姉小路祐のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
対照的なふたつの家族が描かれている。
ずっと一緒に暮らし何不自由なく育てられた子供は、どこかで親の愛を求め、助けを求めていた。
別々に暮らさなければならなかった子供は、ずっと親を慕い続けた。親もまた、愛する子供を忘れることはなかった。
子供に無償の愛を注ぐのが当たり前、そんな親像はもう都市伝説なのだろうか?
自分と子供の人生はけっして同じものではない。
同じものではないけれど、たぶん子供の成長や幸せが組み込まれたうえでに親の人生があるような気がする。
どんなときも絶対に自分の味方でいてくれる。
そんな考え方は幻想ではないはずだ。
古今堂のような刑事、ましてや署長は現実にはきっと存在しないだろう -
Posted by ブクログ
ネタバレ裁判員に選ばれたら守秘義務がある・補充裁判員には発言権は認められないとか、いきなり呼び出されて、いろいろ義務や制約を押しつけられるのは煩わしいし、「勝手なこと言うな!」とちょっと腹立たしい。はっきり言ってしまえば、まるで裁判ごっこしてるみたい。人を裁くなんて、法律家を目指していたり、それなりの覚悟のある人じゃないと難しいんじゃない?。中立にと言われても、訓練を積んでいないと感情が入ったりして判断を誤るんじゃない?というのが私の気持ち。
とはいえ、裁判員制度に伴い、選ばれて半強制的に招集させられた裁判員たちの戸惑いや裁判員からみた裁判の様子は参考になった。