山本美香のレビュー一覧

  • これから戦場に向かいます

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    ネタバレ

    絵本の棚に整備されたが実際は写真集であり、写真に文字が大きくかかれたものであった。イラク戦争の同僚との取材で政府軍が「日本人だ」ということで集中砲火を浴びて殺されたジャーナリストである。中村哲と同様に日本人である、という理由で殺された。これがイラク戦争で米軍に協力して自衛隊を派兵した小泉政権の結果である。このことは、ずっと尾を引いていて、アフガニスタンであろうが、イラクであろうが日本人が狙われる原因となってしまっている。いま紛争があるイスラエルが攻撃しているガザの武装組織のハマスも、日本人というと殺すのかもしれない。

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    2025年09月04日
  • 世の中への扉 戦争を取材する─子どもたちは何を体験したのか

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    「世の中への扉」シリーズは複数読んでいるが、どれも秀逸。
    いくつかの地域が取り上げており、それぞれに地図が載せられ何が起きているか何が原因の核か、中立的な立場から分かりやすく書かれている。
    知りたいのに無知すぎてどこから手をつけていいか分からないような国際問題迷子の大人(私)にも大変わかりやすく、読んで良かった。

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    2025年08月12日
  • 世の中への扉 戦争を取材する─子どもたちは何を体験したのか

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    なぜ政治家にはこの思いが届かないのだろう。自分が最前線に立つなどと考えもしないくせに威勢だけはいい醜い自民党のクソ議員どもに読ませたい。子供向けでふりがなも振ってあるからバカでも読めるだろう。とにかく自民党政府は何もしなくてよい。政策など考えなくて良い。そのかわり金は使うな。地元にずっと帰って東京に戻って来なくていい。国会では全員寝ていてかまわない。その方が日本はずっと良い国になると思う。あんな下衆どもより地雷犬の方がはるかに良い仕事をしていると思う。

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    2023年12月17日
  • 世の中への扉 戦争を取材する─子どもたちは何を体験したのか

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    私達が平和に暮らしている中で世界のどこかでは死ぬかもしれないと怯えている人がいたり、子供なのに誰かを殺さなければいけない状況にいる事実をこの本を通して知りました。技術が発展して豊かになって私達が現代的な生活をしている中で難民キャンプで綺麗な水もご飯もないまま暮らしている人がいるというまま私たちは幸せと言えるのかなと感じました。どうしたらもっと世の中の人が恐怖に怯えずに生活できて夢を持つことができる世の中にあるのか私達不自由ない暮らしをしている人は考えるべきだと感じました。

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    2023年07月27日
  • これから戦場に向かいます

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    山本美香さん、命をかけて伝えたかった事、しっかり受け止めました。ありがとうございます。
    ☆戦場では身近なところに人の死があり、生がある。
    ☆人間の心に刻みこまれた憎しみは、何かの拍子に爆発し、暴走するだろう。今はじっとだまって成り行きを見ているイラクの人たちだが、彼らのうけた傷は、いつまでも消える事なく、くすぶり続けるだろう。それでも、毎日はつづいていく。
    ☆「さぁ、行くよ」

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    2022年11月10日
  • 世の中への扉 戦争を取材する─子どもたちは何を体験したのか

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    何故戦地に赴いて取材をするのか? 何故危険な地域で取材するのか?
    丁度いまこの問題がクローズアップされているので、この本を手に取りました。

    児童書として子どもたちを読者対象に書かれているため、内容も戦地に於ける子どもたちが中心となります。戦争で家や家族をなくした子、地雷で体に障害を負った子、少年兵として戦争に参加していた子、故国を追われて難民となった子。
    各地での様子がその子の経験を通して伝えられます。そこにはその子らの写真と名前も添えられるためどこかの国の誰かの話でなく、例えばコソボに住む13歳の少年アデムの経験というように直接的に届くのです。現地に赴き当人と話したからこそ伝えられるものが

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    2018年10月29日
  • これから戦場に向かいます

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    あとがきを読んでいると、人前で無かったら泣いてたかもしれない、というくらい涙が湧き上がってきた。
    戦場の最前線を写し続けてくれた、彼女の遺産たちに向き合って読んでみようと思った。

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    2018年02月16日
  • これから戦場に向かいます

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    『力でねじふせるやり方は、
    即効性があって、
    表面的には効果があるよに見える。

    しかし、
    人間の心にきざみこまれた憎しみは、
    何かのひょうしに爆発し、
    暴走するだろう。』

    命をかけて世界の戦争の実態を報道するジャーナリスト達。
    山本美香さんはその尊い仕事をしている最中に銃撃され、命を奪われた。

    世界の現状を見るに、人類は過去の沢山の過ちの歴史から学びつつ成長している、とはとても思えない。これからもどれだけ尊い命が殺戮されなけばいけないのか。そんな遣る瀬ない思いを抱きながらも、どんなちっぽけなことでも自分が出来ることを探していきたい。

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    2018年01月10日
  • 世の中への扉 戦争を取材する─子どもたちは何を体験したのか

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    ジャパンプレス所属のジャーナリストとして世界の紛争地を中心に取材し、ボーン・上田記念国際記者賞特別賞などを受賞。2012年8月20日シリアでの取材中、政府軍の銃撃により殺害された山本さんの最後の著書。東京へ行く新幹線の中で、一気に読みました。

    読み手を小学上級向きとして書かれた本に登場するのは、山本さんが戦場で出会ってきた読み手と同じ年齢層の子どもたち。彼・彼女らが置かれている状況・傷つけられ事実・その中で受けてきた精神的な苦痛を読むと、ほんとうに心が痛みます。「幻肢痛(げんしつう)」(手や足を失った人が、ないはずの手の先やつま先に激しい痛みを感じること)を抱える子どもたちの消えることのない

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    2016年11月07日
  • 世の中への扉 戦争を取材する─子どもたちは何を体験したのか

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    子ども向けの文体、内容だけど、大人が読んでも響くものがありました。
    ニュースでは知ることができない、戦争の中で暮らす人々。息子を亡くしたお父さんの言葉が印象的でした。

    自分たちを見ていてくれるひとがいること、忘れないでいてくれていること、が心の支えになる。

    一人一人に向けられた山本美香さんのまっすぐなやさしさが感じられる本でした。

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    2015年02月20日
  • 世の中への扉 戦争を取材する─子どもたちは何を体験したのか

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    とても理解しやすい文章で、戦争、紛争、世界で起きている争い事を紹介している。
    写真も説得力があるし。
    小学高学年~対象の本ではあるけど、大人が読んでも、十分読み応えがありました。
    装丁の子供の笑顔が、とても良いです。

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    2014年06月26日
  • 世の中への扉 戦争を取材する─子どもたちは何を体験したのか

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    世界の戦場を取材して、テレビや新聞などで報道するジャーナリストの山本さんは、小柄で普通の女性。なぜ戦争を取材するのか、迷っていた時にアフガニスタンで爆撃によって子どもを亡くした父親に出会った。彼は言った。「遠くまで来てくれてありがとう。世界中のだれも私たちのことなど知らないと思っていた。忘れられていると思っていた」…戦争ってなんだろう、戦争を終わらせるためにはどうすればいいのだろう。山本さんは未来を担う10代の子ども達に問いかけています。2012年、山本さんはシリアでの取材中、政府軍の銃撃を受けて亡くなりましたが、彼女の志と、未来への伝言がこの本の中にあふれています。

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    2013年07月16日
  • 世の中への扉 戦争を取材する─子どもたちは何を体験したのか

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    世界では何がおこっているのか?
    戦争・紛争・冷戦。今の日本に住んでては全く想像のつかない現実。
    8/20にジャーナリストの山本さんがシリア内戦中、銃撃を受け亡くなったニュースは、衝撃が走った。
    なんでこんな小柄な日本人の女性が戦場で取材をし続けたのか?
    行動力だけでは、絶対に真似できない命がけの仕事。
    命の危険を冒して迄、彼女が伝えたかったものは、何なのか?世界では何が起きているのか?なんで、ある国の人は寿命や病では死なず、争って死んでいくのか?
    さまざまな疑問がでて、この人が本当に伝えたかった事を知らないといけないと思い、この本を読み始めた。
    子どもでも読める様な分かりやすい、読みやすい本。

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    2012年10月28日
  • 世の中への扉 戦争を取材する─子どもたちは何を体験したのか

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    著者が小学高学年ぐらい向けにかいた本作。
    山本さんの仕事に対しての想い、死と向き合ってること、今自分ができる精一杯をすることが詰まっていた。
    亡くなってしまったけれど、こうやって本にしてあったことでこれからもたくさん伝えたかった著者の想いをことを受け取る人がいるだろう。
    大切なことを伝えてくれてどうもありがとうございました。
    私もこれを読んだことで自分がすべきことに真摯に向き合わなければと思った。

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    2012年10月14日
  • 世の中への扉 戦争を取材する─子どもたちは何を体験したのか

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    山本美香さんが、子どもたちに向けて書いた一冊。
    わかりやすい言葉で、戦争の悲惨さ、そしてジャーナリストとして戦争を取材することの使命をストレートな文章で伝えている。
    子どもたちに読んでもらいたい一冊だが、自ら読む子はごく少数だろう。だからこそ、大人が読んで子どもに勧める。
    世界で起こっている出来事や、命について子どもたちと一緒に考える機会を持てば、今の日本が抱えている問題の解決の糸口にも繋がるだろうと私は思う。

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    2012年09月29日
  • 世の中への扉 戦争を取材する─子どもたちは何を体験したのか

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    シリアで亡くなった山本美香さんが、これまでの命懸けの取材で伝えたかったことを少しでの受け止めたいと思って読んだ。

    この本は、小学生とか中学生の、学校の副教材として利用できることを想定して書かれているのですごく読みやすかった。

    戦争の悲惨さ、無意味さ、勝ったとされる方も負けたとされる方も、大人も子どもも、男も女も、どれだけの人が不幸になるかが良く伝わってくる。

    また、それらのことを通じて、いじめとかもダメだよっていうのも伝わると思う。

    子どもが大きくなったら読ませてあげたい1冊。

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    2012年09月26日
  • 世の中への扉 戦争を取材する─子どもたちは何を体験したのか

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    命を危険にさらしても伝えたかったことが、本当に命を失ったことで伝わるということ。記者が命を落とすたび、急にトップニュースになること。そしてやがてまた遠い出来事になること。何とも効率の悪い、地道な仕事だと思う。そしてこういう地道な仕事がやはり必要なのだと思った。

    2003年、取材拠点としていたホテルが爆撃され、仲間の死を目の当たりにした山本さんが頭を抱えて「ちくしょぉぉぉぉぉ」と振り絞った声の生々しさがずっと耳に残っていた。けれど、それはそれとして私の記憶の片隅に置かれ、やはり外国の戦争は私にとって遠い出来事となった。あれから9年。今回の悲報に接してまた思い出して、すぐに著書を注文した。ニュー

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    2012年09月08日
  • 世の中への扉 戦争を取材する─子どもたちは何を体験したのか

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    シリアで銃弾に倒れた山本さんの本。
    被害者の目線に立って、取材をするジャーナリストだったことがよくわかる。
    子供向けに読者に語りかけるように書かれているため、読みやすいし、生々しい状況も伝わってくる。
    もっと取材して、たくさんの本を書いてほしかった。

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    2012年09月05日
  • 世の中への扉 戦争を取材する─子どもたちは何を体験したのか

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    先日亡くなった山本美香さんの本。

    自分が取材先で見た事、感じたことがストレートに書かれていて、読んでいて何度も泣きそうになった。悲しみの連鎖は未だに止まってない。けれども、彼女が見た事、感じたことを共有できたら、確実に世界は平和への道をたどって行けるんじゃないのかな、と思った。難しいけれども、私たちはそうしなきゃいけないんじゃないのかとも。

    まず、身近な問題としていじめについて、もっと改善させるように、山本さんの言葉を忘れずにやっていけないだろうか。そうも考えさせる1冊だった。

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    2012年09月04日
  • 世の中への扉 戦争を取材する─子どもたちは何を体験したのか

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    約1週間前、山本美香さんの訃報をニュースで知った。
    ニュースを見ながら、どこか彼女の名前に見覚えがあったのだが、すぐには思い出せなかった。先月注文した本の著者だと後から知った。これから本で彼女の活動を知ろうと思ったのに、その前にこういうことになってしまうとは・・・。
    戦争というものを体験したことがない平和すぎる日本人に、戦地での事実を伝えようとしていた矢先だ。子供兵士の話は読んでいて、子供達の悲惨さに言葉をなくしそうになった。
    彼女の伝えたかったことを、私達一人ひとりが受け止めなきゃいけないなと思った。ご冥福お祈りします。

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    2012年08月30日