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文法的に正しい英文でも、つながりが良くないと明快な文章にはならない。本書は、コンピュータで開発された文章解析技術と、言語学の新分野である「談話文法」が明らかにした文と文をつなぐ画期的法則を紹介する。この法則は、自分で書いた英文を客観的に眺め、自然な英文をつないでいくための道標となり、気のきいた言い回しよりもまず英文で主張を明確に表現しなければならない多くの人にとって、すぐに役立つ道具となるだろう。
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Posted by ブクログ
英語で文章を書くことに主眼を置いているが、日本語の文章を書くときにも使える内容となっていた。人に正しく伝えるための文章を書く時のポイントが分かりやすくまとめられているが、これは英語であっても日本語であっても同じである。特に、文章の内容と構造の不一致に関するポイントや視点の移動についての注意は、日本...続きを読む語でも犯しやすいミスであるため注意が必要であると思った。また、くどいようでも省略したり言い換えたりせずに同じ語句を使うべきだ、という指摘は非常に良い指摘だと思う。この省略せずに書くことが普及すれば、”それ”や”これ”が前述の何を指しているのかに悩むことはなくなると思う。
あーおもしろかった!これだけ読めば、英語で論文も書けるでしょう。それと、緒方四十郎さんと、資生堂の会長さんと、人生と財産を読めば、もう完璧でしょう。
いわゆる「学術論文の書き方」の本。 大学受験の英語でも、「discourse markerを適切に使うこと」「topic sentenceを最初におくこと」などがレクチャーされると思う。 学術の文章を英語で書く際にも基本的な原則はそのとおりなのですが、さらに文章のつながりや構成の自然さ、様式という...続きを読むものを知り、則ることが重要で、それをまとまって教わる機会は少ない(論文を書いて添削されることで実地で学ぶ、ことが多いのかもしれない)。 これは徒弟制度的に受け継がれる性格の技術であり、そのために研究者によって大きく書き方、哲学が異なるところでもあるのだが、この本では汎通性が高そうなことを扱っている、気がします(私自身がキャリアの豊富な研究者「ではない」ので、感想ですが)。 研究に携わる希望があるのであれば、できれば学部のうちにどこかのラボに出入りして、この本を読んだ上で執筆・添削(される)経験を経ていると、その後がスムーズになるかもしれない。 また、研究者にならないのであっても、構成のしっかりした英文を書けることは大切な技術だと思うので、上記のような経験を学部生のうちにしておくことは身を助けるのではないか、と個人的には思います。
初学者でも英語論文を客観的に書くための手法がまとめられています。ただ,この作品の中で記載されているような考え方は,英語だけではなく日本語でも適用できる場面が多いと思います。工業英語で3Cと呼ばれる,明確で簡潔かつ間違いのない論文を書くときに,この作品の中で指摘されたことを意識しておくことは大切だと...続きを読む考えます。
「読み手を迷わせないための文のつなげ方」を解説した本。 はじめに幾つかの仮定を提示し、それをもとに文のつなげ方を解説している。解説に用いる例文は和文・英文が4:6程度。題名は「英文作法」であるが、和文を書く際にも参考になる書籍。
英語論文の書き方について表面的なノウハウに終始せずこれだけ深く踏み込んだ本は珍しい.バランスやかっこ良さを気にして奇をてらったりせず,まずは多くの人が理解できる無難な文章を書くことが大事だと説いている.
英語をわかりやすく書くために、動作の視点を統一するとか、言葉を変えるよりも同じ言葉を使ってもわかりやすい方がいいなど、いろいろと参考になることが多かった。 名著といわれていることが理解できる。
高校英語で壁にぶち当たり、ひょろひょろと逃げて通ってたけど、そろそろそんなこと言ってられない。 文を書くには、辞書使えば問題ない。しかし、文章となると・・・という人にお勧め。今でなんとなく書いてきたが、これから少しはマシになりそう。 こういうことわかってないのは本当に理科系だけなの? あ、でも、出...続きを読むてくる例文は理科系だった。 買おうかしら。
実は目次を見ると著者の主張が殆ど分かってしまうのだが、この本を必要とする読者層の場合、何が自然で何が不自然なのかを、例文を実際に比較して理解する必要があると思う。個人的には、これまで経験的に感じていたことを再確認できた、という意味で有意義だった。
英文作法となっているが、2章の前半くらいまでは「どう書くか」とほとんど同じ。 面白いのは3章からで、文章の構造に関して日本語英語問わず成立する性質を仮説として立て、それを基に日本語ではこういう構造となる、続いて英語ではこうなるという形で話を行い、極めて論理的に、科学的な文章を構成する方法を説明してい...続きを読むる。 例えば、5章では 「仮説5.1 文章の中の各文は、古い情報を引き継ぐ部分と、新しい情報を付け加える部分からなる。このとき、古い情報を引き継ぐ部分が早く表れる文ほど読みやすい。」 という仮説を立て、the、this、関係代名詞等での情報の引き継ぎ方の例文を示している。 著者のスタンスはあくまでも科学に関するわかりやすい文章を書くことであり、別に仮説が絶対に正しいということを立証することではない。仮説という簡単なルールを意識することで、理系として最低限度必要なわかりやすい文章を書くことができるようになる、ということである。 確かに漫然と他人の書いた文章をまねするより、文章を書く上で一般的に成立するルールを意識して書いた方が文章を書きやすい。特に表現に悩んだ時や、自分の書いた文章に違和感を感じた場合、この本に掲げられている仮説を基に推敲を行えば、理系らしく論理的に正しい表現を導けるだろう。 文章の作成能力はアートではなく、訓練により習熟できる技術である。そして小説家や芸術家でない限り、仕事や学問で必要とされる文章のほとんどは論理的なものである。であれば文系理系に関係なく、大学生か、できれば高校生ぐらいから、この本のような論理的な文章を書く方法をもっと教えた方が良いのではないかと感じた。
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