姉小路祐のレビュー一覧

  • 再雇用警察官 いぶし銀

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    一所懸命生きて、人生を重ねる。それは尊くも虚しいものなのか。定年後、雇用延長警察官としてもうひと踏ん張りする安治川信繁は、自分の境遇に照らし合わせて、そんな感慨に浸っていた。歳の離れた若い婚約者が失踪した―高校時代の先輩の依頼。結婚詐欺を疑った安治川だったが、思いもよらぬ連続殺人事件へと発展。鉄壁のアリバイを崩しにかかる安治川。背景に浮かぶ人生の悲哀…。

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    2020年11月23日
  • 影のクロス 監察特任刑事

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    作者の警察小説嫌いじゃない。だけど、すっとのみこめない。ざらっとした違和感が残る。安東さんも同様。お二方ともテーマや内容は好きなんだけど文章がすっと入らない。

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    2020年06月03日
  • 署長刑事 大阪中央署人情捜査録

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    姉小路祐の初読み。
    その日はどうしても、『古書店の「100円コーナー」から1冊を選ぼう』という気分で・・たまたまタイトルが気になり(見覚えあり)、あらすじを読んだら面白そうな設定だったもんで、即購入。

    警察機構への筆者の持論(特にキャリア制度についてのあれこれ…疑問やら矛盾やら問題点やら…)を疲労するために編まれた物語、というのが、率直な感想。

    また、「ちょっと、出来すぎなんじゃ?」という展開もいくつかありはしたものの、、、

    主人公のキャラに親しみが持てたのと、作者の主張にも共感できる部分が多かったのとで、ちゃんと楽しく読み進められた。

    ただ……最後の方の政治的な四つ巴なんたらかんたら

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    2019年11月29日
  • 太閤下水~東大阪署封印ファイル~

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    少年係から生活安全課へと異動してきた巡査長・一ノ瀬清志は、闇カジノ摘発の現場で痛恨の失敗をしでかし、相棒が撃たれてしまう!そのミスを免罪する代わりにと、上司から強要されたある特殊な任務。そこには、大阪府警上層部のひと握りしか知らない機密が隠されていた―。二重三重に張り巡らされた罠に立ち向かう

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    2019年09月19日
  • 殺意の架け橋~出口の裁判官 岬剣一郎~

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    受刑者の仮出所を決める更生保護委員会。岬剣一郎は、北陸地方の委員長の任に就いた。その初仕事は、著名な九谷焼の陶芸家だった父を毒殺した罪で服役していた野々山藍の案件だ。無罪を主張し続ける彼女は、出所後、自らの潔白を証明するため動き始める。数々の状況証拠と恋人の証言。その犯行は覆しようのない事実に見えたのだが…。

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    2019年07月07日
  • 署長刑事 徹底抗戦

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    o女史オススメ本。署長刑事の4作め。
    若いやり手富豪の社長と若い人気のある美人芸能人のカップルとか、いわゆるハゲタカで出てきたようなひどいほうの金融ファンドとか、話題になったことが盛り込まれた感じ。
    また、検察や警察上層部の派閥争いに起因する問題など、所轄署ではどうにもなりそうもないことで幕引きされそうな事件に取り組んでいく古今堂たち。
    ちょっと納得いかないようなことが盛りだくさんだったけど、お父さんのことも少しわかったあたりは良かった。
    終盤の地道な捜査で事件が解明されていくところは楽しめました。

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    2019年06月08日
  • 署長刑事 指名手配

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    O女史オススメ本。署長刑事シリーズの第3弾。
    今回は管轄外の所轄で起こった事件のため難しそうだなぁというのが読み始めの感想。
    読み終わると様々な親子関係を元に書かれていたのが印象深いけど、あれ?なんで古今堂は戸籍なんか調べようと思ったんだっけ?とちょっと腑に落ちず。
    まあ、捜査では人間関係を徹底的に洗うということで良いのかな?
    それにしても毎度のことながら、キャリアや官僚、政治家など、お偉いさんが浅すぎる。
    もうちょっときちんと考えてくれる人はいないものか?
    あ、それが署長なのか。

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    2019年03月27日
  • 署長刑事 時効廃止

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    O女史おすすめ本。署長刑事の第二弾。
    もうね、見事に課長以上の役付きや他のキャリアと、署長や下っ端刑事を分けて描かれていて、上の方の人たちを嫌いになりそうです。
    事件のことについてはネタバレなのでご注意を。
    ※スマホからはネタバレ設定できない

    過去の話はどれも時効が成立してるなあと思って、やはり社会的地位とかの問題か?と思いきや、海外に行ってた期間ね。
    あ~、よく使われる方法なのに、今回はすっかり謎解きまで気づかなかった。
    香港に行ってたっていうところを、かなりさらっと読み流してしまった。迂闊。

    真相に辿り着くまで、地道な捜査は良いのだけど、若干ワクワク感が足りないのはなぜだろう?
    しばら

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    2019年03月16日
  • 署長刑事 大阪中央署人情捜査録

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    O女史おすすめ本。
    私が警察モノが好きだからというので、さらっと読めるわよと紹介していただいた。
    大阪を舞台に背の低い若すぎる赴任したばかりの署長が奮闘するお話。
    協力してくれるメンバーもぽっちゃりさん?がっしりさん?な庶務係の未成年婦警さんだったり、皆異動や昇任したがっていたりとなかなかユニーク。
    シリーズ一作目ということもあってか?ちょっと主要な話が始まるまでが長く感じた。
    そのわりに事件は唐突だったかなとも思う。
    この事件の背景にはそんなことがと、事実が後から出てくる感じか。
    とにかく出てくるキャリアの印象があまりよくない。
    現場の若手警察官と小さな署長さんが、このあとのシリーズではもっ

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    2019年03月09日
  • 見当たり捜査25時 大阪府警通天閣署分室

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    見当たり捜査とは、指名手配犯の顔写真を覚えて繁華街の雑踏に立ち、いつ現れるともわからぬ犯人を発見し逮捕することを任務とする。ウラやんこと浦石大輔は大阪府警捜査共助課通天閣署分室見当たり班に所属。“逃げ得は許さない”をモットーに、捜査に励んでいる。今回、熱海の老舗ホテルをめぐる殺人事件の被疑者を心斎橋筋で見事逮捕。しかし起訴後の裁判は意外な展開をみせる…。

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    2018年06月17日
  • 緊急発砲

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    深夜の警邏中、京都府警の警官二人は公園で格闘する二人の男を発見。「警察だ。やめろ」の声も空しく、一人が相手の背にナイフを刺す。威嚇射撃の後、警官は加害者を射殺した。その後、一命をとりとめた被害者は、何故か姿を消してしまう。府警本部は「発砲はやむを得ない措置」と発表するが、事態は収束しない。射殺された男は左翼の活動家で、その内妻が「権力の濫用」を訴えたのだ。

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    2018年06月17日
  • 仮面官僚 東京地検特捜部

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    国税庁に届いた一通の告発文書。絵画売買に絡む不動産会社の脱税容疑だ。マルサが動き特捜部が注目した。会社幹部がバブルの裏金で掴まされた20億円の襖絵には、政官財を結ぶ巧妙な罠が仕組まれていた。助教授から検事に転じた香車勇人が東京、京都祇園を繋ぐアリバイを崩し、金の流れを追い事件の核心に迫る。

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    2018年06月16日
  • 首相官邸占拠399分

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    情報源として接近した女を、自殺に追い込んでしまった警視庁公安部員。官僚同士の綱引きに巻き込まれ、無理な調査の挙げ句、退職を余儀なくされた公安・外事部門の捜査員。全てを組織に捧げ、裏切られた5人の男達が、強大な国家権力と官僚組織に対し、最後の賭けに出た!

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    2018年06月16日
  • 合併裏頭取

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    本当は殺されたのではないか。八年前銀行員だった父は、不正融資の責任をとり「自殺」したとされていたが、警視庁捜査二課の間宮千菜美は疑念を持ちはじめる。亡き父の同僚が謎の死を遂げた。大銀行の合併に奔走した父たちの死の真相はいったいどこにあるのか。

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    2018年06月16日
  • 汚職捜査 警視庁サンズイ別動班

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    新設された警視庁捜査二課機動捜査班長に元SPの本城が任命された。集められたメンバーは個性溢れる6人。最初のサンズイ(汚職)は単なる第三セクターを巡る事件と思われたが、思わぬ展開をみせる。捜査線上に、与党大物政治家の名が浮上してきたのだ。そこには意外な結末がー。

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    2018年06月16日
  • 密命副検事

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    “鵺のような存在”とも称される検察庁副検事ー。司法試験崩れで現職に就きながら、氷室鋭太は自らの仕事に誇りを持ち、いつか検事になる日を夢見ていた。突然最高検への異動を命じられた鋭太は、引き換えに「関空建設絡みの汚職を調査せよ」との密命を受ける。

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    2018年06月15日
  • 東京地検特捜部

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    香車勇人。大学助教授から特捜検事へ華麗なる転身を遂げた男。初仕事は、大学不正入試にまつわる事件だった。理事長派は巨額の負債を抱え、仕手集団との関係も疑われる。銀行、ノンバンク、政治家、フィクサー…裏金融の世界に暗躍する男達との対決が始まる。検察捜査の実態を余すところなく描く力作長編。

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    2018年06月14日
  • ダブル・トリック~出口の裁判官 岬剣一郎~

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    息を呑むほどの美貌と気品をもつ模範囚・浅尾夏香は、なぜ仮出所を頑なに拒むのだろうか?更生保護委員の岬剣一郎は、事件の再調査を始める。五年前、彼女は交際相手の母親を崖から突き落として殺害後、自首していた。母を殺されてなお夏香を想い続ける元恋人、強く反発するその妹…。数々の証言と証拠から岬が辿り着く、あまりにも残酷で哀しい真実とは?

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    2018年06月04日
  • セカンド・ジャッジ~出口の裁判官 岬剣一郎~

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    元警察官僚の岬剣一郎は、更生保護委員を務めることになった。受刑者の仮出所を決める、いわば「出口の裁判官」だ。最初に担当したのは、十八歳の時に殺人を犯し少年刑務所で服役する青年だった。岬が更生を信じた彼は、出所後間もなく行方をくらましてしまう。そして、青年がかつて殺害した男の知人が不審死を遂げた!またも彼の犯行なのか!?

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    2018年06月04日
  • 署長刑事 徹底抗戦

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    関西有数のファンド総帥・金倉盛一を、インサイダー疑惑で内偵中の大阪地検特捜部。摘発に向け、重要証人の警護にあたる古今堂だったが、目の前で証人の男は忽然と姿を消し、謎の死を遂げる。威信回復に焦る特捜部と、過失隠蔽を謀る府警に反旗を翻した古今堂は、一人真相究明の戦いに挑む。

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    2018年06月04日