あらすじ
日本全国に感動の嵐を呼び、150万部を突破した『くじけないで』柴田トヨの第二詩集。48万部突破のベストセラー待望の電子書籍化
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素敵な人生です。
風、雲、音〜。すべてを友とし、五感を味わいながら、一生懸命生きられた人生に、拍手喝采です。
私も,今から貴女の生き方を思い出しながら、私自身の人生を歩んで生きたいと思います。😳☺
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とても感動しました。
昭和生まれの私、
懐かしい風景を思い出し
亡き祖父母、父を思い出して
泣いてしまいました。
澄み切った心を詩に託して、
人生の終わりに近づくに
つれて恨み言も後悔もない
(感謝)で締めくくる。
そんな人生を送れたら
どんなに幸せな事でしょう
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2012年89冊目。
百歳になったトヨさんの詩集二作目。
相変わらず、やさしかったり、強かったり、それらが共存していたり、
完成がとっても豊か。
震災やいじめといった社会課題に対するまなざしも強い方だと思う。
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かわいい!かわいすぎる!
こんなお年寄りになれるようがんばろう。
100歳になっても、母が恋しい、そうなんだね。
100歳にもなったら、もう恋しくないのかと思ってた。
そんなことないよね。
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100歳。トヨさんの歩いた1世紀がどんなものだったのか、重みは計り知れないけれど。ちょびっとの哀しい・つらい、とたくさんの嬉しいと幸せ。それが垣間見えました。
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柴田トヨさんの詩集第二段!
トヨさんの詩は読むたびに優しい気持ちになれるので、大好きです。
かわいらしさも魅力的です。
オススメの詩は「地団駄」、「倅に Ⅲ」。
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こんな百歳になりたい。
明治の女性って素敵だ。
たかが詩、ではない。
勇気とユーモアと哀しみが絶妙に混じり合っているんだから。
特に、「地団駄」のユーモアがクスッとくる。
「誰かの心に糸を結ぶ」だったかな、表現の細やかさには脱帽する。
世の中、実はこんなおばあちゃんがたくさんいるんじゃないかと思ってしまう。
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言葉一つひとつが優しくて、思わず涙ぐんだり、物凄くじんわりと心に響く。
優しく語りかけるような、そんなあたたかい詩集。
テレビでお姿を拝見したことはありますが、文章からも「人柄が目に浮かぶ」っていう言葉がぴったりです。
落ち込んだりつらい時には、トヨさんの言葉が私の支えになってくれそう。
[2011年9月15日購入]
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柴田トヨさんの詩とエッセイと短歌ですね。
柴田トヨさん(1911ー2013、栃木県生まれ)詩人。
百歳を記念されての本です。
私の大好きな新川和江さんが巻頭言をかかれています。『おめでとう、百歳の獅子舞い!』という題名で「トヨさんの詩の魅力は、風にも光にも、若い枝のように心をしなわせ、そよがせているところです。涙の味を知っている人の人生観から生まれた機知(ウィット)が、ことに結びの部分にさりげなく仕組まれていて、私どもの心を、やわらかく揉みほぐしてくださるところです。」と、綴られています。
わかりやすい言葉で、さらりと思いを謳えあげて、読む人の心を和ませてくれます。
「やさしさ」
歳をとると
やさしさが
ほしくなるの
それが栄養になって
元気になる
でもね
偽りのやさしさを
食べた時は
吐いてしまった
真実のやさしさ
手料理を
いただかせてください
「自分に Ⅱ」
ヘルパーさんに
買物をして来てもらう
掃除 洗濯
料理も してもらう
看護師さんには
お風呂に入れてもらう
人の手を借りなければ
生きていけない毎日
でも 私には
人生で ことばが紡げる
誰かの心に
糸を結ぶことが出来る
さぁ 顔をあげて
空を見ましょう
「道(あなたにー)」
好きな道なら
でこぼこ道だって
歩いて行けるわ
辛くなったら
少し休んで 空を見て
まっすぐ
歩いて行くのよ
付いて来るわよ
あなたの影が
がんばれって
言いながら
「短歌」(二十首紹介されています)
きれぎれに雲流れ行く夏の空
去りし友あり来る友あり
九十になりても気持ちは若き日の
ごとし白い雲に乗りたし
新年の朝日あびつつまどろめば
楽しきことのみ浮かびくるなり
淋しくないと呟き仰ぐ空
今日も幾多の相寄れる雲
九十八夢のごとくに過ぎてきて
新年静かに迎える我は
敵うなら夢で逢いたし彼の人に
ひめたる思い告げてみたりき
エッセイで、ご自分の人生を振り返られて、様々な心情をユーモアを交えながら語られています。
生きることに前向きに、「さぁ 顔をあげて 空を見ましょう」と、楽観主義で元気に呼び掛けてくださいます。ほんわりと心温まる柴田トヨさんの詩集ですね(=^ェ^=)♪
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とても分かりやすい言葉ですっとはいってくる。トヨさんの息子さんへの想いや、人生を振り返っての言葉に感動した。生い立ちを説明している文もよかった。100年生きてきて、一番大切とわかったことは「人にやさしくする」というのもグッときた。
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トヨさんのやさしい言葉遣いに、心があたたまります!人には優しくする、優しくされたら忘れない‥しっかりしてるけど、ほんわかしているところもあって‥トヨさんのように年を重ねたいと思いました!
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人にやさしくする。そして、やさしくしてもらったら忘れない。これが100年の人生で学んだことです。。。人間、いくつになっても学ぶことは大事。読んでいて心地よく気持ちがあたたかくなった一冊。
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『くじけないで』の続き。2冊目の詩集。『くじけないで』と比べると、量が少なかった。が、著者も断っているとおり、高齢だし仕方ない!90歳を過ぎてから詩作を始めたって、それだけで充分すごいよね!
何かを始めるに当たって、遅すぎるってことはないんだなぁと再確認。遅すぎることはないから・・・、って先延ばしにしてタイミング逃すのとは違うけど。
人生の最後に大きな花を咲かすことができた・・・といった表現があったけど、私も、何かを残して人生を終えたいと思った。小さくてもいいから、ちょこちょこ花を咲かしていこう♪
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100歳の詩人柴田トヨさん。初めて彼女の書く詩を読んだけどなんて暖かくて、優しくて心に染みるんだろう。彼女の優しい人柄がにじみ出ていてとても素晴らしい作品。変に難しい言葉を使ったり気をてらったりしていないから誰にでも受け入れやすいのだろう。これからも優しい詩をひとつでも多く紡いでほしいと思った。長生きするのも悪くないかなぁと思った。2012/596
Posted by ブクログ
やさしさと、老いていくことの切なさがたまらない。
トヨさんの人柄が文面からにじみ出ていて、
これまでの人生で苦労をされていたんだろうなと感じます。
読んでいて心が洗われるようでした。
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チェック項目4箇所。偽りのやさしさを食べた時は吐いてしまった 真実のやさしさ 手料理をいただかせてください。やさしさのインフルエンザが流行しないかしら 思いやりの症状がまんえんすればいい。若くなる薬を買ってちょうだい 今度は私が地団駄ふんでみようかしら 畳の上に寝転んで。もう一度会うことができたら、「私は幸せだったわ」と伝えたい、だから、あの世であの人に会えるのが楽しみなんです。
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トヨさん百歳の詩集。
震災や振り込め詐欺のこともうたっている。
なんでこんなに優しい言葉を紡げるのだろう。乙女のような、でも一本通った芯。そして素直な感情。すごいです。
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本屋で何となく本を見ていたら、目についたので、手に取りました☆
息子さんの勧めで、92歳から本を書き始め自費出版で出した詩集「くじけないで」が、大ヒットして、本書はその二作目です。
優しさと前向きな明るさで表現されていて、とても温かい気持ちになります。
家族を想う詩、友を想う詩、柴田トヨさんが紡ぐ詞は、多くの人とのつながりの大切さを感じました。
また、ほっこりしたいときにじっくり読みたい一冊です☆
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今の私には理解できない感覚の詩もあった。
どういった心もちなのだろう。
今の私にはわからないけれど、いつかわかるような歳の取り方をしたい。
そう思える作品。
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トヨさんの詩を読むといつも心が軽やかになります。寂しい時や辛い時、何かに閉じ込められ、心が固くなりますが、そんな時トヨさんは違う景色に目をやって、ふっと心を解きほぐしてくれます。百年生きた人の言葉は深く温かい。振込み詐欺防止ポスターの詩や被災地に向けての詩も掲載。「あなたの心だけは流されないで、不幸の津波には負けないで」心に残る言葉です。
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トヨさんの100年がこの一冊にまとめられてる、という印象を受けた。若干二十歳の自分には、共感できる部分と、まだ分からない部分両方あったが、これから歳を重ねていくごとに深みが増していくのかなぁなんて思ったり。事あるごとに昔のことを思い出すって書いてあったけど、思い出すのが全て「楽しかった記憶」なのがまた何とも羨ましい。苦しいことや辛いこともあったのだろうけど、一生懸命に生きてこられたからこそ、振り返ってみれば幸せな人生と言えるんだろうな。
以下、書籍より引用。
こんなに心を温かくしてくれる詩は初めてかも。
「がまぐち」
毎年
お正月が来ると
思い出すの
当時 小学生だった倅が
納豆売りをして
買ってくれた
大きな がまぐち
母ちゃんへ 御年玉だよ
って 私に贈ってくれたの
かじかんだ小さな手
吐く息の白さ
弾けるような笑顔
私は 忘れない
がまぐちは
今でも 私の宝物
お金は貯まらなかったけれど
やさしさは
今でも たくさん入ってる
Posted by ブクログ
家にあったので軽く読んで、なんで過去ばっかり思いだしてるんだろうか、百歳にもなると過去に生きるのか、とか思ってたが、前作『くじけないで』とついになっていたのか。早とちりだった。
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偽りのやさしさを食べたときは吐いてしまった 思いやりの症状がまんえんすればいい 雲はダンスをして笑わせる。夕焼けは心を洗ってくれた でも私には思い出がある がまぐち:お金は貯まらなかったけれどやさしさは今でもたくさん入っている 不幸の津波には負けないで
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百歳になったら、息子もおじいちゃん、、、でも息子への想いはずっと子どもをみるまなざしなんだなぁ、と。。。かしこまったり、えらそうにしたりしてなくて、素直に読めます。詩集も、これくらいの量の方がが、読みやすいですね。。。
Posted by ブクログ
初めて読んだ。
なんか面白かった。さらっと読めた。
人生を長く生きてきた人の言葉は
心にしみる。お年をめされても、
しゃんとしている人の心構えを知りたいと思う
今日この頃なのであります。
Posted by ブクログ
「くじけないで」同様、この本もちょっと涙が出そうになった。詩って素晴らしいなと思う。余計なものをそぎ落とし、短い言葉に伝えたい想いを込める。「詩」といえば半年前、商品のシナリオを改定する際に経営者から「詩を書くような気持ちで作って欲しい」という指示があった。先日、それが完成し承認を得たのだが、以前よりも強く思うようになったこととして、素晴らしい戦略ほどシンプルで分かりやすく、物語のようであるということがある。少し「ストーリーとしての競争戦略」からの受け入りではあるが、その通りだと心からそう思う。柴田トヨさんの詩集に話を戻すと、まさに100歳を迎えて、最後に本当に大切なことだけが柴田さんに残り、それが詩として表現されているのだと感じた。僕も自分にとって大切なものが何かを見失わないようにしていきたいと思う。
Posted by ブクログ
100歳のおばあちゃんは、弱々しく遠慮がちに、自分の人生を振り返って詠んでいる。昔のお年寄り・特におばあちゃんには、こういう可愛さがあった。そして淋しさのようなものも。詩に一人息子が出てくるたびに、親元を離れて放ってあることが悪いことのように思えてくる。
定年延長やら生涯現役やらで、社会構造をそのまま年寄り年代にまで持ち込んだことで、可愛い、淋しいお年寄りが減ってしまったのかもしれない。
100歳まで長生きしてやっと可愛さが出てきているのではないか。
早く可愛い年寄りになるのもいいかもな、なんて思う。
Posted by ブクログ
「詩」を読むことは滅多になかったです。 でも「文章力・表現力を磨くには詩を読むのがいい」とアドバイスを受けたことがあります。
そういうことも影響してか買ってみました。
百歳の筆者ならではの感覚・感性が詩に詰まっています。
人に対する優しさだとか思いやりとか。
ホロロとしながら読める詩集でした。