松本隆のレビュー一覧

  • 書きかけの… ことばの岸辺で

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    作詞家の大御所。

    木綿のハンカチーフ 太田裕美  (作詞家専門になってで最初の大ヒット)
    赤いスイトピー   松田聖子
    君は天然色     大瀧詠一
    卒業        斉藤由貴
    夏色の思い出    チューリップ(作詞家デビュー曲)

    これラは彼の作品のほんのごく一部。
    彼の作った詞でそらんじて歌える歌は多い。

    実はそんなに期待しないで読み始めた本だったが、
    エピソードに彼が手掛けた歌が、時にその歌詞が出てくると、
    はまった。
    1949年生まれということは私よりちょうど一回り上。
    慶應中等部からの大先輩でもある。
    そんな彼が作った作品に、私の青春はまるかぶりだ。

    音楽の好みは一般的に10代(特に13〜16歳)の多感な時期に聴いた楽曲に
    生涯を通じて大きな影響を受けると言われている

    が、まさにその頃、松本隆の歌詞が私に降り注いでいた。
    あ、松田聖子は大学にはいってからだけど、、、

    なので本を読みながら、頭の中には彼の歌詞が曲とともに頭の中で駆け巡った。
    ♪いちご畑で私を、捕まえて、いいの
    なんて。

    太田裕美の「木綿のハンカチーフ」と斉藤由貴の「卒業」の
    関係については触れてなかったな。
    あれを知ったときは鳥肌が立ったけど。

    彼の詞をオリジナル、カバーでコンサートした「風街オデッセイ」
    WOWOWでやってたのに観なかったな。
    これ読んでたら観たくなった。

    1章 2017年(詞のかけら、心の中で熟成;シューベルトの世界を訳す ほか)
    2章 2022年(武道館に渦が見えた;時間の流れごと味わう ほか)
    3章 2023年(後ろ姿を見続けた歌姫;天才たちの共通点 ほか)
    4章 2024年(ぼくのしあわせ;メトロノーム通りには叩けない ほか)
    5章 2025年(ぞろ目の55周年;南仏の港町 何かが、ぷつっと ほか)

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    2026年02月17日
  • 書きかけの… ことばの岸辺で

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    作詞家•松本隆のエッセイ。2017年に朝日新聞夕刊に載ったものと、2022〜2025年8月2日までの朝日新聞日曜版に載ったものをまとめた一冊。作詞活動55周年記念公演に合わせて出版されたものだろう。

    “はっぴいえんど”のドラマーとして作詞を担当した時代から、松田聖子の一連のヒット曲を世に送り出した時代も含めて、今の松本隆が現在進行形で語られている。所々に“詩人”としての矜持が顔を出していて興味深い。

    【余談】
    個人的には、松本隆の本当の“凄さ”に気付いたのは、ようやく1990年頃になってからだった。
    自分がリアルタイムで聴いてきた
    太田裕美 と、
    岩崎宏美 (偶然だがどちらもヒロミ)のシングル曲を、CDで発売順に聴き返してみて初めて気付いた。
    “両者とも作曲者は全て同じなのだ!”
    だが、受ける印象が違う。全然違う。極端に言えば、太田裕美の曲は、本人が“今”唄っても、さほど違和感を感じない。
    だが、岩崎宏美のデビュー当時の曲は、年齢を重ねた女性歌手が唄うのはやはり無理がある。あまりにもアイドル然としていて、“十代の女の子のナマの感情”がストレートに語られた歌詞だから。(作詞は全て阿久悠)

    全ての曲が筒美京平の手によるものである事は更に驚異的だが、両者の違いが“作詞家”の視点が生む方向性による違いだという事に初めて気付いた瞬間だった。
    同様の事は松田聖子の諸作品にも言える。
    “今”でも唄えるのだ。

    言葉に普遍性を持たせる魔法。その魔法を使う魔法使いのことを人は“詩人”と呼ぶのだ。

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    2025年12月14日
  • 書きかけの… ことばの岸辺で

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    『風街ぽえてぃっく』の初日、開演前に会場(東京国際フォーラム)で購入。
    コンサート、2日とも良かった。
    それが重なる読みやすいエッセイ。

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    2025年11月13日
  • にほんごCafe 韓国語から見えてくる日本語~韓流日本語鍛錬法~〈デジタル版〉

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    歴史的背景、植民地下で日本がもたらした漢字が使われていた。
    しかし独立と共に漢字は廃止となった。
    廃止となっても、ハングル文字に変わった漢字の音、共有漢字があったりと日本の影響は切り離せないようです。

    一度読むだけでは理解が追いつかず、やや難しい内容でした。
    繰り返し読んで韓国語と日本語の対比を理解したいと思います。

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    2023年10月01日
  • 小説 微熱少年

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    ネタバレ

    家族の誰かが買った古い本が出てきて読んでみた。
    立東舎ではなく新潮文庫だったかと思う。

    ナイーブさとタフさとが同居した青春小説。たぶん70年代ぐらいにしか出せなかった空気感ではないかと思う。
    文体は適度に軽くて読みやすく、ところどころに詩的な表現が登場してなかなかにいい感じ。

    16歳でバンド組んで、大人のバンドとセッションして、ビールを飲んで、レイプされている女の子を助けて、仲間の一人はミュージシャンとしてプロデビューして、自分で車を運転して跳ね上げ橋を飛び越えてなんて今の時代にはとても想像できない。自伝的な小説らしいので、当時としてはある程度のリアリティがあるのだろうか。
    タフなのはちょっと苦手だけれど、当時の若者と現代の若者とどちらに憧れるかと言われたら前者かなあ。

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    2022年04月22日
  • にほんごCafe 韓国語から見えてくる日本語~韓流日本語鍛錬法~〈デジタル版〉

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    韓国語を学習中なので読むのは面白かった。言語だけでなく、歴史と文化の解説があり役に立つ。韓国語を勉強すると日本語の姿が見えてくるという。同祖ではないけれども、世界中で一番似ている言葉同士だから。

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    2019年12月23日
  • 松本隆対談集 風待茶房 1971-2004

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    川勝正幸さん編集なので星ひとつ、おまけ。松田聖子もここまで豪華メンバーなら対談して欲しかった気もする。

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    2019年02月27日
  • 小説 微熱少年

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    松本隆の詞の世界が大好きなので、これも一つのおとぎ話として楽しめた。
    この主人公も男の子らしくて好感が持てた。ナイーブで、引っ込み思案。そのくせムキになって危なっかしい事をやってしまう怖いもの知らずな所がある。
    若いな…と微笑ましく思う。

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    2016年07月26日
  • 書きかけの… ことばの岸辺で

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    書名に引き摺られ、ご本人が書いているエッセイだと思って読みすすみつつ何か変だなと思っていたら、「あとがきに代えて」(pp222-230)で朝日新聞記者の藤崎昭子さんによる聞き書きだということがわかった。それを知ったうえで読みたかったなあ。お金とか流行とか関係なく好きなことをやる、あとは運次第、という考え方が一貫して述べられている。

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    2026年07月06日
  • 書きかけの… ことばの岸辺で

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    阿久悠さんと松本隆さんの曲で育った。大げさじゃなく。ピンクレディーも聖子ちゃんも好きだったから、必然的にそうなるよね。大きくなってから、この歌いいな、作詞誰?って調べると阿久悠さんや松本隆さんだったりってのが多い。
    作詞した曲のエピソードが書いてあったり、なかなか面白かった。

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    2026年06月25日