山本美香のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
戦場に斃れたジャーナリスト、山本美香さんの手記です。世界中の紛争地帯を渡り歩いてきた彼女だから書くことのできる『その場』にいる人々、特に女性や子供たちの描写が秀逸で、彼女の『思い』が詰まった1冊です。
シリアにて銃弾に斃れたジャーナリスト、山本美香さんの手記です。僕が彼女が同じくジャーナリストの佐藤和孝氏と事実婚の関係にあったということを死後に知って、佐藤氏も無念であったろうな、ということを考えてしまいました。
ここでは世界各国の紛争地域を渡り歩いた彼女がそこに生きている子供たちを話題の中心にし、何故人間がいがみあい、憎しみあい、そして殺しあってしまうのか?その原因を探り、平和な社会を築くにはどうすればいいのか?
そういうことを綴ったもので、文体の分かりやすさからすると、おそらく子供向けに描かれているのだと察せられますが、内容のへヴィさは正直な話し、大人でも目を背けてしまう方がいても不思議ではないでしょう。
コソボ。ウガンダ。アフガニスタン。イラク。コソボ。チェチェン…。今でもドレカひとつは確実にニュース番組で耳にするであろう国や地域でいったい何が起こっているのか…。僕も普段の会話でこういうことを口にする機会はほとんどなくなりましたが、いまも「どこか」で同じような悲劇が繰り返されている。
この圧倒的な絶望感すら思わせる現実をどこかで認識しつつ、彼女の『遺志』をこの本を読んだことで『かけら』を受け取ったんだな、と認識し、いつかどこかでここに書かれていることを口にする機会もあるだろう、とそういうことを考えております。 -
Posted by ブクログ
山本美香 (著)
『戦争を取材する ― 子どもたちは何を体験したのか』
講談社
2011.7.発行
ISBN:978-4-06-217049-9
どうして同じ人間が憎しみ合ったり殺し合ったりするのか、なぜ戦争がおこってしまうのか、平和のためにはどうしたらよいのか、親子で、友だち同士で話し合うきっかけになる一冊です。
(裏表紙より)
今、地球上で起きている戦争のその現場を取材し、現実を伝えるジャーナリスト 山本美香さんが、講談社の小学生むきノンフィクションシリーズ「世の中への扉」で著された1冊です。
女性ジャーナリストが取材した、世界の戦地で懸命に生きる子どもたちの姿を伝えながら、世界を良い方向にきっと変えられるはず!世界の戦争を知ることで、平和への道を一緒に考えてみましょう。
と、呼びかける かけがえのない1冊です。
読んでみて‥
本書の一文一文に著者の魂のこめられたそのメッセージに「それで自分はどうなんだ」と突き動かされました。
去年の出版でありながらその出版鮮度以上に、著された記述には自分の存在の意味を感じさせられます。
児童書に欠くべからざる大事なノンフィクションの分野から 小学生高学年に届けねばならない1冊。
まず大人が読んでみるべき1冊。
おすすめします。
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Posted by ブクログ
先日シリアで銃撃を受け 亡くなられた山本美香さん。
謹んでご冥福をお祈りします。
本書は昨年山本さんが刊行された本です。
読み始めて気付いたのですが
講談社の“世の中への扉”という小学校高学年向けのシリーズの一つで児童書です。
・戦場ジャーナリストという仕事について
・世界各国の戦争の現状
・爆弾が落ちたらどうなるのか?
・地雷とは?難民とは?
・数多くの少年兵の実状
・どうして戦争になるのか?どうやったら平和になるのか?
同僚であり事実婚状態にあったという男性がおっしゃってたけれど
山本さんは優しくて穏やかでそれでいて芯の強い人だったらしいですね。
そういうお人柄がこの本の中にも溢れていて好感がもてます。
読者の子どもたちに優しく語りかけるように
そしてこの日本では考えられない現実がさまざまな国の同年代の子どもたちに降りかかっているということを
日本の子どもたちの身近なことに置き換え例えながら
分かりやすく説明してくれています。
“知らないことは罪に近い”とおっしゃる山本さん。
一人でも多くの日本の子どもたちにも伝わりますように。
わが子にも6年生くらいになったら読んでもらえるかなと思います。
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