白石康次郎のレビュー一覧
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将棋の羽生さんと海洋冒険家の白石さんの対談。2010年。一見共通点のなさそうな二人の対談。一流の人はお互いに通ずるものがあるようだ。
二人とも小さな頃に興味を持ったことをずっと続けて、気がついたら今の位置にいた、らしい。外野の音を気にせずに興味のあるものに傾いていくと、そして、ある種の運が舞い込んできたときにそれをタイミングよくつかめると、道を究めるような一流の人間になれるようだ。本書の中では風、もしくは、風向きと表現していた。納得できるポイント。
また、本書の中で印象的だったのは、将来の自分の夢、期待するものとして、羽生さんが言った内容。夢を描いてそれを成し遂げる自分も良いが、予想できる -
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帯のことば、三手先を読む。三日先を予想しないに惹かれて古本屋で購入。なぜか白石さんのサイン入り。
ヨットで世界一周する冒険家と羽生との対談。
将棋に対する羽生はなんでもやる(先方を決めない)あまりこだわりは無いと融通無碍。
一方のヨットの白石は野生の勘とエンジニアとしての冷静な判断という両立が求められる世界にいる。
ヨットレースと言うのは1億くらいの金が簡単にかかるのに世界的な大会の優勝賞金が400万円とかとても普通の人には行けない世界。
白石もようやく世界の入り口に日本人として初めてたったばかりで、乗るのは中古艇で壊さないように完走する所から。
早く走るのは簡単だが無理をすると艇が壊れて -
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「極限状態を経験した人がどのように世界を見ているのか」ということに、興味があります。
以前、修験道の世界で大変な荒行を達成した著者による『大峯千日回峰行』という本を読み、その一端に触れたことがあります。
今回は、ヨットでの単独無寄港世界一周を達成し、その当時の世界最年少記録を塗り替えた、ヨットマンによる一冊です。
夢を叶えるためにはどうしたら良いか、危機にはどのように備え、対応したら良いか・・・等々について、語りかけるような文章で綴っています。
特に力を入れて書かれているのが、事前準備や応援してくれる人にめぐりあう経緯についての部分でした。
多額の資金が必要なヨットレースに出場するには、多くの -
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七冠独占など、次々と偉業を成し遂げる名棋士、羽生善治氏と、単独世界一周ヨットレース「5 OCEANS」クラスⅠに日本人初出場ながら2位という快挙を成し遂げた海洋冒険家、白石康次郎氏による人生の切り開き方について語った対談集。
家族、夢、現代社会や勝負哲学など、様々に話は展開され、全く異なる世界でトップに君臨する2人の生き方に触れることができる。
タイトルに「常識にとらわれない問題解決のヒント」とあるので、ビジネス書的な位置づけになる書籍だと思われるので、その趣旨とはかけ離れたことではあるが、白石氏の資金調達の苦労話が大変興味深いもので、白石氏のヨットにかける熱意を感じることができた。 -
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メモ
得意なところを伸ばせ
夢にランクはつけるな
連敗中の相手ほど侮るべからず。
真剣勝負は見切りの感覚が大切
たくさん球種を持つタイプ
いま持っている力は温存せずに早く使う
純粋に一生懸命夢を語る
主導権を握るには序盤から積極的に行く。
定石は崩ない
運を引き寄せる準備をする。
相手に手を渡す。
相手の出方を見る。
「後の先」
時間の制約の中に自分を追い込む
3手先まで考える
リスクマネージメント
石橋は叩いていたら流れをつかめない
リスクはわかって分散させる
豪速球の谷川
変化球の羽生
165P
長い目で見たとき遅くても一般道でいった方が順調に行け