杉原厚吉のレビュー一覧

  • 見て、知って、つくって! 錯視で遊ぼう:脳がつくりだす不思議な知覚の世界

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    立体錯視など、かなり詳しく錯視の例が掲載されている。小学校3年生からとあるが、大人も十分楽しめる。錯視の体感自体は幼い子供でも可能なので、理屈はわからなくても楽しめてとても良い素材。自分で作れる立体錯視の型紙がついていて、自由研究にも使えそう。

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    2023年09月23日
  • 理科系のための英文作法 文章をなめらかにつなぐ四つの法則

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     英語で文章を書くことに主眼を置いているが、日本語の文章を書くときにも使える内容となっていた。人に正しく伝えるための文章を書く時のポイントが分かりやすくまとめられているが、これは英語であっても日本語であっても同じである。特に、文章の内容と構造の不一致に関するポイントや視点の移動についての注意は、日本語でも犯しやすいミスであるため注意が必要であると思った。また、くどいようでも省略したり言い換えたりせずに同じ語句を使うべきだ、という指摘は非常に良い指摘だと思う。この省略せずに書くことが普及すれば、”それ”や”これ”が前述の何を指しているのかに悩むことはなくなると思う。

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    2012年08月20日
  • 理科系のための英文作法 文章をなめらかにつなぐ四つの法則

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    ネタバレ

    文章のつながりを重視して接続詞や副詞の使い方を解説した本。多少文章が稚拙でも、論理構造がつながっていれば文書は読みやすくなるので、その点を強化したいときに読むと役に立つ。

    論理性皆無の文章を書いたことが何回かあるので、これで気を付ける点がわかったような・・・?

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    2017年08月22日
  • だまし絵のトリック : 不可能立体を可能にする

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    Youtubeで見た"なんでも吸引四方向すべり台"の作者の本で、だまし絵を立体に構成する過程を詳細に解説。すべり台の図面も付録に付いていて、実際に製作する事も可能。素晴らしい!個人的には"錯覚コンテスト参戦記"に心を打たれた。初めてのコンテストに参加した作者の心境が生き生きと描かれており、そう言えば、自分も同じ様な心境だったなぁ、と共感することしきり。肝心のコンテストの結果は、読んでのお楽しみ。

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    2010年12月08日
  • 理科系のための英文作法 文章をなめらかにつなぐ四つの法則

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    あーおもしろかった!これだけ読めば、英語で論文も書けるでしょう。それと、緒方四十郎さんと、資生堂の会長さんと、人生と財産を読めば、もう完璧でしょう。

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    2009年10月04日
  • 理科系のための英文作法 文章をなめらかにつなぐ四つの法則

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    いわゆる「学術論文の書き方」の本。
    大学受験の英語でも、「discourse
    markerを適切に使うこと」「topic sentenceを最初におくこと」などがレクチャーされると思う。
    学術の文章を英語で書く際にも基本的な原則はそのとおりなのですが、さらに文章のつながりや構成の自然さ、様式というものを知り、則ることが重要で、それをまとまって教わる機会は少ない(論文を書いて添削されることで実地で学ぶ、ことが多いのかもしれない)。
    これは徒弟制度的に受け継がれる性格の技術であり、そのために研究者によって大きく書き方、哲学が異なるところでもあるのだが、この本では汎通性が高そうなことを扱っている、

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    2024年09月15日
  • スウガクって、なんの役に立ちますか?:ヘタな字も方向オンチもなおる!数学は最強の問題解決ツール

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    日常の中で数学的思考を使える場面を教えてくれる本。
    できるだけわかりやすく、とっつきやすく書いてくれているものの、このような実践的な場面で数学を使うといった経験がない(かつ、考えたこともなかった)私にとっては、読んだ後に「さあ、数学的思考で考えるようにしよう!」とはならなかった。(演習が足りていなかったため、文系の私には理解するので精一杯)
    ただ、本書を読んで率直に面白いなと思ったし、今まではいち科目でしかなかった、演習をこなすだけだった数学を応用することの面白さをほんのり感じることができた。
    学生の時にこういう本と出会って、もっとこういう問題を解きたかった…!

    特に面白かったのは、必ずしも

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    2023年08月31日
  • スウガクって、なんの役に立ちますか?:ヘタな字も方向オンチもなおる!数学は最強の問題解決ツール

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    数学って何の役に立つ?が物凄く分かりやすい!
    久々に名著に出会った気がします。
    もっとシリーズで出てくれたら良いのにと感じます。

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    2018年12月10日
  • スウガクって、なんの役に立ちますか?:ヘタな字も方向オンチもなおる!数学は最強の問題解決ツール

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    ネタバレ

    数学は日常生活に役立つということが簡単に書かれている。
    『子供の科学』連載から、大人の人に読んでもらいたいものを
    選んで大人向けにまとめなおしたとのこと。
    数学脳ではないので「こんなことも数学を使えば簡単に
    解決できるのか!」と目から鱗が落ちました。
    …でも「文字は線を丁寧に書こう」は数学なのか…?

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    2017年12月31日
  • スウガクって、なんの役に立ちますか?:ヘタな字も方向オンチもなおる!数学は最強の問題解決ツール

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    少し前に読んだ『はたらく数学』(篠崎菜穂子著)も、コンセプトとしては似た本だと思うのですが、今回読んだ本の方が、断然、いい本でした。

    レイアウト的には今ひとつですが(苦笑)、一つ一つの話題が実生活に根付いており、かつ、意外性があり、さらには、必ずしも数式や数値を用いていない、という点は、非常に優れていると思います。
    ちょいちょい、「物理の」話を盛り込んでいるのに、「数学」としている点が気になりましたが、普通の人にとっては、ほとんど違和感はないのでしょうね。

    数学が得意な人には、数学の意外な側面を知る意味で、苦手な人には、数学の有用さを知る意味で、どちらにもおすすめの本です。

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    2017年07月29日
  • スウガクって、なんの役に立ちますか?:ヘタな字も方向オンチもなおる!数学は最強の問題解決ツール

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    数学の先生にケンカを売っているようなタイトルに惹かれます。数学好きな人も嫌いな人にもぜひ読んでほしい一冊!

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    2017年04月20日
  • 理科系のための英文作法 文章をなめらかにつなぐ四つの法則

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     初学者でも英語論文を客観的に書くための手法がまとめられています。ただ,この作品の中で記載されているような考え方は,英語だけではなく日本語でも適用できる場面が多いと思います。工業英語で3Cと呼ばれる,明確で簡潔かつ間違いのない論文を書くときに,この作品の中で指摘されたことを意識しておくことは大切だと考えます。

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    2016年11月14日
  • 理科系のための英文作法 文章をなめらかにつなぐ四つの法則

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    「読み手を迷わせないための文のつなげ方」を解説した本。
    はじめに幾つかの仮定を提示し、それをもとに文のつなげ方を解説している。解説に用いる例文は和文・英文が4:6程度。題名は「英文作法」であるが、和文を書く際にも参考になる書籍。

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    2017年01月12日
  • 理科系のための英文作法 文章をなめらかにつなぐ四つの法則

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    英語論文の書き方について表面的なノウハウに終始せずこれだけ深く踏み込んだ本は珍しい.バランスやかっこ良さを気にして奇をてらったりせず,まずは多くの人が理解できる無難な文章を書くことが大事だと説いている.

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    2014年10月11日
  • 理科系のための英文作法 文章をなめらかにつなぐ四つの法則

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    英語をわかりやすく書くために、動作の視点を統一するとか、言葉を変えるよりも同じ言葉を使ってもわかりやすい方がいいなど、いろいろと参考になることが多かった。
     名著といわれていることが理解できる。

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    2014年05月06日
  • 理科系のための英文作法 文章をなめらかにつなぐ四つの法則

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    高校英語で壁にぶち当たり、ひょろひょろと逃げて通ってたけど、そろそろそんなこと言ってられない。
    文を書くには、辞書使えば問題ない。しかし、文章となると・・・という人にお勧め。今でなんとなく書いてきたが、これから少しはマシになりそう。

    こういうことわかってないのは本当に理科系だけなの?
    あ、でも、出てくる例文は理科系だった。
    買おうかしら。

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    2011年10月06日
  • 理科系のための英文作法 文章をなめらかにつなぐ四つの法則

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    文法的に正しい英文でも、つながりが良くないと明快な文章にはならない。
    本書は、コンピュータで開発された文章解析技術と、言語学の新文野である「談話文法」が明らかにした文と文をつなぐ画期的法則を紹介する。
    この法則は、自分で書いた英文を客観的に眺め、自然な英文をつないでいくための道標となり、気のきいた言い回しよりもまず英文で主張を明確に表現しなければならない多くの人にとって、すぐに役立つ道具となるだろう。

    [ 目次 ]
    第1章 談話文法を利用しよう
    第2章 話の道筋に道標を
    第3章 中身に合った入れ物を
    第4章 動詞が支配する文型
    第5章 古い情報を前に
    第6章 視点をむやみに移動

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    2011年04月05日
  • 理科系のための英文作法 文章をなめらかにつなぐ四つの法則

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    実は目次を見ると著者の主張が殆ど分かってしまうのだが、この本を必要とする読者層の場合、何が自然で何が不自然なのかを、例文を実際に比較して理解する必要があると思う。個人的には、これまで経験的に感じていたことを再確認できた、という意味で有意義だった。

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    2011年05月31日
  • 理科系のための英文作法 文章をなめらかにつなぐ四つの法則

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    英文作法となっているが、2章の前半くらいまでは「どう書くか」とほとんど同じ。
    面白いのは3章からで、文章の構造に関して日本語英語問わず成立する性質を仮説として立て、それを基に日本語ではこういう構造となる、続いて英語ではこうなるという形で話を行い、極めて論理的に、科学的な文章を構成する方法を説明している。

    例えば、5章では
    「仮説5.1 文章の中の各文は、古い情報を引き継ぐ部分と、新しい情報を付け加える部分からなる。このとき、古い情報を引き継ぐ部分が早く表れる文ほど読みやすい。」
    という仮説を立て、the、this、関係代名詞等での情報の引き継ぎ方の例文を示している。

    著者のスタンスはあくま

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    2010年04月24日
  • 理科系のための英文作法 文章をなめらかにつなぐ四つの法則

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     文と文をつないで文章を作るときの文法が「談話文法」.これを,英語に不慣れな人が英語の理系の文章を書くケースに適用して,不適格な文章を書かないですむために最低限守るべきルールをまとめた本.

     話の道筋に道標を
     中身に合った入れ物を
     古い情報を前に
     視点をむやみに移動しない

    というのが,ルールの柱.ほとんどは,言われてみれば当然というものだったが,視点の移動に関する部分ではそれほどピンと来ない所も.そういう所こそ,意識しないといけないんだろうな.

     あとは,どれだけ実践できるかという問題.読んだだけでは効果のほどは分からないので,今のところは★四つ.

     思いのほか薄くて,すぐ読めた

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    2010年03月27日