あらすじ
「海のパリダカ」をはじめ、外国人のなかで激しいレースを果敢にたたかい、「単独無寄港世界一周」を3度実現している著者。 その「海洋冒険家」から贈られる、元気がでるメッセージ。 「迷ったらやめる選択肢もある。チャンスは必ず来る」 「肉体と精神を鍛えて常に準備を怠らないこと」「やらないほうがいい場合もある」 海洋冒険家として幾多の困難を乗り越えてきた著者が、海のうえだけでなく、世間の荒波のなかでどうしたら生き残れるかの判断力、己に打ち勝つ精神筋力の鍛え方を平易に語る。 羽生善治氏(棋士)はじめ、中嶋朋子氏(女優)、安部修仁氏(吉野家ホールディングス社長)、田中真弓氏(声優)ほか、男女を問わず幅広い世代の人たちから支持される著者の生き方、考え方が本書によって明らかになる。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
筑波大学授業 勇者の鼓動にて浪漫の虎賞として本人から頂きました。
仙人のような方で、話がうまいのはもちろん、魅力が体中からあふれ出る白石さん。名言製造機である白石さんらしい一冊なのかな、とも思いました。
本にはありませんが、白石さんの発言としてもっとも印象的なのは、
「○○になりたい、と思っている人は大人になった時もちゃんと○○になりたいと思っている大人になれる」という言葉。世界一周する!ときめて世界一周した白石さんらしい一言だと思います。
それにしてもアンパンマンのマーチはいい歌詞だ。
Posted by ブクログ
「極限状態を経験した人がどのように世界を見ているのか」ということに、興味があります。
以前、修験道の世界で大変な荒行を達成した著者による『大峯千日回峰行』という本を読み、その一端に触れたことがあります。
今回は、ヨットでの単独無寄港世界一周を達成し、その当時の世界最年少記録を塗り替えた、ヨットマンによる一冊です。
夢を叶えるためにはどうしたら良いか、危機にはどのように備え、対応したら良いか・・・等々について、語りかけるような文章で綴っています。
特に力を入れて書かれているのが、事前準備や応援してくれる人にめぐりあう経緯についての部分でした。
多額の資金が必要なヨットレースに出場するには、多くの人の応援を受ける必要がある、その経験を通じて学んだことが、数多くの「名言」を交えながら書かれています。
やはり、大きなことを成し遂げようと思ったら、人に協力してもらえる人格を備えないといけないのだなと、改めて感じました。
そして、「師匠」と呼べる人に教えを請うということの大切さについても、再認識しました。
レース中に感じていたことをもっと読んでみたいとも思いましたが、他の著作もあるようなので、そちらに書かれているのかもしれませんね。
どんな状況でも前向きにとらえて行動に移す・・・元気をもらえる一冊でした。