ジェロルド・パナスのレビュー一覧

  • パワー・クエスチョン 空気を一変させ、相手を動かす質問の技術
    沈黙こそ生産的議論が必要とするプロセスなのだという点、よく腹に落としてくれた一冊。

    後半ではドラッガーの思想に触れ「あなたは、どういう人物として記憶されたいですか」という問い、即ち「ミッション」を探るためにこそ質問が必要であるとしている展開は白眉。

    七つの習慣で、コヴィー博士が引用している「黙り...続きを読む
  • パワー・クエスチョン 空気を一変させ、相手を動かす質問の技術
    ・それから訊いてみた。「この買収はどういう点でライフ・ヘルスのミッション・ステートメントを実現する事になるのですか?基本理念に関してはいかがです?」
    「それは」リックは口を開いたが、あとが続かなかった。
    「私はただ」彼はまた言った。「攻めに出るいいチャンスだと思っただけなんだ。思い立ったら突き進むタ...続きを読む
  • パワー・クエスチョン 空気を一変させ、相手を動かす質問の技術
    会話とは質問を考えることである、くらいのつもりで会話せよ。
    パワークエスチョンがないかと考えるくらいで。

    質問なしで、自分のPR、というのが最悪のトークということだ。
  • パワー・クエスチョン 空気を一変させ、相手を動かす質問の技術
    もう一回読みたい。
    こういう質問をする機会なんてまぁないんだが、でも、こう言う質問に対する答えをろくに自分が用意できないことに少なからずショックを覚える。
    自分のミッションって。噛み砕けばやりたいことになるんだろうけど。なんだろう。
  • パワー・クエスチョン 空気を一変させ、相手を動かす質問の技術
    数々の場面で使える質問が豊富に、筆者の経験したその場面とともに描かれている。

    自分にも思い当たる場面がいくつもあり、そういうことが質問できれば、もっとその人の深いところまで知ることができたのではないかと思うと、今後の姿勢を見直したいと感じた。

    また、この本を読むことは筆者から同様に自分への問いか...続きを読む
  • パワー・クエスチョン 空気を一変させ、相手を動かす質問の技術
    アメリカのコンサルタントが様々なシーンで効果的な質問の例を34挙げている。ストーリーとして面白く読めるが、日本語にして日本人相手に使うのはちょっと違うかな、というものもありますね。
  • パワー・クエスチョン 空気を一変させ、相手を動かす質問の技術
    相手との関係を劇的に改善、飛躍させることになったパワークエッションを
    そのストリート共に紹介している。エピソードと一緒に語られるため、どういう場面で使えばいいか応用が利くため重宝する。
  • パワー・クエスチョン 空気を一変させ、相手を動かす質問の技術
    訊くことは相手を引き出すこと。産婆術がそう。教師や上司、講師やコンサルタントから言われたことをそのままやるのは訓練。教育(education)は動詞educeが意味するように引き出すこと。相手のことを引き出すパワークエスチョンを使って、より良いコミュニケーションを。
  • パワー・クエスチョン 空気を一変させ、相手を動かす質問の技術
    質問で会話を制するという感じでしょうか。質問を質問で返すのはどうかとも思いますが,本質的な質問で焦点を合わせるというのは有効な方法でしょう。「今日は特別の日」は実行しようと思いました。
  • パワー・クエスチョン 空気を一変させ、相手を動かす質問の技術
    実用的な良い質問が多い。本に書いてある通り、妻に「あなたの夢は何ですか?」と聞いたら、まさに本に書いてある通りのリアクションが来た。
  • パワー・クエスチョン 空気を一変させ、相手を動かす質問の技術
    即効性は素晴らしいが、著者のなんともアメリカンな思考回路に引っ掛かりを覚える。足元を見ず、収奪によって成り立つ成長、収益を最優先とする人々。そのルールによって成功した人が人間的に最も優れているという考え方。
    というわけで、ドライに使えるとこだけ拾う。

    製品を買う四条件
    ・解消すべき問題があるか
    ...続きを読む
  • パワー・クエスチョン 空気を一変させ、相手を動かす質問の技術
    仕事の成果も、人生も、質問で決まる。あなたはどれほど「パワー•クエスチョン」を放っているか? さまざまな事例から、質問の大切さを説く。

    「質問が大切だ」という主張は賛成。ただ、いかにも翻訳本っぽい、細切れのエピソードを集めた編集は反対。事例があるとわかりやすい、というのはわかるけれど、結局理解が深...続きを読む
  • パワー・クエスチョン 空気を一変させ、相手を動かす質問の技術
    「いい質問は安易な答えに勝る」が今作のテーマ。
    冒頭のあるCEOの発言が、質問の重要性を端的にまとめている。

    「コンサルタントにしろ、銀行家にしろ、弁護士にしろ、どういう質問をするか、
    そして、こちらの話にどれだけ熱心に耳を傾けるかで、その人間の経験と
    洞察力がわかる」(P7)

    こうした観点から...続きを読む
  • パワー・クエスチョン 空気を一変させ、相手を動かす質問の技術
    人を変える、動かす、伸ばす、という何かを伝えて行動まで結びつけるためには、レクチャーをするのではなく、問いを投げかけ、考えさせることでしか効果は薄い。
    この考え方はよくわかる。しかし、そこには、問いを投げかける側の人間と投げかけられる側の人間の関係性が重要なファクターとなると実感している。
    下の人間...続きを読む
  • パワー・クエスチョン 空気を一変させ、相手を動かす質問の技術
    パワー・クエスチョンの実例が
    うまく行き過ぎている印象を受けるが,
    全体としては良書だと思う。

    よく言えば,具体例が豊富とも言える。
    悪く言えば,くどい。

    問題に対する多角的な視点を持っている人ならば,
    自然とパワー・クエスチョンができるのではないか?
    そういう人には,本書は不要であろう。

    ...続きを読む