柴田トヨのレビュー一覧

  • 百歳

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    トヨさんの詩を読むといつも心が軽やかになります。寂しい時や辛い時、何かに閉じ込められ、心が固くなりますが、そんな時トヨさんは違う景色に目をやって、ふっと心を解きほぐしてくれます。百年生きた人の言葉は深く温かい。振込み詐欺防止ポスターの詩や被災地に向けての詩も掲載。「あなたの心だけは流されないで、不幸の津波には負けないで」心に残る言葉です。

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    2011年12月14日
  • くじけないで

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    自分よりもずっとずーっと年上のトヨさんに
    私だけじゃなくて
    たくさんの読者が「元気をもらった」「生きる勇気が湧いてきた」という感想を持っている。

    それは、トヨさんの飾らない、自然な日常が、思うがままの言葉が、
    すーっと胸に馴染んでいくから。
    自分に重ねてみたり、母になったり、おばあちゃんになったり、
    いろんな見方ができるんじゃないかな。

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    2019年01月16日
  • くじけないで

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    親類中で回し読みした、珍しい本。
    おもしろかった。

    この本を読めば「生きる勇気が、湧いてくる」というのは、本当でした。

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    2019年01月16日
  • 百歳

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    ネタバレ

    トヨさんの100年がこの一冊にまとめられてる、という印象を受けた。若干二十歳の自分には、共感できる部分と、まだ分からない部分両方あったが、これから歳を重ねていくごとに深みが増していくのかなぁなんて思ったり。事あるごとに昔のことを思い出すって書いてあったけど、思い出すのが全て「楽しかった記憶」なのがまた何とも羨ましい。苦しいことや辛いこともあったのだろうけど、一生懸命に生きてこられたからこそ、振り返ってみれば幸せな人生と言えるんだろうな。

    以下、書籍より引用。
    こんなに心を温かくしてくれる詩は初めてかも。

    「がまぐち」
    毎年
    お正月が来ると
    思い出すの
    当時 小学生だった倅が
    納豆売りをして

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    2025年09月05日
  • くじけないで

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    産経新聞の名物連載といえば、南ひろこ「ひなちゃんの日常」と「朝の詩」でしょう。
    柴田トヨさんという高齢の方の投稿が話題になり始めたころから産経新聞を読んでいましたので、懐かしい思いでいっぱいです。
    それにしても、本書は飛鳥新社から出版されていますが、産経新聞社って商売っ気がないのか商才がないのか。(最初は40作品のみ集めたものをトヨさんが自費出版し産経新聞で紹介したら3ヶ月で1万部突破、飛鳥新社が装丁を変え結局170万部超えというベストセラーに)

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    2021年10月12日
  • くじけないで

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    心がほんわか温まる可愛らしい詩の数々ですが
    98年生きてこられた深みもありました。

    体が歳をとって、できることが少なくなっていったとしても、心はいつまでも前を向いていられるよう
    今のうちから色々な事を一生懸命に取り組んでいこうと思います。

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    2021年04月18日
  • くじけないで

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    会社を休職し、時間があるので、祖父からもらった本を読むことに。表紙をめくると、じぃじからの手紙が。トヨさんはじぃじのお母さまと同い年。
    トヨさんの詩を一節読むと安心するし、言葉の持つ力を痛感します。

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    2020年10月23日
  • くじけないで

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    99歳のとき書かれたこの本の一節に

    連れあいはどうしてます?

    トヨはもう少し
    こちらでがんばります
    まだ連れには
    来ないでね

    とある。生きる力が凄すぎる。

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    2020年06月09日
  • くじけないで

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    不登校になった中学生の時、小学校の時の先生にもらった。在校中も卒業後も関わりの浅い先生だったのに、中2の冬に突然この本を家まで持ってきてくれた。
    トヨさんの詩は温かくて、自然体で、説得力がある。まるで本当のひいおばあちゃんから手紙をもらったような。励ましてもらったような。わかってるよ、なんて返しながらも後からじわじわ効いてくる、言われ慣れた感覚。初めて読んだ気がしなかった。
    どうしてあの時、先生は私を心配したんだろう。この本をくれたんだろう。すぐにお礼のメールをしたが、返事は返ってこなかった。
    それから先生は、私の節目には必ず家に本を持ってきてくれるようになった。やっぱりお礼に返事は来ない。手

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    2019年12月27日
  • くじけないで

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    ネタバレ

    くじけないで 柴田トヨ

    気に入った詩


    自分に
    ぽたぽたと蛇口から落ちる涙は止まらないどんなに辛く悲しいことがあってもいつまでくよくよしていてはだめ思いきり蛇口をひねって一気に涙を流してしまうのさあ新しいカップでコ ーヒ ーのみましょう


    貯金
    私ね人からやさしさを貰ったら心に貯金をしておくのさびしくなった時はそれを引き出して元気になるあなたも今から積んでおきなさい年金よりいいわよ


    あなたに Ⅱ
    追いかけて愛した人を苦しめるより忘れる勇気を持つことが大切よ後になるとそれがよくわかるのあなたのこと心配してくれている人がいるあなた気づかないだけ

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    2019年12月14日
  • くじけないで

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    老いを重ね、毎日詩を書く女性の詩集。
    流行っていたけれど、お初でした。

    誰のどんな人生にもドラマがあり、生きることがきびしいこともあるのが普通。

    それらを振り返りながら、
    家族への想いを反芻する創作が、
    きっとみなさんの共感を得たのだろうなと。

    「負けないで」とか 「くじけないで」とか
    「ねばれ」とかそんな日本語が大好きです。

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    2019年11月12日
  • 百歳

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    家にあったので軽く読んで、なんで過去ばっかり思いだしてるんだろうか、百歳にもなると過去に生きるのか、とか思ってたが、前作『くじけないで』とついになっていたのか。早とちりだった。

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    2015年09月22日
  • 百歳

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    ネタバレ

    偽りのやさしさを食べたときは吐いてしまった 思いやりの症状がまんえんすればいい 雲はダンスをして笑わせる。夕焼けは心を洗ってくれた でも私には思い出がある がまぐち:お金は貯まらなかったけれどやさしさは今でもたくさん入っている 不幸の津波には負けないで 

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    2013年04月20日
  • 百歳

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    百歳になったら、息子もおじいちゃん、、、でも息子への想いはずっと子どもをみるまなざしなんだなぁ、と。。。かしこまったり、えらそうにしたりしてなくて、素直に読めます。詩集も、これくらいの量の方がが、読みやすいですね。。。

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    2013年03月05日
  • 百歳

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    初めて読んだ。
    なんか面白かった。さらっと読めた。
    人生を長く生きてきた人の言葉は
    心にしみる。お年をめされても、
    しゃんとしている人の心構えを知りたいと思う
    今日この頃なのであります。

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    2012年02月27日
  • 百歳

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    「くじけないで」同様、この本もちょっと涙が出そうになった。詩って素晴らしいなと思う。余計なものをそぎ落とし、短い言葉に伝えたい想いを込める。「詩」といえば半年前、商品のシナリオを改定する際に経営者から「詩を書くような気持ちで作って欲しい」という指示があった。先日、それが完成し承認を得たのだが、以前よりも強く思うようになったこととして、素晴らしい戦略ほどシンプルで分かりやすく、物語のようであるということがある。少し「ストーリーとしての競争戦略」からの受け入りではあるが、その通りだと心からそう思う。柴田トヨさんの詩集に話を戻すと、まさに100歳を迎えて、最後に本当に大切なことだけが柴田さんに残り、

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    2011年11月21日
  • 百歳

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    100歳のおばあちゃんは、弱々しく遠慮がちに、自分の人生を振り返って詠んでいる。昔のお年寄り・特におばあちゃんには、こういう可愛さがあった。そして淋しさのようなものも。詩に一人息子が出てくるたびに、親元を離れて放ってあることが悪いことのように思えてくる。
    定年延長やら生涯現役やらで、社会構造をそのまま年寄り年代にまで持ち込んだことで、可愛い、淋しいお年寄りが減ってしまったのかもしれない。
    100歳まで長生きしてやっと可愛さが出てきているのではないか。
    早く可愛い年寄りになるのもいいかもな、なんて思う。

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    2011年10月03日
  • 百歳

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    「詩」を読むことは滅多になかったです。 でも「文章力・表現力を磨くには詩を読むのがいい」とアドバイスを受けたことがあります。 
    そういうことも影響してか買ってみました。

    百歳の筆者ならではの感覚・感性が詩に詰まっています。 
    人に対する優しさだとか思いやりとか。 

    ホロロとしながら読める詩集でした。

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    2011年09月28日
  • 百歳

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    トヨさんが傍で語りかけているような気がした。言葉が生きているようだった。前作よりも言葉の選び方がうまくなっているように感じた。心の琴線に触れて涙が出そうになった。

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    2011年09月17日
  • くじけないで

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    90歳になってから作詩を始めた著者。一人暮らしの寂しさ、自分を励ます言葉、倅への愛、などが優しい言葉で綴られている。

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    2019年01月16日