あらすじに惹かれて購入しましたが失敗だと思っています。
受けは会社から押し付けられた借金のかたに夜間の子守を条件に攻めの屋敷で暮らすことに。
攻めの職業も何もわからないままただひたすら屋敷内での受けの思想と毎日が描かれています。
タイトルの赤ちゃんは流石に可愛く描かれていてこの存在がなければ話
...続きを読むは進まないのだけど、だからといってとても肝心かと言えばそうでもない。
受けが赤ちゃんに振り回されるかと思いきや全くそんなことはなくて昼間は家政婦さんが面倒見てるし、あらすじにある受けが赤ちゃんを泣き止ませるってのもほんの一回きり。
攻めの態度や受けの態度も最後まで分かりにくい。
終盤、突然受けへの気持ちを自覚した攻めがいきなりキスして告白に繋がり、それでもはっきりしない受けがある日ヤクザの抗争で腹を刺されて重傷を負った攻めをみて好きだと自覚。
この終盤まで全く甘い雰囲気ないんです…。
どこで話が盛り上がるのかとそればかり考えて読み進んでいましたが、最後にパタパタっと終わったのにはビックリ。
攻めの魅力はその見た目とミステリアスな部分から感じられたけれど受けの魅力がわかるような描写はほとんどなかったと思われるし、
むしろ前向きな行動や考えもなく常に後ろ向きでイライラしました。
見目がとてもいいのは同居する人物達からの発言でわかるけれど。
最後までまさかこれで話終わらないよね?と縋るように読んだけれどここまで残念な気持ちで読んだ本は初めてかもしれない…。
書き出しから20%くらいまではワクワク読めたんだけどね。それ以降さっぱりでした。