姉小路祐のレビュー一覧

  • 署長刑事 指名手配

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    セレブ相手を謳って躍進するミナミの高級美容院の娘が、生徒会室で殺害される。指名手配されたのは、同校定時制の男子生徒だった。「殺したのは僕です」と自ら通報したあとも逃走を続ける少年の態度に疑問を拭えない古今堂航平は、刻一刻と身柄確保が迫る中、執念の捜査を開始する。

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    2018年06月04日
  • 署長刑事 時効廃止

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    「昔ついた嘘のバチがあたった」という言葉を残し、建設作業員が転落死した。天神祭のハイライト“船渡御”に沸く晩、今度は大阪城外堀で警備会社専務の死体が見つかる。十七年前のストーカー殺人との関連に気づいたベテラン刑事谷と古今堂は、時効廃止で動き出した新たな犯罪を追う。

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    2018年06月04日
  • 潜入捜査官 警視庁都民相談室 七曲風馬

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    都民の些細な悩みにも応える「警視庁都民相談室」。女子大生・千沙が持ち込んできたのは、怪しい就活セミナー塾への疑惑だった。裏口就職を斡旋していると噂されるその団体へ、両親が千沙の就職のために多額の金をつぎ込もうとしているらしい。元劇団俳優で新米警察官の七曲風馬は、アルバイトスタッフとしてセミナー塾へ潜入するも、なかなか組織の実態をつかめない。そんななか、塾の代表・伊賀が行方不明になってしまうー。

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    2018年06月01日
  • 偽装捜査官 警視庁都民相談室 七曲風馬

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    小劇団の人気俳優だった七曲風馬は、父親の病気をきっかけに、警察官になることを決意する。神楽坂署に配属されて3年目。突然の辞令により、東京都庁の地下に創設された「都民相談室」に異動となる。そこにはシングルマザーの浅川室長ほか、クセのある面子が揃っていた。七曲は、老人詐欺の疑いがもたれている投資会社を捜査することに。実態の見えない組織に対し、かつて所属した劇団の協力のもと、黒幕を追い詰めていくがー。

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    2018年06月01日
  • 監察特任刑事

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    税理士としての経験を買われ、京都府警に特別資格者枠で“中途採用”された戻橋京一郎。「監察官をさらに監察する」新設部署の係長に抜擢された戻橋は、着任早々、密告電話が入ったとの報告を受ける。それは、組織的な犯罪隠蔽の端緒に過ぎなかった。

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    2018年05月28日
  • 捜査不能 警視庁都民相談室 七曲風馬

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    東京都庁の地下に設置された“都民相談室”に勤務する七曲風馬は、元劇団俳優の新米警察官。役者仲間だった紅実から、リストラされた父親が佐藤という不審な男から怪しい会社への再就職を誘われていると相談を受ける。やがて、ある宗教法人の存在が浮上するが、錦糸町の高層マンションから佐藤が転落死してしまう…。七曲は自分がどこまで捜査に関わるべきか、縦社会の警察組織のなかで葛藤しながら事件を追っていくがー。

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    2018年05月27日
  • 署長刑事 指名手配

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    対照的なふたつの家族が描かれている。
    ずっと一緒に暮らし何不自由なく育てられた子供は、どこかで親の愛を求め、助けを求めていた。
    別々に暮らさなければならなかった子供は、ずっと親を慕い続けた。親もまた、愛する子供を忘れることはなかった。
    子供に無償の愛を注ぐのが当たり前、そんな親像はもう都市伝説なのだろうか?
    自分と子供の人生はけっして同じものではない。
    同じものではないけれど、たぶん子供の成長や幸せが組み込まれたうえでに親の人生があるような気がする。
    どんなときも絶対に自分の味方でいてくれる。
    そんな考え方は幻想ではないはずだ。
    古今堂のような刑事、ましてや署長は現実にはきっと存在しないだろう

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    2017年03月08日
  • 署長刑事 時効廃止

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    実際に署長自らが捜査にあたるようなことはたぶんないのだろう。
    逆に言えば、だからこそ思うように古今堂というキャラクターを動かせたのだと思う。
    現場100回、古今堂は事件現場で実際に検証し、事件を再検証していく。
    枝が茂る間をすり抜けてジャンプを試みたり、事件当時と変わらない廊下で犯人たちの動きを再現してみたりと、読んでいて状況がとてもわかりやすかった。
    警察官にとって正義とは何か?
    真っ向から勝負を挑む若き署長・古今堂の姿は、すっきりとした後味を残してくれた。

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    2017年03月08日
  • 署長刑事 大阪中央署人情捜査録

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    【所長刑事】シリーズの第二弾を先に読み終わっていたけど、こちらの方がテンポも良かった気がする。関西弁にそこまで馴染みはないけど特に読みにくくもなく、私の頭の中でちょこまか動く古今堂のキャラは人情にアツくてちょっと好きだな。

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    2016年05月30日
  • 偽装法廷

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    弁護士朝日岳之助のシリーズは初めて読む。かつて小林圭樹氏主演の2時間ドラマがあったっけ。

    正義派弁護士・朝日岳之助のもとを、房野麻紀子という女子大生が訪れた。母親である千枝の弁護依頼のためだ。千枝は、元愛人の男を殺したと自首したが、法廷で自供を覆し、無罪を主張。だがその公判で、傍聴席から犯人だと名乗り出たのは娘の麻紀子であった。その後の法廷で次々と覆る“真実”。母娘の目的は何か。朝日は真犯人をつかめるのか!?

    かつての作品をリニューアルしたらしい。とんでもない展開でリアリティはない。

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    2016年04月02日
  • 京女殺人法廷 裁判員制度元年

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    ネタバレ

    裁判員に選ばれたら守秘義務がある・補充裁判員には発言権は認められないとか、いきなり呼び出されて、いろいろ義務や制約を押しつけられるのは煩わしいし、「勝手なこと言うな!」とちょっと腹立たしい。はっきり言ってしまえば、まるで裁判ごっこしてるみたい。人を裁くなんて、法律家を目指していたり、それなりの覚悟のある人じゃないと難しいんじゃない?。中立にと言われても、訓練を積んでいないと感情が入ったりして判断を誤るんじゃない?というのが私の気持ち。

    とはいえ、裁判員制度に伴い、選ばれて半強制的に招集させられた裁判員たちの戸惑いや裁判員からみた裁判の様子は参考になった。

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    2016年03月24日
  • 推理作家製造学 入門編

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    推理作家を目指すためには…。

    推理作家でなくても言える事が多々書いてあるので
    作家を目指す人にはよろしいかと。
    どうすればいいのか、という事を知りたい人にも
    分かっていいのではないでしょうか?

    駄目になった原稿が3作。
    最後の一つは編集者さんの添削付きなので
    どんな状態で戻ってきたりするのかも分かります。
    そのため、3作目は少々読みにくいです。

    慌てて作家にならなくてもよい、というのが
    なんとなく心に響きました。
    何の職業にしても、焦りは禁物、です。
    その後もちゃんと視野にいれないと。

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    2016年03月12日
  • ダブル・トリック~出口の裁判官 岬剣一郎~

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    ネタバレ

    息を呑むほどの美貌と気品をもつ模範囚・浅尾夏香は、なぜ仮出所を頑なに拒むのだろうか?更生保護委員の岬剣一郎は、事件の再調査を始める。五年前、彼女は交際相手の母親を崖から突き落として殺害後、自首していた。母を殺されてなお夏香を想い続ける元恋人、強く反発するその妹…。数々の証言と証拠から岬が辿り着く、あまりにも残酷で哀しい真実とは?
    出口の裁判官・岬剣一郎シリーズ第二作。リアリティを求めない方がよさそう。著者の未読作品を追うのはいったん終わりにすることにした。

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    2015年02月08日
  • セカンド・ジャッジ~出口の裁判官 岬剣一郎~

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    ネタバレ

    元警察官僚の岬剣一郎は、更生保護委員を務めることになった。受刑者の仮出所を決める、いわば「出口の裁判官」だ。最初に担当したのは、十八歳の時に殺人を犯し少年刑務所で服役する青年だった。岬が更生を信じた彼は、出所後間もなく行方をくらましてしまう。そして、青年がかつて殺害した男の知人が不審死を遂げた!またも彼の犯行なのか!?待望の新シリーズ!  というのがあらすじ。
    着眼点はよい。残念ながらすっきりしない結末。

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    2015年02月07日
  • 潜入捜査官 警視庁都民相談室 七曲風馬

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    「警視庁都民相談室」シリーズ第2作。
    都民の些細な悩みにも応える「警視庁都民相談室」。女子大生・千沙が持ち込んできたのは、怪しい就活セミナー塾への疑惑だった。裏口就職を斡旋していると噂されるその団体へ、両親が千沙の就職のために多額の金をつぎ込もうとしているらしい。元劇団俳優で新米警察官の七曲風馬は、アルバイトスタッフとしてセミナー塾へ潜入するも、なかなか組織の実態をつかめない。そんななか、塾の代表・伊賀が行方不明になってしまう―。 というのがあらすじの引用。
    ひねり過ぎ。

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    2017年11月06日
  • 緊急発砲

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    公園で、巡回警邏中の警官が格闘中の二人の男を発見。一人の男がもう一人の男の背中にナイフを突き立てた。警官は彼に発砲し、死亡。刺された男はそのまま逃走。だが、「付審判」制度で意外な真相が暴かれ…。

    これは法廷もの。コンパクトだが、なかなか読ませる。

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    2015年01月31日
  • 見当たり捜査25時 大阪府警通天閣署分室

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    見当たり捜査とは、指名手配犯の顔写真を覚えて繁華街の雑踏に立ち、いつ現れるともわからぬ犯人を発見し逮捕することを任務とする。ウラやんこと浦石大輔は大阪府警捜査共助課通天閣署分室見当たり班に所属。“逃げ得は許さない”をモットーに、捜査に励んでいる。今回、熱海の老舗ホテルをめぐる殺人事件の被疑者を心斎橋筋で見事逮捕。しかし起訴後の裁判は意外な展開をみせる…。

    警察小説と法廷ものの合体版。作りこみ過ぎか。

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    2015年01月31日
  • 署長刑事 徹底抗戦

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    シリーズ第四作にしておそらく最終作。
    大阪地検特捜部が追っていた重要参考人が失踪し、謎の死を遂げる。警備にあたっていた中央署長古今堂は、府警の捜査方針に抵抗し、捜査を始めるのだが。

    難攻不落の相手だけに、読み応えがありました。

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    2015年01月28日
  • 署長刑事 大阪中央署人情捜査録

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    久しぶりに著者の本を手に取ってみた。「刑事長」とか過去のシリーズもそういえば読んだっけ。大阪府警中央署を舞台にキャリア署長が捜査を進めるシリーズ一作目。「こんなことがきっかけ?」という点もあるが、まずまずの滑り出し。

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    2015年01月19日
  • 偽装捜査官 警視庁都民相談室 七曲風馬

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    警察官に転職した小劇団の人気俳優・七曲風馬を主人公にした警察小説。都民相談室という東京都庁の地下に創設された一癖も二癖もあるメンバの吹き溜まりに異動した風馬は…

    設定は面白いのに少しもったいないストーリーの作品だった。

    文庫書き下ろし。

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    2014年07月30日