あらすじ
日本全国に感動の嵐を呼び、150万部を突破した『くじけないで』柴田トヨの第二詩集。48万部突破のベストセラー待望の電子書籍化
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Posted by ブクログ
言葉一つひとつが優しくて、思わず涙ぐんだり、物凄くじんわりと心に響く。
優しく語りかけるような、そんなあたたかい詩集。
テレビでお姿を拝見したことはありますが、文章からも「人柄が目に浮かぶ」っていう言葉がぴったりです。
落ち込んだりつらい時には、トヨさんの言葉が私の支えになってくれそう。
[2011年9月15日購入]
Posted by ブクログ
チェック項目4箇所。偽りのやさしさを食べた時は吐いてしまった 真実のやさしさ 手料理をいただかせてください。やさしさのインフルエンザが流行しないかしら 思いやりの症状がまんえんすればいい。若くなる薬を買ってちょうだい 今度は私が地団駄ふんでみようかしら 畳の上に寝転んで。もう一度会うことができたら、「私は幸せだったわ」と伝えたい、だから、あの世であの人に会えるのが楽しみなんです。
Posted by ブクログ
トヨさんの100年がこの一冊にまとめられてる、という印象を受けた。若干二十歳の自分には、共感できる部分と、まだ分からない部分両方あったが、これから歳を重ねていくごとに深みが増していくのかなぁなんて思ったり。事あるごとに昔のことを思い出すって書いてあったけど、思い出すのが全て「楽しかった記憶」なのがまた何とも羨ましい。苦しいことや辛いこともあったのだろうけど、一生懸命に生きてこられたからこそ、振り返ってみれば幸せな人生と言えるんだろうな。
以下、書籍より引用。
こんなに心を温かくしてくれる詩は初めてかも。
「がまぐち」
毎年
お正月が来ると
思い出すの
当時 小学生だった倅が
納豆売りをして
買ってくれた
大きな がまぐち
母ちゃんへ 御年玉だよ
って 私に贈ってくれたの
かじかんだ小さな手
吐く息の白さ
弾けるような笑顔
私は 忘れない
がまぐちは
今でも 私の宝物
お金は貯まらなかったけれど
やさしさは
今でも たくさん入ってる