梅澤高明のレビュー一覧
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ネタバレATカーニー日本代表の梅澤さんにより仕事流儀の紹介。
彼自身が米国・日本でのキャリアを通じて得られた経験を踏まえて、どのような働き方が生産性を向上させるのかが説得力のある説明とともに記されている。
グローバル企業は世界共通の言語体系ベースのマネジメント(形式知)が行われているが、日本企業は暗黙知で動く。形式知は標準化全員の底上げに役立つ。
共通言語が設定されていない企業では意思決定に時間がかかる。
会議は議論または意思決定のどちらか。
数字に強いと勢いに流されない。
グローバルエリートの関心毎は自分が社会にどのようなインパクトを与えられるかということ。何か社会に爪痕を残したいと考え -
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ネタバレコンティンジェンシープランのような考え方で、
将来の様々な外部環境の変化をシナリオとして捉え、
それぞれに対する対応策を戦略として考えようとするもの。
イメージが湧きやすく良著。
<メモ>
・インフリューエンスダイアグラム 要素間の因果関係を図時するもの。ループ構造などを可視化でき、重要な要因特定に役立つ
・戦略の3類型 適応型、形成型、留保型
外部環境に適用しようとするもの
外部環境構造を有利にしようと大胆な施策を取るもの
変化に対応できるよう最低限の投資は行っておこうとするもの
・デファクトスタンダート化したコアコンポーネントの存在。汎用プラットフォームを開発供給するプレーヤー -
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ネタバレ第一章、第二章、第三章、第十二章を読むことで、シナリオプランニングの全体像をつかむことができる。第四章~第九章は具体的な事例で、興味のある業界以外は読む必要ははいと思う。
[STEP1] 環境分析
・マクロ環境/ペスト分析
・業界分析/Five Force
・内部環境分析/インフレンス・ダイヤグラム(各因子の関係性の整理)
[STEP2] 重要因子の特定
・機会・脅威の分類
[STEP3] 因子の評価、シナリオ定義
・影響度と不確実性による評価
[STEP4] 戦略検討
・適応型/形成型/保留型
■影響度の定義
・これまでにない大規模の市場が誕生
・他業種の大市場を取り込む
・市場を -
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書籍の副題は何だかイカついですが、グローバルの第一線で活躍されているコンサルタントの著者ご自身の経験からグローバル人材の仕事術を紹介した書籍。日本企業に勤めていると、海外企業の内情に触れることは稀であるため興味深い内容でした。
本書籍で日系企業とグローバル企業を主に以下のように比較されています
日系 / グローバル
運営方法… 暗黙知 / 形式知(MBA等)
判断方法… 職人的 / 数値で可視化
職務範囲… 超える / 超えない
意思決定早さ… 遅い / 段違いに早い
人事権… 人事部 / 上司
優先順位… 完成度 / 効率
会議準備… 根回しは共 -
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いい本でした。
不確実性を考慮した戦略策定に関してのフレームワークの話。
戦略策定のみならず株式投資などにおいても非常に有効なフレームワークだと思う。
外部環境分析→内部環境分析→情報整理して→戦略策定
と基本的な戦略策定の流れと同じ。
しかし不確実性を考慮したシナリオプランニングとして、
内部環境分析で「インフルエンス・ダイアグラム」という分析を行い事業のKFSを中心とした因果関係を図式化する。
そしてこのKFSに影響を与えうる可能性(因子)を機会と脅威の観点から整理する。
さらにこれらの因子について、縦軸に「その可能性が実現した際のインパクトの大きさ」をとり、横軸には「その可能性の不確実 -
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少し仕事でシナリオプランニング(シナプラ)について
理解する必要性が出たので、ささーっと読んでみました。
さすがコンサル会社の出している本というか、
しっかりとしたフレームワークに沿って、
シナプラの説明がされていて、かつ事例(ケース・スタディー)も豊富。
この本を読めば、シナプラというものがどういうものなのか、
しっかり理解できることと思います。
ただし、この本も厳密に同じやり方で
シナプラを使っているようではないみたいで、
ローカルルールというか、ケース・スタディーによって、
やり方が若干異なります。
すなわち、シナプラといっても画一されたやり方がある訳ではなく、
微妙に異なる色んな方