感情タグBEST3
Posted by ブクログ
山本美香さん、命をかけて伝えたかった事、しっかり受け止めました。ありがとうございます。
☆戦場では身近なところに人の死があり、生がある。
☆人間の心に刻みこまれた憎しみは、何かの拍子に爆発し、暴走するだろう。今はじっとだまって成り行きを見ているイラクの人たちだが、彼らのうけた傷は、いつまでも消える事なく、くすぶり続けるだろう。それでも、毎日はつづいていく。
☆「さぁ、行くよ」
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あとがきを読んでいると、人前で無かったら泣いてたかもしれない、というくらい涙が湧き上がってきた。
戦場の最前線を写し続けてくれた、彼女の遺産たちに向き合って読んでみようと思った。
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『力でねじふせるやり方は、
即効性があって、
表面的には効果があるよに見える。
しかし、
人間の心にきざみこまれた憎しみは、
何かのひょうしに爆発し、
暴走するだろう。』
命をかけて世界の戦争の実態を報道するジャーナリスト達。
山本美香さんはその尊い仕事をしている最中に銃撃され、命を奪われた。
世界の現状を見るに、人類は過去の沢山の過ちの歴史から学びつつ成長している、とはとても思えない。これからもどれだけ尊い命が殺戮されなけばいけないのか。そんな遣る瀬ない思いを抱きながらも、どんなちっぽけなことでも自分が出来ることを探していきたい。
Posted by ブクログ
ジャーナリストの山本美香さんは、戦場のカメラマンだった。1996ねんアフガニスタンでの、命をかけて撮った写真は戦場に最前線となってしまった町に暮らす、普通の人々。20年も続いている戦争のため、戦争を知らない世代はいない。戦闘が止んだわずかな時間に畑に出る。爆弾に家族を失い、ゲリラに拷問を受けることが、いつも隣り合わせにある暮らし。それでも人々は生きている。
2012年8月20日。シリアのアレッポで取材中に政府軍の週襲撃を受け、命を落とした山本さん。世界で起こっている戦争の現実が、この写真集にある。
Posted by ブクログ
山本美香さんシリーズ、結構好きで何冊か読んでいる。
亡くなった時一緒にいた方があとがきを書いてある、山本さんがどんな人であったかが一緒に取材をしていた人の視点から知ることができた。
Posted by ブクログ
戦場を映したジャーナリスト、山本美香さんの写真絵本。
絵や写真は、大きくてきれいな印刷でみると訴える力もかわってくると思う。
他の本でも見た写真がほとんどだけど、このサイズで見ることができてよかった。
大人向けの本や、もう少し年長の子供向けの本と同じくストレートな文章と写真。
それがいいところだけど、子供のころに読んだら怖さが先に立っちゃったかもしれない。
大人としては、子供に(それ以上に大人に)、これを読んでストレートに受け止めてほしいと思う。
以下の引用の文章と、どんどん危機を煽る現在を考えてしまう。
“力でねじふせるやり方は、即効性があって、表面的には効果があるように見える。
しかし、人間の心にきざみこまれた憎しみは、何かのひょうしに爆発し、暴走するだろう。
今は、じっとだまって成り行きを見ているイラクの人たちだが、彼らのうけた傷は、いつまでも消えることなく、くすぶりつづけるだろう。p39-40“
私が山本美香さんの活動を知ったのは生前だった。
常に思い出すわけじゃないけど、いまだに受け止め方がわからない。
もう5年もたつのか。