続きを読む
  • かにみそ
    変なタイトルと、西島大介の可愛い表紙絵、そして「ホラー」という組み合わせの妙で、つい読んでしまった。
     蟹が人を食べ始めると、タイトルから結末は見えるので、驚きはないし、別に「泣ける」こともないが、蟹のキャラクターが、ごく普通の人間の青年という感じで、なかなか面白かった。「喧嘩両成敗」って、食欲に負...続きを読む
  • かにみそ
    ホラーなのにこのイラスト、そしてこのタイトル!毎回見かけるたびに気になっていた。カニ可愛い。
    読み進めるとどんどんカニが愛おしくなってくる。生きるために食べる。食べちゃいけないなら死ぬしかない。シンプルな発想だけど、友達のためになりたかったんだろうなと思うと切ないね。食べることもまた愛か。
  • かにみそ
    かにみそは、怖いというよりは、救いを感じる。
    不思議なお話だけど、蟹と主人公の絆が偽善すぎるほど美しいところも現実離れしててかえっていいと思う。
    百合の火葬は、不思議すぎて頭が追いつかない…。結局、百合は人に何をもたらしたの?
    ぼやけすぎたラストにもやもやした。
  • かにみそ
    文庫本を購入。切ないホラーファンタジーのジャンルになるかな。海辺で拾った蟹を育てるうちに喋り出す。しかも賢い。生物原理に基づいて生きるために肉も食うようになり人間も食べ始めるのだが…最後は切ない展開で感傷に浸る余韻が残る。百合の火葬の話も切ない。百合の花が意思を持っていて、人間の記憶など吸い取り老化...続きを読む