小山田あみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
遊郭ものファンタジーです。新シリーズとなるようですね…
犬飼センセはホワイトハートでは他に「ブライト・プリズン」シリーズも抱えていて、意欲的に創作活動されていて頼もしい限りです。
このお話もかなりの長編で、“旭帝国”の奥吉原を舞台に元刀匠だった難攻不落の処女太夫!と同盟国貴族軍人ミハイルとの禁断の愛を、妖刀の秘密を通して描いた壮大なラブロマンになっています。
甘くない吉原ものは新鮮でした。やっぱりポイントは処女太夫という紫乃の遊郭での微妙な立場でしたね。
おおっ、と思いました。吉原のナンバーワンホスト的なw
でも、愛する人のためにしっかりと「操」は守り続けてきた忍です。健気だなと思いましたよ~!泣かせます。
ミハイルもまた忍をずっと愛し続け、行方知れずになってもひたすら探していた強い想いが常にMAXなのがよかったです。白い軍服に日本刀の異国の軍人…!ツボですね。
♂×♂という漢らしさが前面に押し出されていて、小山田あみセンセのイラストも加わっていて、少女向けではないアダルトな遊郭ものの雰囲気になっていました。
イラストと言えば、エロ美麗な肌色ピンナップがきれいでした。ミハイルの傷痕や、飴ちゃんまできちんと再現されていて、ガン見してしまいました…
逢いたくても逢えない辛さ、呪われた身の上の苦悩と恋路を阻む障害が次々に現れて、果たして無事二人は結ばれて幸せを手に入れることが出来るのかとおおいにハラハラさせられました。
忍は男っぽさもありながら、性格がとてもかわいいのがよかったです。
ミハイルは私的にすごくツボな攻のはずなんですが、忍の漢らしさに押され気味で、せっかくのカッコよさや魅力が影薄くなっていたようで残念でした。
続編では、もっとミハイルのカッコよさが眩しく輝くような活躍ぶりを見てみたいです。
萌えの点から言えば、ブライト・プリズンの方が上かなとも思うけど、まだまだ謎に満ちているストーリーなので今後どう収束するのかが最大の見ものですね。
初回限定SSではミハイルの忍への優しさに愛の深さを感じました。今の幸せに感謝している忍の気持ちにも感動しました。
ホワイトハートサイトにWEB限定SS「甘い薔薇」が掲載されています。 -
Posted by ブクログ
楽園彼岸後編。
完成間近の大型リゾート施設に招待された家族旅行で、次々に殺人が起こる恐怖の4日間。
予想以上にスリルとサスペンスいっぱいで、手に汗握ってしまいました。もう少しお気楽な展開かと思ったら容赦なかった…
匠の身に危険が迫ってきてハラハラさせられました。昔の事故の状況が思い出せない匠に襲い掛かる魔の手。
周りはどんどん殺されていく人が増えていくし!
カオスなことになって心配したけど、最後はあちこちに転がっていた伏線もキレイに回収され、納得の読み応えでした。
ただ楽しみにしていた犯人当ては序盤でわかってしまう展開になっていて、果たせず…
犯人怖いです。人間離れしてるし!
迫力あるハードアクションシーンもすごかったです。
ただ、事件が解決しても亡くなった人は帰ってこないし残された人達の心の傷は決して癒えないと思うし、空しさとやるせなさが胸に広がります…
ちょっと暗い読後感だったのは、センセの体調の影響だったのでしょうか…お体大切にして下さい。
ラブ面は期待どおりで安心。7年ぶりの再会愛と攻の薄暗い執着がエロスでした。いろんなシチュエーションでの濡れ場があってサービス満点。
小山田あみセンセのイラストとてもよかったんですが、よすぎて逆にストーリーまでもリアル感過剰になってしまったような。もう少しかわいくてアニメちっくな絵師さんの方が作品全体に仮想感が出てソフトに受けとめることができたかもです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレリゾートに閉じ込められて、人がバッタんバッタん死んでいくパターン。ある意味王道ですが、色々な容疑者を予想させるので、金田一くらいの読みごたえある。しかも主人公(受け)が記憶障害だから、もう本当誰が犯人なのか…というわけで後半が楽しみすぎます。
BLの部分に関しては、再会、再熱、執着、しかもセクスシーン大サービスで大変美味しかった~。だけども、流れに応じた雰囲気のセックスの使い分けは必要じゃないかな…。受けの親族亡くなった直後なのに、攻めの言葉攻めが違和感あった…萌えたけど(^^;)二巻読めば納得いくかな。
あと小山田先生、表紙は綺麗だったけど、あまりタッチを進化させないでほしいです(T-T) -
Posted by ブクログ
タイトルや帯から想像するのとは違って、気品ある官能BLでした。…もっと鬼畜外道えろだと思ったら何のことはない、旅心を思いっきりそそられるいつもの異国情緒あふれるラブロマンです。
ベネチアも「ベニスに死す」もマーラーも大好きなので、音楽が脳内に再生されて、街の情景がありありと目に浮かぶような、甘美な世界観に浸りきりました。
天才ピアニストで従弟の冬威×音大生でチェリストの朔真。
朔真の車が事故を起こし、その車に乗っていた冬威は演奏家としての致命的な怪我を負ってしまいます。
ずっと冬威のことを密かに想い続けていた朔真は、言われるまま償いのために何もかも捨てて彼の前に身を投げ出すことに。
言わば愛憎劇です。朔真は、生い立ちのせいで自分よりも周囲を優先して気を使うような人生を送ってきていて、健気なとこを見せまいとちょっと悪ぶったりして意固地な性格です。
なので、年下でまだ未熟なところもいっぱいな冬威には朔真の本心が見えず、なかなか真実が見極められなくて、あれこれ勘ぐってぐるぐるしてしまったんでしょうね…
なにより潤一郎が酷すぎる男でした。自己中の極み!自分がしたことで、どれだけ朔真が傷ついたか理解しているんでしょうかね?まあ、彼もまた苦しんで傷ついてきたわけだし、彼なりに朔真への気持ちもあったようですしね…彼には複雑な心境にさせられました。
思ったほどSMでも鬼畜な展開でもなく、あとがきにあるとおり「素直になれないつっぱった受の押し売りのような償い行為に、ヘタれた純情攻が押し切られて仕方なく監禁・飼育」という内容だったようなww
いえいえ、悪くありませんでした!ちゃんと防音ルームでめきめきとチェロの腕前を上げていましたから!!
チェロってすごく官能的な楽器だったんですね。これから聴く時には妄想力が入りそうです。
最後に冬威視点で彼の本音がきちんと伝わってきたのが安心できて、またよかったです。
小山田センセのイラストも華麗でステキでした。 -
購入済み
あ「恋やもめ」じゃなのか!
タイトル思いっ切り勘違いしてました(汗)英田さんご自身も仰る通り確かに地味な設定かもしれません、私も始め退屈だな〜と失礼ながら思ったんですが、イヤイヤ読み進めればどんどん味わいが深まって最後の浜辺のシーンはジーンときました。ツンデレ通り越えて極度の意地っ張りで七面倒臭いくらいの水原が最後は本当可愛らしい人に思えて棚橋の頑張りに拍手(笑)じんわり心が暖かくなりました。
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Posted by ブクログ
実の兄(三十代前半くらい)×弟(28歳)=主人公
義理の弟(25歳)×主人公
の、3P。
実の兄は鬼畜系執着眼鏡攻め。
主人公は病気により半盲。
義理の弟は破天荒だけど頼れる年下攻め。
実の兄弟ものと3Pものが好きなので題材としては最高に良かったのですが、兄が主人公に憎まれる立場で完全に悪役っぽいのがどうも好みと外れてしまう。
盲目の主人公、隔離された山の中の洋館、謎に包まれた画家の過去、兄弟の確執等々とても魅力的な題材でしたが、個人的に攻め二人のキャラが好きになれずあと一歩ハマりきれなかったです。
Hシーンが豊富で読みごたえがあった。
擬音の多い地の文と時代がかった台詞回しが少し気になりましたが、全体には読みやすくイラストも美しくて良かったです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ雪夜は、一ヶ月後に控えた見合いのために、女性と話せない自分を改善しようと、六本木にあるテーマパーク六本木フォレスト、別名六本木遊郭へと足を踏み入れた。
けれどやはり人見知りをしてしまい、テーマパーク内をさまよっているうちに、出口がわからなくなり迷い込んでしまった。
そんな迷子の雪夜に声をかけてきたのは、赤い着物を羽織った蓮であった。
彼は雪夜の話を優しく聞いてくれると同時に、雪夜に口付けてきた。
突然のことに、世間知らずの雪夜はうまく対処できない。
あれよあれよという間に丸め込まれ、性的な喜びを教え込まれてしまう。
何も知らない雪夜が上手にできたら褒めてくれる。そんな蓮の優しい手つきをおもいだして、雪夜はまた蓮の元を訪ねる。
一方、何も知らない雪夜を手篭めにしてしまったことに申し訳なさを感じた蓮は、雪夜と距離を取るべく、雪夜に冷たく当たる。
雪夜は、蓮を他の人の元に行かせまいと、蓮に身請けを申し出るが、その直後、一夜にして巨額の借金を抱えることになってしまう。
自分自身の借金と蓮の身請けのお金とを稼ぐために、身を売ることを決意した雪夜だったが……
という話でした。
ピュアで騙されることを知らない雪夜に惹かれていることを認めたくない蓮と、蓮にまっすぐ向かっていく雪夜のお話でした。
面白かったです。
この話で一番キュンキュンしたのは、雪夜の可愛らしい口調。
普段は頑張って敬語を使っているけれど、我を忘れると言葉足らずの口調になってしまうのがこれまたかわいい。思い切り甘えてると思える感じがとびっきりかわいいです。
世間知らずな美人受けが、素直じゃない攻めにいじめられる話がお好きな人にはオススメします。